2014年4月24日木曜日

めまい



ヒッチコック作品を見ていこうということで。
クラシック系は時間作らないと、なかなか見れないというか。
約60年前の作品で今も残っているということは、
当然オモシロいに決まってるんだけど、
あと回しになっちゃうのよね。。
前置きはさておき、本作も例に漏れず、
めちゃくちゃ面白かった!
前半は退屈なんだけど、
後半のギンギンっぷりは凄まじかったな…

主人公は元刑事。
冒頭、刑事として屋根の上にいる犯人を追いかけてるんだけど、
そこで同僚が屋根から落ちて亡くなってしまう。
これをきっかけに高所恐怖症になり、
警官をやめたところから物語は始まります。
刑事をやめた噂を聞きつけ、
同級生の奥さんの奇行を見張って欲しいと頼まれ引き受ける。
その奥さんには、過去に若くして亡くなった女性の亡霊が
乗り移っていると友人から聞かされていて、
いざ尾行していると変な行動を取っていると。
ある日、Golden gate bridgeのふもとで、
その女性が急に海へ飛び込んだところを
元刑事が助けたところから関係がスタート。
彼は完全に奥さんに惚れ込んでしまう。
奥さんの夢に出てきたという修道院へ行き、
不安を取り除こうとするものの、彼女は
修道院の鐘のある塔を急に駆け上り、自殺してしまう。
このシーンは映画史に残るシーンで、
本作を見たことなくても、どこかで見たことあるかと思います。
(わざとピントを変え、高さ表現を行ったのは、
本作でヒッチコックが世界で初めて実施した技術らしい)
愛する女性を失った悲しみにくれているのが後半なんですが、
逆に女性の亡霊に取り憑かれてしまったかのようになるのが
オモシロかったな〜アシッド表現もナイス。
彼女の幻影を追い求め、彼女に似た女性を探し続ける姿は
フラれた男としても見れるし。
その奥さんすっかりの女性を見つけて、
髪型や服装を無理矢理変えさせるのなんて客体化の極みで、
時代というか、ヒッチコックの独占欲?みたいなものも感じたり。
そしてラストがね〜ビックリする展開で釘付けでしたね〜
やっぱりヒッチコックはオモシロい!という思いを強く次第です。

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