2013年5月6日月曜日

ヒッチコック



TOHOシネマズ梅田にて。
先日しっかりサイコを予習で見て、やっと鑑賞にいたりました。
サイコの特典に付いてたMaking of Psychoを見ていたから
すんなり見れました。映画メイキングものなんだけど
しっかり物語になっていて、かなり楽しめました。
この映画を見る前にサイコを見ることは必須です。
見てるか/見てないかでオモシロさが雲泥の差になるかと思います。
Makingでは語られていなかった奥さんとのエピソードに
かなりフォーカスが当たっている作品。
サイコは彼の最大のヒット作なんだけど
撮影費用は彼の自腹で撮影されたため、超低予算。
1つ前の作品が「北北西に進路を取れ」で、これはザ・ハリウッド映画。
 パラマウントとの契約でも、そんな感じの映画撮れば良かったのに
サイコの原作に魅せられて、映画化したい衝動に駆られる。
当時60歳のおっさんが今まで乗ってきた安定路線じゃなくて
本能的に作りたいと思ったものを作る!
これが「でも、やるんだよ!」精神ビンビンで最高でした。
あとヒッチコック映画から滲みでるillnessがどっからくるのか?
それは本人の持つillnessであることが伝わってきました/
映画makingものでありながら、夫婦ものでもあるっていうのが
面白いポイントだと思います。
結婚して仲が良いか/悪いかも分からない状態で
お互いを疑心暗鬼に思うことは山ほどある。
でも何故2人でいるかといえば、映画という共通項に関して
お互いがリスペクトしていること。
ラストにかけて、それがひしひしと伝わってくる。
アンソニーホプキンスのハマり具合もナイス。かわいい。
特に、先行上映中のときのリアクション。
テーマに合わせて指揮を取ったり
劇場の反応を覗こうとするけど、覗かないとかw

映画を作る衝動、もっと突き詰めて言えば、人がモノを作る衝動。
そして、その先の産みの苦しみをダイレクトに感じることができる
素晴らしい映画です。サイコとセットで是非!

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