2015年9月25日金曜日

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド



前篇を見たので当然後篇も見るでしょう!
ってことで見てきました。
前篇は色々言いたくなる部分も多かったですが、
巨人のバトルシーンで、
ある程度救われた気持ちになりました→リンク
少しは期待していたんですが、
結果としてはそこそこキツい内容で、
何も良くなることなく終わってしまいました…
前篇からの続きでエレンの巨人化問題と
壁の穴を埋める作業を目指すというお話。
前篇のおさらいVTRから始まるんですが、
これを見たときに話の中身の無さを、
改めて痛感しつつ後篇が始まっていきます。
公開裁判という形でエレンをブッ殺そうと
國村隼人中心に画策していくんですが、
かなり急速に話が展開していきます。
原作において巨人になる/ならないのくだりは、
相当タメがあって周到に準備されているのを
読んでしまっているので、
なんだかなぁと思ってしまいました。
(KREVAの起用はノイズな気がする)
エレンは知性のある謎の巨人に救出され、
目が覚めると真っ白な部屋にいる。
ここが死ぬほどダサいんですよね…
The End of the WorldがJuke Boxから流れつつ、
そこに現れるのが長谷川博己演じるシキシマ。
前篇でもダサいと言われていましたが、
僕はボケとして楽しんでいました。
しかし、今回のスカシはハリウッド風の
陰謀チックなシステムがぁ〜!みたいな感じで、
見てられなかったです。。
この後、エレンvsシキシマの巨人バトルが始まるんだけど、
フリが弱くてシキシマの口上に対する
明確な反論、対抗する意思が良く分からず、
いつもみたいに叫んでるだけ。
ただ前篇と同様バトルはやっぱりアガる!
飛び膝蹴りのくだりも見せ方はどうかと思うけど、
躍動感はスクリーンで見てこその良さがありました。
あと人が虫けらのように死んでいくのも好感大。
終盤は壁埋め大作戦が行われるんですが、
不発弾を使うのまでは納得したけど、
ラスト30分くらいの因果関係が
よく分からない展開で一気に冷めました。
また当然といえば当然なんですが、
わざとらしい舞台がかった演出は健在。
振り切っている石原さとみが
もはや一番正解に見えてくるレベルでした。
謎の恋愛っぽい雰囲気(アルミンね)とか、
三浦貴大の昭和か!っていう大仰なセリフ回しなど、
どうなってんだよマジで!っていう…
一番酷かったのは國村隼人で、
しかも映画の終盤でブッ込んでくるからキツい。
終盤のバトルあたりは見せたい絵が先行していて、
それに合わせてストーリーが構成されているのでは?
と思わざるを得ないほど取ってつけたような話。
前篇であれほど出てきた他の巨人が
まったく現れないのも味気なかったです。
さらに、そのバトル自体もこれまでに見たものより
つまらなくなってるから
映画の後味がとても悪くなってしまうんですよね〜
メタ的な楽しみ方もできないような、
残念な邦画が量産されている現状があるなら、
もっと色んな人が脚本や監督を担った方が、
みんなが幸せになれるんじゃないのか。
そんなことを思ったりした映画でした。

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