2013年4月20日土曜日

ウォッチメン


実は見てなかったシリーズ。
異質ヒーローものとして好きでした!
でも、ちょっと尺が長過ぎたかも…
監督は「300」とか「エンジェルウォーズ」のザック・スナイダー。
ボクの個人的な印象は
スローでグイーっとアクションを見せてくれる人。
ざっくりし過ぎかな…笑
本作は80年代の冷戦時が舞台。
アメリカとソ連の核戦争勃発直前の世界で
自警団ヒーローたちが続々と殺されていく。
そんな中で生き残ったヒーロー達が活躍するんですけど
物語のテーマにしている内容が好きでした。
少数の犠牲を伴うことで、大勢を救うこととは?
しかも、それが倫理的には間違っているとすれば?
よくアメリカで言われる
「原爆落としたから、第2次大戦が早く終結してよかった。」
みたいな論調へのモロなカウンター。
(Dr.マンハッタンの力の源が原子力というところも)
民主主義の基本的な考え方としては
多数の意見を尊重し、少数の意見はなかなか汲み取られないのが現実ですよね。
そこに抗うのが、ロールシャッハという人。
彼がとてもかっこ良くて好きでした。
彼が日記を書いてて、それがナレーションで語られるんですけど
冒頭のところとかタクシードライバーのトラビスっぽくて、超アガッた。
街のダニども死に失せろて的なね。

ヒーローもので、ここまで突っ込んだテーマっていうのが凄い。
原作をアマゾンでポチッたので、とても楽しみ。

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