2013年1月6日日曜日

ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~.


今年一発目!年始2日に見ました。
渋谷でかなりのロングランしてたんですけど
時間が遅くて行くのどうしよかなーって思ってたら
大阪のガーデンズシネマで上映されているのを発見し
時間見つけてみにいったという流れ。
2日にも関わらず、結構人が多くて
ゴリゴリのB-BOYから僕みたいなナード系の人まで色々いました。
なかでもアツかったのが横の若いB-Girl三人組で
始まるまでにATCQの曲がミックスされてかかってたんですが
その曲にノリノリで、見てるこっちが楽しくなるくらい。
こんな貴重な経験は映画館でしかできないから
やっぱり劇場で見ることに意味はあるし
今年一発目としては良かったと思っています。

感想としましては、思ってたより遥かに良かった。
僕が予想してたのは、ATCQへのリテラシーがある程度必要なのかなー
という内容でしたが、全くそんなことなかった。
彼らの再結成から物語が始まって、
どういった経緯で今に至るかということを
約100分というタイトな時間で知ることができます。
じゃあ僕のATCQとは?という話になりますが
19〜21歳ぐらいのころにかなり聞いてました。
HIPHOPを聞き始めると、
ある種の下地のようなものが必要になってくるんだけど
ATCQはnative tongueの中でも基礎中の基礎。
楽曲はたくさん知ってるし、CD,レコードも持ってるけど
彼らのヒストリーの明るい部分しか知らなかったんです。
まー解散してるから、グループ内で仲悪いというのは想像つくんですが。
Q-Tipが思ってた通りの芸術家肌のハードワーカーで
ファイフがボンクラ感満載なのにビックリしました。
そりゃ食い合わせ悪いわなー
その間に立つアリは大変だったことも、吐露してました。
個人的にこの映画のベストシーンはDe La Soulのメイシオが
Rock The Bells 2008 でQ-Tipのこと怒ってるときの
アリの顔でした。顔ですべてを物語っていた。笑
今でもクラブでかかることだってあるし
ATCQの曲はということは周知の事実ですが
HIPHOPシーンの様々な人が出てきて
彼らがどういった点でスゴいのかを説明してくれるのが非常に興味深い。
日本語ラップのにとってnative tongueの存在が
非常に大きかったことは色んな人は各メディアで言われてることですが
その点も強く想起しました。
ラップやビートがその当時どういう風にシーンに受け取られてたか
いかに革命的だったかという話は音楽好きなら楽しめると思います。
これのキック・ザ・カンクルー バージョンが見れればいいなーとも思いました。
なんかグループ組んで音楽やってる人には超オススメ。

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