2013年11月9日土曜日

セブン・サイコパス





水道橋博士が押していたので見ました。
なんたるオモシロさ!という感じでした。
メタ映画として完成度の高い脚本と理不尽な暴力!

主人公はコリン・ファース演じる脚本家。
彼は新しい脚本のアイデアが浮かばず、酒に溺れている。
そこでサイコパス(シリアスキラー)の記事を新聞で見て、
7人のサイコパスを主人公として脚本を書き始めて、
その「映画」ができるまでの映画。
冒頭はタランティーノっぽくて、
男2人の駄話から始まるんですけど、いきなりぶっとんだ展開になる。
この時点でサムアップ!
とにかく7人出てくるサイコパス1人1人の仕込みがオモシロ過ぎる。
一番好きだったのは主人公の友人と共に犬nappingで儲けてたおじいさん。
病院の待合室で、明らかになるんだけど、このシーンは超怖い。
あとは夫婦のサイコパスね。あのゾディアックまで出てくる訳ですが、
サイコパスを殺すサイコパス。
これの回収の仕方も最後の最後で、
メタ映画ということを強く意識させられました。
北野映画(その男、凶暴につき)を主人公2人が見ている
映画館のシーンがあることから分かるように
この映画には予定調和の暴力は存在しない。
そして、さらにオモシロいのが「映画」の映画という点。
このメタ視点があるから、一般的なサスペンス映画と違う。
車でギャングから逃げているシーンは声上げて笑ってしまったw
平和に解決するだなんて、クソつまんねーよ!って言ってた
主人公の友人がエンディングを変えていくのは超痛快。
前情報入れずに見て、このオモシロさを共有して欲しい!

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