映画の日だけど見たいの無くて、見逃していた本作を。
公開してすぐに、サントラは買って楽しんだ訳ですが
本作はギャグ的な目線で見ても、真面目に見ても楽しめました。
舞台は1920年代のNY。世界恐慌直前でイケイケドンドンな時代。
NYに引っ越してきたトビーマグワイア。
その横に住んでるのが、ディカプリオ扮する謎の大富豪ギャツビー
対岸に住んでいるキャリー・マリガンとディカプリオの恋物語がメイン。
マリガンとディカプリオは昔、結婚を約束した仲だったのに
彼女は別の男と結婚してるし、その旦那は不倫してるし。
基本的にはメロドラマだけど、ときに虚無みたい感じ。
語り口としては、トビーマグアワイアが療養所で
カウンセリングを受けながらの回想の形。
そのカウンセリングの一環として、執筆することで回想が進んでいく。
まず、なにが凄いてギャツビー邸でのパーティーシーン。
いわゆる「祭りで〜い!」のテンションなので
映画館で見ると、無意味にアガる!
しかも、1920年代なのに、BGMはバキバキの四つ打ち。
画も全体的にIMAX仕様。
2Dで見ても、画からもバカっぽさが伝わってくる。
でも、単純に豪華絢爛な側面を見せるだけじゃなくて街の電気の源である石炭鉱も絡んでくるのでアンビバレント。
ギャツビーの絶妙な成金野郎感は最高でした。
ディカプリオはジャンゴのときとは違ったアホっぽさ。
どこか憂いがあるんですけど、それがなんとも…
この映画はなんといってもトビーマグワイア!
彼の巻き込まれ具合は、ハングオーバーのスチュ級。
それを一番象徴しているのが、ラスト手前でのホテルのシーンでした。
逢い引きを繰り返していたディカプリオとマリガン。
マリガンがついに旦那に離婚の意思を伝えようとする。
旦那とディカプリオの舌戦が繰り広げられます。
(ここでのディカプリオの啖呵は必見)
散々ドロ沼な展開があったのち、トビーマグワイアが思い出したように一言。
「今日誕生日だったわ…」
えー!今それ言うの!?そして、不憫すぎる!かわいそう!
でも、劇場で思わず笑っちゃいました。
最後は哀しい結末が待っていましたが、このトーンは好きでした。
半笑いで見るのが吉!
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