2013年4月9日火曜日

クラウド アトラス



定時上がりで華麗にキメました。丸の内ピカデリー3。
初めて行ったんですけど
スクリーンがとんでもなく大きくてビックリしました。
劇場も大きいので、広々見れました。
上映3時間という最近見た作品ではかなりの大作。
ウォシャウスキー姉弟はマトリックス3部作品が一番有名だけど
Vフォーヴェンデッタも見ていたことを思い出しました。
本作はもう圧倒的!な映画でした。
こんな体験できるのは映画館で映画を見ないと、絶対に無いですね。
劇場出たあと、銀座の街中で
「この世界も連続した運命の中の一瞬でしかない」と思うと
猛烈な虚無感に襲われましたw

物語の構造としては、6つの物語があって
それぞれ時代、場所も異なる上にシャッフルして話は進んでいく。
正直一回見ただけだと、物語の全体像を把握するのと
個々の話についていくので精一杯でした。。。
まだ見ていない方はある程度の情報(時代とか)を入れとくと吉。
ざっくばらんに言うと、輪廻転生の話なんだけど
それだけじゃないのがオモシロかった要因です。
〜の生まれ変わりとか死後の世界の話は全く好きじゃないんだけど
この映画を見ると、圧倒されちゃって
「もしかしたら〜」と考えさせられちゃう。
1849年、1936年、1973年、2012年、2144年、スゲー未来
の6時代なんだけど、2012年の話が一番牧歌的。
全時代を相対的に見る神の視点を観客に体感させてくれる中で
今はそれほど不幸ではないのか?!と感じました。
お話の中身で一番好きだったのは未来かな〜
やっぱ ウォシャウスキー姉弟の描く未来は
超魅力的であると同時に超絶望的なところも見せてくれるのが好きです。
ほぼ100年後の世界なんだけど、妙にあり得そうなリアリティライン。
特に2144年とスゲー未来でのペ・ドゥナの存在の扱い方は
興味深かったなー宗教の構造を揺るがしちゃうような。
どの時代も欲望とそれに伴う争いの話。
そして、どの時代にも己の欲望のみでいきてるやつはいるし
「これだ!」というドンピシャな解決策はないんですね。
それでも残っている1%の可能性にかけようぜ!というね。

これは映画館で見た方がいいやーつ。オススメ。

0 件のコメント: