2014年5月6日火曜日

さよなら渓谷



ずっと気になっていたものの、
後回しになっていたんですが、やっとDVDで見ました。
「まほろ駅前便利軒」と同じ大森立嗣。
(大森南朋のお兄さんです。)
やっぱりオモシロかった!
公開当時は吉田修一原作か〜と思い、
偏見全開でパスしたんですが、
やっぱそういうのダメやな〜とあらためて思いました。
渓谷が舞台で、複雑な人間関係ってことを考えると、
「ゆれる」とか思い出しました。
真木ようこ主演で、ある内縁の夫婦が居る。
その家の横で、子どもが母親に殺される事件が発生。
事件自体は母親が犯人で解決するんだけど、
母親のある証言により、内縁の夫婦まで調査が及ぶ。
その夫婦について、週刊誌の記者である
大森南朋が取材を始めたところ、驚愕の事実が…という話。
ネタバレしちゃうとオモシロさ壊滅なので、
詳しいことは見て確認して欲しいと思います。
なんせ本作は真木よう子に尽きます。
エロいし、キレイし、繊細やし、最高なところしかないで…
歪な関係性が徐々に露呈していくにつれて、
本人のスタンスは特に変わらなくても、
憂いとか悲しみが沁みだしてくる感じが
何とも言えない味わいがあると思います。
それは旦那役の大西信満も同じ。
この人のこと全然知らなかったんですが、
これからグッとくるんじゃないでしょうか?
あと大森南朋の野暮ったい感じも好きで、
ラストの抱き合うところはベタながらグッときました。

幸せになるということは、
人それぞれでプロセスは異なるし、
過去に戻って、そのときの選択を変えることはできない。
ときに冷酷な現実と向き合いながら、
人生と対峙していく必要がある。
っていうことを教えてくれる素晴らしい映画だと思います。
あとエンディング曲が
椎名林檎作詞・作曲で歌ってるのが真木よう子という
特大オマケ付きなので、見た方がいいよ思いますYO!!



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