2013年7月14日日曜日

TOKYO!



恋愛睡眠のすすめの予告編で見かけて。
3本のオムニバス作品で
監督がミシェル・ゴンドリー、レオン・カラックス、ポン・ジュノ。
こんなとんでもないメンツの
東京を舞台にしたストーリーが見れるというね。
どの監督も自分色で東京を染めて描いていたので、おもしろかった。
それぞれについて、サッと書いておきます。

① インテリア・デザイン(ミシェル・ゴンドリー)
あるカップルが東京に上京してきて
彼女の家の友達の家に居候しながら、家を探す話。
これだけ聞いたら、なにがおもろいねんと思いますw
でも、ミシェル・ゴンドリーの描く東京という面白さで
楽しんでみれました。加瀬亮氏が若手映画監督の設定。
この映画もちょろっと見れるですが、そのシュール性たるや…
演出や彼自身のキャラ等があいまって、むずがゆくなりました。
一方で彼女は東京という街に翻弄される。
家もろくなのがないし、車は撤去されるし
友達からも陰口たたかれるし。
この辺は上京論として面白いと思います。
そこからまさかの展開でラストを迎えて、タイトルの意味がそこで分かる。
ミシェル・ゴンドリーのファンタジー感が好きな人はオススメ。

② メルド(レオン・カラックス)
東京の下水道に住んでる怪人が東京で大量殺戮を起こす話。
この作品は3作品中、一番起承転結がはっきりしてると思います。
この大量殺戮を繰り返した怪人は捕まるんですが
そこからのストーリーが興味深かったです。
死刑にするとか、しないとか。
メタファー云々あると思うんですけど…
3つの中では今イチな感じでした。

③ シェイキング東京(ポン・ジュノ)
この3作品で一番好きだし、一番ぶっとんでました。
香川照之氏が主演。
彼が10年間引きこもりしているという設定。
しかも、超几帳面で1weekの予定がfixしていると。
その予定の一つで、ピザを頼む日がある訳です。
そのピザの配達員が蒼井優。
10年間、人に会ってないけど、彼女に恋をし会いたくなって、外に出る。
タイトルに「シェイキング」とありますが
これは地震を意味していて、その地震が物語のターニングポイントを担う。
正直、物語としては結構地味に見えるんだけど
なんかすげー面白い。映画的な魅力に溢れてるというか。
そもそも蒼井優のこと全然好きじゃなかったのに
見終わったあと、so cuteな気持ち芽生えたし。

異邦人から見たTOKYOという街を楽しめるので
東京在住の地方出身者の人は楽しめると思うよ。

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