2014年5月19日月曜日

パラノーマン ブライス・ホローの謎



評判高くて、劇場で見たかったんだけど、
公開期間が割と短くて見逃してたのでDVDにて。
これがストップモーション・アニメだなんて
到底信じられないくらいの滑らかさと質。
普通に3Dアニメだと思ってしまうくらい。
撮影期間2年っていうのは想像を絶しますが、
下の動画見れば、そのくらい時間かかるのも納得。
(さらに見たい人は⇒リンク)



それに加えてストーリーも良かった!
主人公のノーマンは幽霊が見える小学生。
親からも学校でも変人扱いされて辛い思いをしている。
(本人自身はゾンビとかが好き)
彼の住んでいるブライス・ホラーは
魔女の呪いにまつわる伝説がある。
これまではその呪いからノーマンの大叔父が
街を守ってきたんだけど、彼が亡くなってしまい、
魔女の呪いが発動し、魔女とゾンビに街が襲われてしまう。
それをノーマンが救うという話。
まず、ノーマンがキャラクターとして
すごいかわいらしいっていうねw
ホラー好きで、街中の幽霊と挨拶しながら通学してる。
でも学校に行くと完全にFREAK扱い。
友達もいないし、家でも完全に変人扱い。
そんな彼が街を救うっていう話でアガらない訳がない!
7人のゾンビが街を襲うんだけど、
当然住人たちは彼らを排除しようと銃撃したり、
どついたり、逃げ込んだ先を焼き討ちにして、
徹底的に排除しようとする。
ゾンビっていう極端に異形のものだから
排除して当然と思うかもしれませんが、
論法だけで考えると排他主義ってこと。
自分と違うからって安易に排除してんじゃねーよ
ということが見てると伝わってくる。
また、魔女の呪いもその背景には、
排他した結果の悲しいストーリーがあって。
その魔女とノーマンは同じ境遇であったこともあり、
暴力ではなく対話で事態を鎮静化する。
このあたりをギャグも交えながら、
ときに真剣にっていうバランスが好きでしたね。
90分くらいでタイトな仕上がりなも良し。
新たな形のゾンビ、ホラー映画としてオススメです。

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