2013年10月26日土曜日

キッズ・リターン 再会の時



仕事終わりにテアトル新宿でさくっと見ました。
予告編を見たときにマジで大丈夫かよ…と思ったけど、
やっぱり予想通りというか物足りない内容でした。
北野武の「キッズ・リターン」という映画があるんですが、
本作はそれの続編という位置づけ。
その原作がめちゃくちゃ好きなだけに、
続編出るって聞いたときはかなり違和感がありました。
なぜなら原作は青春時代に何者でもないやつが
何者になれるかもしれない希望を抱かせる形で終わる訳です。
その後を描くだなんて…野暮だなぁと。

良かったところから書くとボクシングシーン。
シンジはプロのボクシング選手になってるから原作よりも多い。
シンジ役は平岡祐太氏ですが、体の作り込みも凄いし、
ボクシングも基本的には違和感なく見れました。
正直これくらいしか良いところがなかった。
特にヤクザのシークエンスは好きになれなかったです。
ものすごい地味なんですよ。
暴対法に縛られたヤクザが描かれる訳なんですが、
フィクションで片身の狭い、ケチくさい、
ヤクザは見たくないなぁと思いました。
(出所前後の状況が変わっているという話なんだろうけど)
そもそも論で、マサル役が三浦貴大っていうのが
キャスティングミスだと思うんすよ。
三浦貴大は凄い良い俳優なんですけど、
背が低かったり、ダサかったり、
マサルの持つ暴力性がなく、優しすぎる。
大人になったという解釈もあるんだろうけど。。
他の周りのキャストは良かった。
杉本哲太のすごみ方とか池内博之の嫌な感じとか。
ベンガル&小倉久寛は最&高。
中尾明慶のステレオタイプなヤクザも最初はつまんねぇな〜
と思っていたけど、最後の最後での抑制効いた感じがよかった。
ラストが本当な〜もう説明しませんが、
ツッコミどころ多かったっす…
シンジもマサルもそんなことしねぇよ!
まず北野武監督の「キッズリターン」を見てない人は、
そちらを是非見ましょう。

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