2013年1月26日土曜日

まだ、人間




TSUTAYAでふらーっと見かけて
園監督と古市氏のコメントが載っていたので見ました。
ダメでした。好きになれませんでした。
2人の男と1人の女が出てきて、金と愛にまつわる物語。
映画を見た感想として「演技が良かった」とは書きますが
俳優の方が悪かったと思うことはあんまりないんですよね。
大体の場合は監督や演出家の演技の方向性が悪かっただけだから。
本作はもう両方がダメなんじゃないかと思えました。
とくに主人公の演技はマジか…と。
この作品が舞台なら全然悪くないと思います。
どういうことかといえば、極めて説明的なんですね。くどすぎる。
その台詞の内容も実際にそんなこと言いますか?と思うようなものばかり。
設定がリアルなだけに、そこの剥離がきつい。
さらに長いんですよねー無駄に。
舞台の場合は限られたセットの中で
客と演者が同じ空間を共有しているから
台詞と体の動きで表現するしかない。
それに比べて映画は表現方法の制限が少ないにも関わらず
この作りはつまんねーなと。話もつまらないし。
園監督の映画でも観念的なことを台詞で説明する場面あるけど
ピンポイントで効果的に使っていると思うんです。
それがほぼ全編にわたるので、見ていて疲れる。
心意気やよしだけど、僕の求めているものとは違いました。

つらつら不満を書きましたが、舞台好きな人にはいいかもね。

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