2013年4月29日月曜日

サイコ


現在上映中の「ヒッチコック」に向けて。
19か20ぐらいのときに、少し映画にかぶれはじめたときに
見ようと思ったけど、結局見なかったことを思い出しながら鑑賞。
約50年前の映画とは到底思えない…めちゃくちゃおもしろかった。
ヒッチコックが発明した映画撮影の手法は大量にあって
映画の撮り方を学ぶなら、学校に行くんじゃなくて
ヒッチコックの映画見て勉強しろ!というくらい。
(今では当たり前となっている主観ショットでさえも
ヒッチコックが発明したっていうのは一番の衝撃でした)

サイコは彼の作品群の中では超低予算なもの。
公開したとき、当時としては異例な途中入場禁止。
映画のオチを口外しない。とか。
ストーリーとしては、やりきれない毎日を生きる女性が
ひょんなことから金を横領してしまい、逃走劇から事件に巻き込まれていく。
サスペンスなので、中身あんまり言いたくないですが…
とにかくミニマルなんだけど、サスペンスとして必要な要素を
すべて含んでいるとでも言いましょうか。
得体の知れない気持ち悪さを映画からひしひしと感じました。
有名なシャワーシーンもしっかり気持ち悪いし怖い。
ラストショットの得体の知れなさも秀逸でした。
ブルーレイをレンタルして見たんですけど
特典がめちゃくちゃ充実してて
メイキング、著名映画監督による「ヒッチコックのここが凄い!」もあるし。
ヒッチコック映画、もっと見たいなーと思わされたし
今、公開している「ヒッチコック」も楽しみ。
なめたらあかん、クラシック。

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