2013年2月24日日曜日

ラースと、その彼女



リリーフランキーとみうらじゅんがラブド−ルを持っていて
最近色んなメディアで取り上げられてますが
そんなときに、たまたまツタヤで見かけてレンタルしました。
結果、すげー良かった!

主演は「ブルーバレンタイン」「ドライヴ」で
おなじみのライアン・ゴズリング。
彼は非常に内気な役で、近所に住む兄夫婦とも距離を置くぐらい。
そんな彼がある日突然彼女を紹介するとなって
いざ紹介されたら、それがラブドール a.k.a ダッチワイフ
という非常にぶっ飛んだ設定ではあります。
このラブドールを巡って、物語は進むんですけど
あくまでドールは一つの象徴でしかない。
ラブドールがあたかも生きているように扱う
つまり、自分とは異なる人間ってことを究極にデフォルメしたもの。
そこでの人間関係が話のメインテーマなんですね。
最初は兄夫婦もビックリして、治そうと病院連れて行くんですけど
まったく治る気配がない。医者がカウンセリングを続けていくなかで
原因が母親の死であったり、それに伴う女性への恐怖心が原因だと判明はする。
けれど、原因が分かっても本人が変わらないと何も解決しない。
すべての決定権は彼自身しか持たないんですね。
つまり、決別する/しないは彼次第。
舞台設定はアメリカの片田舎で、街中の噂になるんだけど
多くの人が彼の人間性を認めてるがゆえに、
ラブドールの存在を寛大に受け止めるんですねー
この部分が正直そんなことあるかな?と疑問に思う。
けれど、ただ受け入れるだけじゃなくて
ホントの一人間として受け入れる。
ボクの人形だからボクの思い通り!って思ってた
ライアン・ゴズリングは苦しんで、ラブドールと喧嘩したりする。
その喧嘩すること自体も彼のさじ加減。
通過儀礼が可視化されていると言えると思います。だから面白い。
結局最後は哀しい、かつ希望が見える終わり方するんですね。
彼はある選択をするんだけど、それが微妙な塩梅でねぇ〜

最近見たDVDだと一番良かったっす。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Whoa lots of helpful knowledge.

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