2013年10月6日日曜日

卒業




特大クラシックを少しずつ見進める作業の一環。
おもしろかったです。
アメリカンニューシネマの
普通の学園卒業ものかと思いきや
思ってたより設定がアバンギャルド。
主人公は若き日のダスティン・ホフマン。
大学卒業したてで、スポーツ万能、成績優秀。
でも、なんか足りないという鬱屈を抱えている。
と言いながら、高校の同級生の母親と情事を重ねる訳ですが
ここがえぇ!ってビックリしました。
しかも、かなり序盤な上に前半のメインとなる。
ホテルで母親と会うシーンはかなりファニーでオモシロい。
受付でのやり取りが特におもしろい。
そこに高校の同級生が地元に帰ってくる。
情事を重ねた母親からは絶対会うなと言われるものの
彼の両親もしきりに押してくるから
しょうがなしにデートするんですが
このシーンも好きです。タクシードライバーの
ファーストデートシーンに似ています。
(トラビスは良かれと思って連れて行きますが
本作では嫌がらせで連れて行くという違いはあるものの。)
好きになるまいと思っていたけど気が合い、好きになってしまう。
そこからが地獄で、彼女には情事がバレるは
その父親からはぶっ込まれるし。
それでも彼女のことをあきらめられない結果
あのラストを迎える。
バスに乗り込んでから、もっと喜んでもいいのにと思ったけど
あれは今後の人生への不安の現れなんでしょう。
見て損なし!

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