帰省した際の映画飲みで話題に出たので見てきました。
韓国の時代劇もの見るのは初めてで少し不安でしたが、
超明快な勧善懲悪ものでめちゃ楽しかったです!
監督はユン・ジュンビンという人で、
悪いやつらの脚本を担当した人。
本作も悪いやつら同様、主演がハ・ジョンウなので、
このタッグは最強と言えるでしょう。
韓国版ジャンゴといっても差し支えなくて、
韓国映画は一体どこまでいくんだ!と興奮してました。
舞台は1800年代の朝鮮で官僚や一部の富豪が、
富を独占し民衆が苦しんでいる。
そんな状況を打破し民に富を取り戻すため、
義賊が富の再配分の機能を担っている。
ハ・ジョンウは屠畜人として働いているんですが、
ある金持ちに殺人をもちかけられる。
しかし、彼は実行できず、その失敗が原因で家族が皆殺しに。
自身も殺されそうになったところに、
義賊がやってきて彼も義賊の一員となり…という話。
冒頭からタイトルが出るまでに、
盗賊が官僚をボコボコにして、
食料を強奪するんですが、
メインキャラの立ち位置、特性や
時代背景の説明としてうまく機能しつつ、
それがかっこいいんだから言うことなし。
特に荒野の中を義賊が馬で走り抜けるシーンからの、
タイトルどーん!この時点で最高最高!
前半はハ・ジョンウが盗賊への仲間入りするまでと、
敵となる富豪の後継問題を描いていきます。
敵の中でも宿敵となるのがカン・ドンウォン。
鬼神のごとき強さを持ち容姿も淡麗。
しかし彼は妾子で弟が生まれたことにより、
父親の後を継げないというコンプレックスを抱えている。
ハ・ジョンウの家族が殺されたことから
2人の因縁がスタートしていきます。
とにかく、どのシーンもアクションのキレがハンパじゃなく、
これだけで映画館で見て良かったなと思います。
戦闘シーンに入る前のフリが好きで、
特に雪山で死んだフリしてからの襲撃は、
ハ・ジョンウのスキンヘッドおよび
横並びのショットがもうたまらん…!
悪いやつらのときも使ってたショットで、
分かってんな〜と興奮しまくりでした。
襲撃自体のギミックの部分もオモシロくて、
これなら勝てそう〜というリアリティが良かったです。
私怨を持ち込むなよ!のフリが、
二段仕掛けなのが上手いし、
カン・ドンウォンの殺陣が美しかったなぁ。
襲撃された官僚&富豪タッグは、
報復として盗賊の村へ攻撃を仕掛けます。
ここがねー本当に胸が痛くなるくらいの陰惨さ。。
久々に地獄絵図見たなーと思いました。
このシーンが辛いがゆえに、
ラストのカタルシスへと繋がっていく訳ですが…
あと全体的に音楽がエモーショナルで、
西部劇を思わせる感じが好きでしたね。
ラストのハ・ジョンウvsカン・ドンウォンは、
ハ・ジョンウの殴り込みでフォー!!となり、
竹やぶのバトルで息を呑み…
動と静のバランスが素晴らしかったと思います!
ハ・ジョンウを戦闘に馬を走らせ、
あらたな群盗が産まれて改めてタイトルどーん!
完全にサムアップ!
ここに書いたことはどうでもいいので、
とにかく見て欲しい!
0 件のコメント:
コメントを投稿