2014年6月18日水曜日

Book (May 2014)


5月は白石一文氏の小説を片っ端から読みました。
もともと興味あったんですけど、
なかなかタイミングなくて、GWで帰省しているときに
昼間ヒマで古本屋で買ったのをきっかけにアクセルかかり、
4冊一気に読み切ってしまいました。。。
「この世の全部を敵に回して」だけが少し異色で、
タイトル通りダークサイド強めでした。
残りの作品は共通するテーマとして、
喪失の先に見える大切なものっていう印象です。
はっきり言って上記作品の多くは
過去もしくは現在進行形でサラリーマンとして、
イケイケな人が主人公なので、嫌いな人は嫌いかもしれませんw
ただそんな人が様々な経験を通じて、
金、地位、名誉以外のなにかを求める姿が好きだなと。
気になる方は「一瞬の光」からどうぞ。


この世界の女たち アン・ビーティ短篇傑作選

山内マリコさんの帯コメ見て拝読。
確かにどこか寂しさや突き放した人生観を、
感じる作品が多かったと思います。
主人公は30〜40の女性(既婚者)が多かったので、
歳を取ってから読み直したいところです。



タイトルだけ見ると賢そうな本ですが、映画レビュー本です。
6作の映画作品(主にSF)を通じて、
現代の監視が強化されている状態や
個人データの取り扱い等に関する見解が説かれています。
監視とか個人情報は権力の手に渡り、
悪用された場合を念頭におくと悪しきものなんだけど、
一方でその利便性、安全性の側面もあって…
という微妙なトピックを近未来SFを通じて、
語られているのが興味深いです。(ちなみに筆者は否定派)
映画の内容がキッチリ説明されているので、
ネタバレにうるさい人は一通り見てから読むと良いと思います。
(最近のネタバレへの過度な反応にも釘刺してましたw)

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