2013年4月7日日曜日

天才マックスの世界


ウェス・アンダーソン監督作品。
これまで見てきた彼の作品の中では、結構好きなほうでした。
彼の作品を5本ぐらい見て感じたことは
映画の冒頭で、その設定に共感できるか/できないかで、
好き嫌いが大きく線引きされてしまうこと。
映画自体にカタルシスが生まれるような作りをしていないし
なおかつファンタジックな要素も多いから、好き嫌いがハッキリ分かれる。
(日本でいうと沖田監督の作品とかは近いものがある)
あと、音楽の使い方だけは毎回最高!

本作はマックスという高校生の物語。
勉強はまるでダメだけど、課外活動にはtoo muchなほど全力。
そんな生活の中で、同じ構内の小学校の先生に恋をする。
その女性をオッサンと取り合うっていう話。
学校もので普遍的な部分多いから、この設定にはすっと入れました。
マックスは彼女をひきつけるために、持ち前の行動力で
ラテン語の廃止阻止のために奔走したり、水族館作ろうとしたり。
でも15歳のマックスは、その年齢ゆえに相手にされない。
マックスはボンクラ感満載だから最高なんだけど
人への伝え方が下手クソ過ぎて、ダメなんだよな〜って何回も思うのが楽しい。
最後の最後のシーンがドラマティック。


ウェス・アンダーソン監督の作品群の中では上位のほう。

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