2013年2月8日金曜日

コンテイジョン


町山氏が上杉隆氏を批判するときに、例として出してた映画。
ウイルスパニック映画。
監督はスティーブン・ソダーバーグ。
(オーシャンズ11~13で有名)
普通のウイルスパニック映画でした。
面白かったです。むしろ勉強になったという言い方が正しいかも。

原因不明のウイルスが世界に広まる話。
この状況で、色んな立場からの視点で物語は進行する。
過去作のトラフィック、オーシャンズシリーズも
似たような形式だったから、この形が好きなんでしょうかね。
今回のような現実的な話の場合、多面的な要素があるので
fitしてるなーと思いました。
助ける側、助けられる側が持つ
それぞれの苦悩であったり、問題であったり。
同じことに対処してるのにも関わらず
ちょっとした理解不足で、齟齬が生じる。
しかも、これは死に至るウイルスの話だから。
齟齬ありました 〜
これじゃ終わらない。その結果は死のみ。
この映画はウイルスによって引き起こされる
絶望的な側面だけじゃなくて救われるような場面があることが
良かったと思うポイントです。
マット・デイモンの娘の最後とか相当好きでした。甘酸。
あと香港で拉致された女性の話も。

絶望的な側面は、ジュード・ロウ演じるフリー記者の言動ですね。
いつの時代も「見えないこと」に不安を感じる人はいるし
そこにつけ込む人間もいる。宗教とほとんど一緒。
異常な事態が巻き起こったときに、そのハードルが下がってるだけ。

3.11以降、見えない放射能と共生する日本社会に生きる上で
この映画は見といて損がないと思います。
まじめに怖がれ!

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