2015年2月11日水曜日

ミュータント・タートルズ



カワバンガ!
意味は分からないけれど、言いたくなる言葉。
予告編で流れるJuicy J,Wiz Khalifa,Ty dolla $ignによる、
Shell Shockedというテーマソングでガン上がりしていたので、
期待してIMAX 3Dで見てきました。
オーソドックスなアメコミ映画という印象で、
IMAXで見たからまだ楽しめたけど、
これ2Dで見たら結構残念な仕上がりかも。
アメイジング・スパイダーマンを
見たときの気持ちに近かったです。
3Dを前提として話をシンプルにしたのかもしれないけど、
ノイズになるくらい話が破綻している部分が多いので、
なんだかなぁって感じでした。
話自体は超単純でFOOT CLANという悪党軍団から
NYをタートルズが守るという勧善懲悪物語。
アニメーションによる状況説明から始まるんですが、
Shell ShockedのPVみたいな感じで、
とてもカッコよくてアガる〜と思いながら、
ヒロインの女性アナウンサーを中心に
話が展開していきます。
酷い世界が始まった!みたいなアニメによる紹介なのに、
いざ現実へ移ると、ピーカンの青空なのが気になりました。
「えっ、全然平和ですやん」というね。
タートルズの登場まで結構時間をかけるから、
さぞかし派手な登場なんやろなーと思いきや、
屋上でわりとなし崩しに登場する。
ファニーキャラクターなので、オフビートなのもいいけど、
人数も多いんだし、歌舞伎の見栄ばりにドーン!
っていう登場シーンが見たかったです。
タートルズはNINJYAなので日本描写が多いし、
一部は日本語のまま。(HOGOSYAは笑った)
HASHIという修行のくだりがあるんだけど、
あれは一体何だったのか日本人の僕にも分からない。
さらに大ボスはシュレッダーという全身刀の敵なんですが、
日本人っていう設定で劇中で日本語を話していました。
キャラクター造形の点でいうと、
タートルズの強い亀感は見てるうちに慣れてくるけど、
Splinter Senseiのげっ歯類感がどうしても生理的に無理…
アニメ版だともっと狼系なのに、
なんでこんなにげっ歯類なんだよ!と悲しくなりました。
(IMDb読んでたら三船敏郎の顔をベースにしているって
書いていてひっくり返った→リンク
あとシュレッダーも色々キャラ入れすぎて、
結局何なのかよく分からないまま。
アクションについてはIMAXで見たので満足。
とくに雪山でのカーチェイス&ソリチェイスは
起こっていることの無茶苦茶さが最高でしたね〜
予告でも使われていたエレベーターでの
4人のビートボックスもナイスでした。
ただ、もっとアホっぽい音楽というか、
それこそEDMとか現行のHIPHOPを
劇中で流して欲しかったなーと思います。
(Gwen StefaniGeorge Michaelだけじゃ物足りない)
終盤にかけて少し雑な展開が増えていくというか、
ラストのアクションを含めた残念さは悔やまれます。
ご都合主義なのはいいとしても単純につまんない。
ラファエロのセリフ超エモくて最高なんだけど、
仲が良くない描写や皆で協力した描写が少なすぎて、
その仲間意識に対して乗りきれなかったです…
ラストはアホ全開だったので好きでした!
もっとバランスを整えれば良くなりそうな気もするので、
続編を見てみたい気もします。

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