2014年5月11日日曜日

LOOK



ある本を読むための予習として見ました。
存在自体も全く知らなかったんですが、
とてもおもしろかったです。
クロニクルの終盤で監視カメラによる
映像を使った演出があり、FRESHやなーと思っていたら、
本作が先駆けですでに実施していました。
しかも、この映画は全編監視カメラの映像を使った映画。
ただし実際の監視カメラではなく、
それっぽい映像を使ったフィクションです。
冒頭でアメリカ人が一日あたり、
監視カメラに写る回数がテロップで出ます。
そっからは色んな人物の監視カメラの映像を使いながら、
5つくらいのストーリーが同時並行で進み、
終盤にそれらがリンクしていく。
これらのストーリーは監視カメラの存在が生む、
良い側面と悪い側面の両方が描かれています。
犯罪が起こったときには、大体の場合は良い方向に働くんだけど、
一概にそうも言えないよねという絶妙なバランス。
本作はアメリカが舞台ですが、
日本も相当な数の監視カメラが、
街中に存在するようになっていると思います。
客観的な証拠として有効なものであるのは間違いないけど、
悪い使われ方したり、権力者の手に落ちたりしたときの
リスクとか考えた方がいいよな〜と思った映画でした。

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