2018年1月28日日曜日

KID FRESINO BAND SET ONEMAN LIVE

EP「Salve」でバンドとの相性の良さを
鮮やかに見せてくれたKid Fresinoが
バンドセットでライブするとのことで
代官山UNITへ行ってきた。

フロントアクトとして登場したのはC.O.S.A.
「Girl Queen」をリリースしてから
僕自身が初めて見るライブだったので楽しみにしていた。
冒頭、アカペラの「Word for C-City」から始まり、
C.O.S.A.のボーカルの力強さを思い出してアガる。
「GZA1987」「知立バビロンチャイルド(original)」
「Wassup」といったおなじみの知立Yonkers shitも
勿論最高なんだけど、今の東京の寒さ、雪の状態で聞く
「1AM In Asahikawa」は格別だった。
この曲の歌詞の叙情性は去年リリースされた
どのラップとも段違いだと思っている。
最後はAru-2謹製の「Girl Queen」で締め。
そして本日のメインである
Kid Fresinoのバンドセットライブ。
ISSUGIのバンドメンバーもかなり豪華だったけど、
今回のメンバーがそれを超えんばかりのこんな豪華メンツ。

三浦淳悟 (bass)
佐藤優介 (wurlitzer / keyboard)
斎藤拓郎 (guitar)
石若駿(drum)
小林うてな(steelpan)

三浦、佐藤、斎藤といったEP時のメンツに加えて、
ドラムが柿沼(元犬式)から石若に変わって、
スティールパンで小林が加わった形。
日本最高峰のメンバーが集まって、
若いラッパーを屋台骨として支える。
こんな時代がくるだなんて誰が想像できただろう。
ムーブメントが大きくなるのも大事だけど、
音楽の純度が高まっていくことはもっと大事なことだと思う。
(今日のバンドでアルバムを作っている
情報までもたらされて驚いた!)
冒頭、小林うてなを除くバンドメンバーで、
インスト曲がライブのイントロとして披露されたんだけど、
この時点で「あー今日は最高のやつだ」と思わされた。
そして、いきなり新曲からスタートするトリッキーな展開で、
その後は既存曲と新曲を混ぜながらの構成になっていた。
前半のバンドセットでは、
Campanellaを呼び込んで「Keys open door」
茂千代を呼び込んで「by her」
「Let me in (hair cut)」といったEPの曲のつるべ打ち。
それぞれ良さがあったけど、
Campanellaのラストラインの
「Peace out」の決まったー!感が最高だった。
中盤では、石若以外のバンドメンバーが一旦下がり、
その代わりにDJ CH.0がインして
DJ+ドラムセットがスタート。
IO はいないけど「Special Radio」
オケ違いで「DOG//tonight」、
Seihoの最新EPに収録されている「Purple Smoke」、
TOKYO HEALTH CLUBの
ビートジャックである「City Girl Remix」
JJJ、ギターの佐藤を呼び込んでの「Vaquero!」
すでに石若のドラムが鼓膜を
ビシビシ震わせていたんだけど、
既存曲に乗っかってくると
ドラムの音がさらに鮮明に立ち上がってきて好きだった。
「DOG//tongiht」のオケなんだったんだろう …
とても良かったと思ってたら、seihoトラックだった。



再度バンド編成にもどって、
当日先行販売されていた「Coincidence」が披露されたんだけど、
サビとバースの拍の取り方が全く違う超トリッキーな曲。
乗りこなしているKid Fresinoも
演奏しているメンバーもハンパなき。
そこからSTUTSと作った本歌取り形式の
ペトロールズの「アンバー」
(元の曲を作った三浦がベースを演奏する、
という展開もオモシロかった)
最後はJJJ呼び込んでの「Salve」でぶち上がり、
からのアンコールは誰もが期待した
C.O.S.A.との「LOVE」 のバンドアレンジ。
それはそれは圧倒的な多幸感でライブが終了。
アルバムがめちゃくちゃ楽しみになったし、
日本のヒップホップの歴史変えちゃうかもよ!



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