2015年2月24日火曜日

松ケ根乱射事件



山下敦弘監督作品。
今年中に彼のフィルモグラフィーを
全部見たいなーと思いつつ鑑賞しました。
順番でいうとリンダリンダリンダのあとになるんですが、
初期作品に近いオフビートなタッチが印象的でした。
地方都市閉塞ものとしてオモシロかったですね。
主人公は新井博文演じる警官で、
彼の周りでろくでもないことばかり起こるという話。
彼の双子の兄がひき逃げを起こしてしまい、
その轢き逃げしてしまった人にユスられたり。
父親が近所の理髪店の娘さんを妊娠させたり。
彼は家族の中で警官という職業もあいまって、
責任感が強く、家族を引き受ける存在な訳です。
でも物語が進むにつれて、少しずつおかしくなっていって、
それに耐えきれなくなる様が見所だと思います。
個人的には三浦友和のどうしようもない父親像が好きでした。
ロクデナシしか出てこないけれど、
人間ってこんなもんだよねという厭世観に浸るのも映画です。


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