2014年4月13日日曜日

マイノリティ・レポート



ある本を読むための予習として。

トム・クルーズ主演のスピルバーグ監督作品。
技術が発展し、殺人事件が起こる前に
予知ができるようになった2054年が舞台。
殺人事件もなくなり、平和な世の中が訪れている世界。
網膜識別で世の中は完璧に制御され、
体感したいと思ったことを何でもバーチャルに体感できたり。
そんな最先端の世界において、
犯罪予知システムを用いた警察で、
刑事として働くのがトム・クルーズ。
そのシステムの予知結果として、
トムが犯人として浮かび上がってきて…というクライムSF。
まず、この世界設定ギミックの数々がすげー面白い。
犯罪予知もそうだし、上述した管理社会のシステムも。
予知には3人の予言者がモルモットのごとく、
管理されてて、その犠牲の物悲しさがある。
はじめはそのシステムを運用する側にいた
トムクルーズが逆に追い込まれていくのは、
技術に人間がコントロールされていくことを示している。
追い込まれたトムがシステムをかいくぐりながら、
真実までたどり着く過程がオモシロかったです。
管理されてキレイキレイになる社会でいいのかどうか、
考えさせられる作品でございました。

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