2015年12月7日月曜日

007 スペクター



スタイリッシュな予告編がとてもかっこ良くて、
非常に楽しみにしていた作品。
スカイフォールはブルーレイで見て
とても好きだったので果たして?と思っていましたが、
イイ意味でも悪い意味でも普通の007な印象です。
娯楽作品として文句なく楽しい作品なのは間違いない。
しかし、スカイフォールの後だと、
それ以上のものを求めてしまうのが人間の性な訳で。。
個人的にはそこまではリーチできていないかと思います。
お話としてはスカイフォールの後で、
世界各地でテロ事件が頻発し、ボンドが孤軍奮闘し阻止する中、
MI6が解散させられ、世界各国を繋ぐ
機密情報管理システムaka監視システムが整っていきます。
一方でこれまでボンドが戦ってきた敵がに
共通の組織、ボスの存在が明らかとなり…という話。
メキシコの死人の祭から始まって、
バードマンばりの滑らかなワンショットからの〜
ドンパチで期待が高まりまくり!
そしてアヴァンタイトルという流れはお約束。
今回は組織のシンボルであるタコを
モチーフにしたエキセントリックな映像で、
なによりサム・スミスの曲が最高最高!
本作ではメカニックのQが大きくフィーチャー。
ナードな彼とマッチョなボンドとの対比がナイスでした。
ローマ、オーストリア、北アフリカと
世界をまたにかけてボンドが暴れまくるんですが、
ローマでボスとの遭遇から物語が動き出す。
そのボスを演じているのが、
クリストフ・ヴァルツっていうんだからたまんない!
ただ登場したときが最大瞬間風速で、
ヴァルツ節が見られないのが残念…
アストンマーチンによるカーチェイスは
カーチェイスそのものの迫力よりも
車のギミック展開が好きでした。
後半はヴァルツを捜索していく過程でオーストリアへ。
予告編で一番高まった、
「You are a kite dancing in a hurricane, Mr.Bond 」は
やっぱりパンチライン!と改めて。
ただこのシーンを活かしたシーンが終盤にあるんですが、
そこは乗り切れなかったな〜カメラ壊していくでしょ?
という野暮なツッコミをしたくなってしまう。
その後は女子とヴァルツの居場所である、
北アフリカへ2人で行くんですが、
ここの電車のシーンがかなり好きでした。
甘ーいデートからのザンギエフみたいな敵との
壮絶な殴り合いからのSEX!これぞボンド!
彼女のセクシーさも
何とも言えない案配で素晴らしかったです。
そして北アフリカシークエンスに突入。
ここが一気にスケールダウンした感じが否めなくて、
せっかくだだっ広い何でもできそうなところなのに、
ラストのギネスに認定された巨大爆発までは
間延びした展開が多く何だかなぁと思いました。
本作のテーマである「監視社会」っていう部分も
凄く興味深いし好きな話なんだけど、
この北アフリカのシーンで
矮小化してしまったように見えました。。。
大ラスのビルのくだりはベタ展開ですが、
それはそれで結構楽しむことができました!
ボンドが人間に戻っていくという展開を踏まえると
これからどういったシリーズになるのか、
そこも楽しみなあたりですなー

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