2013年8月31日土曜日

クライング・フィスト



ベルリンファイルの敵役で知ったリュ・スンボム。
面構え、存在感が超好きで、過去作をチェックしていく一環で。
クライング・フィスト=泣拳というタイトルにもあるように
拳が泣いていた!号泣メーン!でした。

W主人公の1人がリュ・スンボム。
20歳そこそこの若者で、社会からはみだ出したアウトロー。
喧嘩やカツアゲしまくりで、親にも迷惑をかける。
そんな中で越えてはならない一線を越えちゃって
刑務所に入れられてしまうんですね。
そこでも半端じゃない暴れっぷりで
その傍若無人ぶりからボクシング部に入る。
(食堂でカマすシーンは最恐)
もう1人の主人公は国際大会で過去に銀メダルを取った元ボクサー。
過去の栄光はあと影も無く、借金してるし、仕事もない。
息子と奥さんにも見捨てられて、街で殴られ屋を始める。
この2人のエピソードを交互に描きながら
最後、大会の決勝で相対して戦うところまでの映画です。
これまでのボクシング映画と違うのは
両方の「負けられない理由」を見せつけられてるところ。
熱心な格闘技ファンの感じる気持ちを疑似体験させてくれる。
リュ・スンボムは父と祖母への親孝行。
元ボクサーはボクシングを通じて取り戻す尊厳。
スキルを持った「持たざるもの」
vs
過去の栄光をかなぐり捨てて尊厳を取り戻す男

こんなんオモシロいに決まってるやないか〜い!
漢は是非!

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