2013年11月4日月曜日

アバター



何回かDVDで見ようと思ってたんですが、
2Dで見てもオモシロくないという話を
方々から聞いてて、ずっとそのままでした。
そして、信頼のユナイテッドとしまえんで IMAXリバイバルが
開催されていることを知り、見ました。
ジェームズ・キャメロンの作品で見たことあるのは
タイタニックくらいでしたが、本作は予想以上にオモシロかった!
紋切り型ではあるけど、色々考えさせられました。

ある惑星で資源を巡って、原住民と人間が対立する話。
原住民と人間のDNAをかけ合わせたものが「アバター」で、
それに神経を通じてシンクロすることで同化するシステム。
マトリックスの現実社会版とでも言いましょうか。
主人公は人間としては脊損で、下半身が動かない。
でも、アバターになれば、それとは関係なく動ける。
機械自体も閉鎖系だし、この主人公の境遇もあいまって、
冒頭のところでの解放感は素晴らしい。
彼の任務は先住民の中に入り込み、
彼らの特徴や欲しがっているものなどを偵察すること。
最初はスパイとして働いてるんですが、
徐々に彼らの生活になじんでいき、
人間のやり方に疑問を抱き始める。
そんな中で人間たちは強行突破で、
先住民の住んでいるところを攻撃してしまい、
彼らと人間のバトルが激化していくという話。

なによりも3Dで見ることを前提に作られた映像ということもあり、
映像に関してはエゲツナイ完成度。
自然があまりに美しすぎる…CGに見えない。。
前半で主人公が先住民の一員となるための
ギミックの数々は息を呑みました。
この前半の美しさに魅了されるから、
後半でそれが人間の手で無惨にも破壊されるのは
本当に心が痛んだ。
これは現実社会でも起こっていることと思うと、
さらに辛くなりました。
資源を争って、人間同士が争うことは歴史の中でも
繰り返されてきた話な訳ですが、
最終的に武力での争いに収束するのは分かっているけど、
嫌だなぁと思いました。(対話で解決を試みようとしてるだけに)
やられたらやり返すアメリカマインドは悲劇しか産まないことは、
大人になればなるほど、よく分かるんだけどな〜

あとアバターという設定ね。ぶっ飛んだ話とも言えるけど、
ネットと現実って置き換えると、身近な話とも言える。
どっちも自分なんだけど、そのidentityに苦しむのはオモシロいし、
彼の最後の選択はちょっと恐かったです。。
終盤の話の展開が雑になりますが、
IMAXで見てるから、そこまでに気にならなかったかな?
3Dで見るべき作品!

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