2014年5月7日水曜日

くもりときどきミートボール



フィル・ロード&クリス・ミラーの映画初仕事。
21ジャンプストリート、レゴムービーと
オモシロい作品を立て続けにリリースしている彼らですが、
見逃していたのを後悔する力作!
ブルーレイで見たけど、映画館で3Dで見たら
もっとオモシロかったんだろうな〜
レゴのときも思ったんだけど、
理系の思考回路が垣間見えるのが好きですね。

主人公のフリットは大西洋の小さな島の発明家。
幼い頃から色んな発明をしてきたんだけど、
どこか抜けていて皆から変人扱いされている。
大人になっても働かず、
ひたすら発明に取り組んでいるんだけど、一向に成果が出ない。
見かねた親父さんに自分の店で働けよと言われるんだけど、
彼の発明した水分から食べ物を生み出す機械が発動。
雲からどんどん食べ物が降ってくることに。
それまでイワシばっかり食ってた島の住人たちは、
彼の発明で色んな食べ物が食べれるようになる。
最初は喜んでいるものの…という話。

フリットは「夢別名呪い」に取り憑かれている人間。
でも、その可能性に賭け続けた結果、街の英雄となる。
食べ物が降ってくるというのは良いことのように見えるけど、
徐々にそのネガティブな部分が出てくる。
それはまさに先進国の飽食文化に対する痛烈な皮肉。
(「足るを知る」という価値観になることが、
成熟した社会の証拠じゃないかなと思う)
食べ物が徐々に巨大化していくんだけど、
それぞれの形状を生かしたdisasterが
展開されるのも面白かったな〜
あとフリットの研究所のギミック感と、
フリットが発明するときに一個一個区切るギャグが好き。
「休憩」のくだりとかw
いかんせん、ブラックユーモアが色んなところで冴えてて、
そして、ときにエモいというのは、
僕の好きなものしか入ってないというね。
ものづくりに携わっている人にオススメです。

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