2015年10月24日土曜日

マジック・マイクXXL



1作目をDVDで見て超楽しくて、
エンドロールのクレジットに
スティーブン・ソダバーグの名を見て
ビックリしたこと思い出しつつ、2作目を見てきました。
(本作はソダーバーグ監督ではないですが…)
男のストリッパー経つの話で、
USのHIPHOP、R&Bがかかりまくりで超楽しいし、
基本ウェーイ!なアメリカのコメディなんだけど、
たまにハッとするシーンもあってナイスなバランスの作品でした。
チャニング・テイタム主演のコメディといえば、
21ジャンプストリートがありますが、
本作とまとめて見ると色々楽しくなる気がします。
主人公はテイタム演じるマイク。
彼は前作の最後に家具職人になるという夢を叶え、
恋人もゲットして幸せを迎えていたんですが、
いずれも上手くいかず鳴かず飛ばず。
そんな中、前作でマコノヒーが演じていた
ダラスの訃報を聞きつけ仲間と久々に会い、
そこからマイアミのストリップ大会に仲間と
参加することになるものの…というお話。
いきなりマイクが海岸で物思いに耽るショットで
映画が始まって、この時点で良い映画な気配がするというか、
コメディ映画の始まり方じゃねー!
とツッコミたくなるし好きだわ〜と思いました。
ダラスの死は嘘で中国に渡ったという設定なんですが、
マコノヒーがいないのは片手落ちだなーと、
この時点では皆が思ったはずです。
しかし、本作ではその不在を逆に利用し、
過去との決別、自分の表現したいことを
ストレートに表現するというテーマで
物語を進めていくのは良かったなと思います。
本作はとにかく1つ1つのくだらないシーンが
本当にくだらないのが最高で、
劇場の皆が笑いまくりで素晴らしい雰囲気で
鑑賞できたことも良かったです。
マイクが仲間と再会したあと
自宅の作業場でSpotifyから
GenuwineのPonyが流れてきて踊りだすんですが、
マスクかぶってるとか、ヤスリをリズムに合わせるとか、
前フリからのー本気ダンス!
あとは皆でMollyキメてからの
コンビニでの誘惑ダンスシーンなんて爆笑必至!
Backstreet boysのI Want It That Wayで、
あんなにブチ上がるのは最初で最後かもしれません。。
(皆が外で盛り上がってるのが特に最高最高!)
またHIOPHOP好きに上がる展開と言えば、
Childish Gambinoことドナルド・グローバーが
出演している点でしょう!
女の子のパーソナルな情報に基づいた
ラップのフリースタイルや歌で女の子を
メロメロにしちゃうという展開はオモシロいし、
終盤までチーム内で一定の役割を果たす重要な役目です。
(車内でのネット時代の音楽の話は 
Bacause the Internetにかかってるのでしょうか?)
テイタムは主人公なので必然的に踊るシーンが多いんですが、
このダンススキルは何なんだ!というぐらいに
キレキレの踊りを披露していて、
男の僕から見ても純粋にショーとして楽しかったです。
ストリッパーというと恥ずかしいもの、下品なもの
として見られる方も多いかと思いますが、
男性エンターテイナーという字幕が示すように
本人たちは当然誇りを持っているし、
1つの表現として確立していることが
本作を見ればよく分かると思っています。
どんな曲を使うか、演出にするのか、
というクリエイティブ性のあるショーの準備段階を
描いていることからもビシビシ伝わってきます。
日本のヒップホップが置かれてる立場も
似たような状況だよなーとか考えさせられましたね。
ラストのダンス大会はとにかく見て欲しくて、
集大成としてこれ以上のものはない!
そして過去と決別し、ただ演じるのではなく、
自分の表現を獲得していくという意味でも
感慨深いし単純にアガりまくりでした!
そしてDJ KhaledのAll I Do Is Win
高らかに鳴り響き大団円を迎えてタイトルどーん!100点!
皆で笑いながら見るべき映画なので
是非劇場で見て欲しいです!

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