2015年10月3日土曜日

アントマン



新しいMARVELシリーズで、
なおかつ脚本がエドガー・ライトということで見てきました。
予告編を何度かみていたときから、
アントマンという設定は相当オモシロそーと思っていましたが、
その想像を遥か2超えた仕上がりで大満足!
MCUシリーズではGOG、アイアンマン1作目を
見たときぐらいにテンションブチ上がり。
ダークな雰囲気のアメコミ映画が多い中で、
本作は過去作のどれよりもコメディ色が強くて好きでした。
それはMARVELのロゴがスクリーンに登場するときの
音楽からビシバシ伝わってくる。
なおネタバレ全開なので、これから見る人はそっと閉じてね!

主人公はポール・ラッドが演じるスコットで、
彼は凄腕の電気技師かつ泥棒のムショ帰りの男です。
一方、様々なものを極小化できる技術を
兵器として悪用しようとするダレンに対して、
開発者のピム博士はスコットにアントマンの役割を担わせて、
悪の組織に立ち向かうというお話。
ピム博士の若かりし頃から映画は始まり、
スコットが出所する場面へ。
彼を迎えにくるのは家族ではなく、
ムショ仲間のマイケル・ペーニャ!
彼の本作でのトバし具合は、
エンド・オブ・ウォッチ以来で最高だったな〜
噂話をスコットに伝えるくだりが最初と最後であるんですが、
演出込みで大好きなシーンです。
ページャはこそ泥チームを組んでいるんですが、
なんとその中にラッパーのTIPが!
(T.Iから最近改名したばかりですね)
序盤の段階で好きな要素がてんこ盛り過ぎて、
顔がニヤニヤしまくりだったんですが、
ここから更に好きなものが
どんどん上乗せされていくんだからたまんないぜ!
タイトルにもあるようにアリみたいに小さくなるんですが、
小型化のギミックを使った話、演出が
逐一気が利いてるんですなぁ。
VFXがもたらす恩恵にひたすら感謝感謝してました。
日常空間がドラマチックな舞台となり、
クローズで見れば迫力のアクション。
でも引きで見れば単なる日常でしかないから、
そのギャップに笑えるんですよね。
アントマンは1人で戦う訳ではなく、兵隊アリを連れていて
最初はウジャウジャしてて全身痒い!と思ってましたが、
それぞれの特徴を生かしてアントマンとミッションを
こなしていく姿を見ていると
愛らしくなってくるんだから不思議なものです。
また主人公が仕事がなくて、それでも家族のことは愛していて、
というオレたちのOnce Again型なストーリーも好きだし、
彼が一生懸命練習する姿もギャグ込みで素晴らしかったと思います。
さらに極小化のリスクとして、あまりに小さくなると、
亜原子粒子になって量子の世界へ引きずり込まれる設定は
理系的に上がらざるを得ません。
ピム博士の奥さんのフリが効いて、
ラストの展開はグッとくるものになってました。
また劇中でアベンジャーズとの絡みが
ガッツリあるというのも見所だと思います。
ファルコンとのバトルになるんですが、
エンドロールの展開も含めると、
シビル・ウォーでキャプテンアメリカ側になりそうですね。
何よりもブチ上がり、笑ったのが終盤の敵ボスとのバトル。
ヘリを皮切りにスコットの娘の部屋まで。
ヘリでのスマホ演出はもっとベタなディスコとかだと
良かったなーとは思いました。
娘の部屋でのバトルは予告でも使われていますが、
さらに激しい内容でプラレールが地獄絵図と化す。
中でも爆笑したのがトーマスの巨大化のくだり。
シュールというか不気味というか、
それがしつこく何度も出てくるから、その度に笑ってました。
とにかくこんな多幸感ある映画は久々だったので、
小さいから…とか言って敬遠してる人はもったいない!
スクリーンでアントマンが暴れまくる姿を見て欲しいです!

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