2015年11月16日月曜日

エベレスト3D



予告編からして超楽しそうだったので、
IMAX3Dにて堪能してきました。
映画を見る効能として、水道橋博士もよく言っていますが、
映画は人生の予習であると。
もしエベレストに登ることになり、遭難してしまったら?
そんな地獄のようなシチュエーションを
追体験させるレベルの迫力で大変満足いたしました。
超リアル遭難ものだとライフ・オブ・パイか、
本作かというレベルにあると思います。
実話ベースなので、ご都合主義な展開もなく、
見ている間ヒリヒリしまくりで最高でしたね。
お話としては、エベレスト登らせツアーと、
それに参加する人々の登頂を描いたもので、
過酷な環境の中、自然の猛威が彼らを容赦なく襲っていきます。
冒頭、エベレスト登頂の歴史が紹介され、
エベレストを「登らせる」ことをビジネスにした、
その後に起こったことを描いていきます。
登場人物が多く、それぞれ役割も異なるので、
人物像を把握するのに少し時間がかかるかもしれません。
補足として人物名がテロップで出ていましたが、
スノーウェアを来ていることもあり、
中盤ぐらいまで識別が難しかったです。。。
前半はエベレスト登頂の準備、
エベレストを登るということがどういうことか?
また、この後の惨事が起こる伏線を含めて、
登頂に至るまでの過程を丁寧に描いていきます。
どうして山に登るのか?という問いを
クルーの中で意見し合うシーンがあって、
「なぜならそこに山があるから!」
と笑いながら回答するんですが、
それぞれの理由はそこで明示されない。
しかし、「ほら登りたくないですか?」ということを
圧倒的な映像によって提示してくるのが
素晴らしかったなーと思います。
この後、大惨事が起こっていく訳ですが、
決定的な判断ミスはあるものの、
結局は小さな不運の積み重ねで
事故が拡張していくことがよく分かります。
誰が悪いという原因探しをする前に、
自然は容赦なく人間を追い込んでいくのがエゲツない。
また、普段生活しているときには考えにくいことですが、
生きる/死ぬが極めて属人的なことである
ということも痛感しました。死ぬヤツは死ぬ。
これらすべてに説得力を持たせているが、
圧倒的な3D映像でしょう!
IMAXで見たこともあり、
文字で書くのは野暮としか言いようが無いレベルの映像の数々。
そのままエベレストにクルーと一緒に
放り込まれた気持ちになりました。
実話ベースということもあり、あっけない幕切れなのも好印象。
この手の映画はDVDで見てもしょうがないし、
タイトルに3Dって入ってるし映画館がオススメ!

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