2014年5月24日土曜日

建築学概論



甘酸界隈では以前から話題となっていた本作。
やっとDVDにて鑑賞しました。
タイトル見たら、「ナニコレ?」
と思う方多いかもしれませんが、
甘酸クラシックでありながら、
映画としての出来も素晴らしい作品でした。
タイトルは大学の授業の名前で、
そこで出会った男女の恋愛模様と、
大学卒業から10年ほど経った現在の恋愛模様が
クロスオーバーしながら描かれる。
端的に言ってしまえば、すれ違いってことなんだけど、
見てて切ないシーンが多かった。
前半から中盤にかけての、
恋愛未満ギリギリの甘酸のつるべ打ちに
もんどり打ちまくっていましたw
(レールの上歩くゲームのシーン最高!)
この思春期特有の男女関係とは対照的に、
現実のシークエンスは大人になった彼らが
様々なものを抱えながら生きているのが描かれます。
こっちは逆にビターなんすよね…
単純な恋愛という訳ではなく、
結婚もしかり、親のこともしかり、
「家族」というテーマが根本にあります。
甘酸とビターの調和、そしてそれが反転する瞬間。
どれもが愛おしく、忘れがたい映画でございました。

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