2014年8月23日土曜日

るろうに剣心 京都大火編



前作をしっかり予習して、万全の状態で見ました。
3作目が約1ヶ月後に控えており、
連作となっているのは承知してたんですが、
完全に次の前フリ映画でした…
ただポイントポイントでアクセルベタ踏みの
素晴らしいアクションが見れたので、その点は満足しました。
前作のレビューで剣心を佐藤健にしたのは100点!と書きましたが、
本作は最大の敵である志々雄真に藤原竜也を配役したのは100点!
(山田孝之でもよかったんですが…)
血も涙もないゴリゴリの弱肉強食主義っぷりが最高でした。
舞台は明治10年で、幕末の動乱が治まり、ある程度は平和になった日本。
その一方で食いっぱぐれ武士の残党もいて、その最恐なやつが志々雄。
彼を中心に明治政府の転覆を謀るのを、
剣心を含む政府軍が止めることができるのか?!という話。
冒頭がかなり良くて、斉藤一が率いる警察軍団が
志々雄のアジトに潜入するところから始まります。
すげー狭い空間で音も無く忍び寄る志々雄軍団に
警官たちがバコバコ殺されていく。
斉藤と志々雄がアジトで邂逅するんだけど、
そこが地獄のような空間で、警官が吊るされていて、
ドンドン火の海に落としていくっていうね。
からのタイトル!の流れは最高。
大久保利通が剣心に志々雄を倒してくれと頼み、それを引き受ける。
京都への道中で立ち寄った村で、志々雄と遭遇し、
志々雄軍団の1人である瀬田と戦う。
このシーンのアクションもハンパなくて、
2人ともフットワーク軽い系なので、チョンチョン飛んで、
バチバチのしばき合いするのは見てて超アガル!
あと幕府の諜報部隊の頭やった四乃森蒼紫を
伊勢谷友介が演じてるんですが、狂気じみてて超良い。
登場シーンで相楽をフルボッコにするのは
最近見た暴力シーンの中では相当好きな方です。
とまぁ、アクションそれ自体は見所多くて楽しいんです。
ただ、お話がね…これは完全に次の作品の前フリでしかなくて。
だから、風呂敷結構広げるわりに、あんまり回収されないという
悲しい構成にはなっています。
あとねー京都大火編っていうタイトルやのに、
あんまり燃えへんのおかしいと思うんですよ!
もっと阿鼻叫喚の絵図を期待している側からすると!
この大火自体が志々雄の罠だから、しょーがないんだけどさー
見終わったあと、パイレーツオブカリビアン2を劇場で見たときの
ガッカリ感に近いものを感じたのは事実。
でも来月には完結編見れるので、
そちらを楽しみに待ちたいと思います。

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