帰宅後はNETFLIXざんまい。まず「40歳の解釈:
ラダの場合」を見た。40代になった過去の栄光にすがる脚本家がラップを始めて己を獲得していく物語。Age
ain’t nothing but a
numberであり「年相応」という言葉に対して中指を立てていき自分のしたいことに正直にいきてい生きていく、その姿がまぶしくてかっこよかった。
劇中でラップをする映画の場合、ビートやラップがしょうもないこと多いけど今回はビートはしっかりしたBoom
bapで主人公のラップもめちゃくちゃイケてる。ゆえに物語の納得度も高い。この映画は35mmの白黒フィルムで撮影されており、モノクロなのがかっこよくてブルックリン、ハーレムの夜のシーンは特に好きだった。またラストのある仕掛けで反転していくのもジーンとした。監督/脚本/主演はRadha
Blankという人で完全なる新人なので私小説的な仕上がりになっていることを見終わったあとに知ってこれまたグッとくる。個人的に一番好きだったのは主人公のお母さんのエピソード。彼女が様々な形で生きた証を残そうとクリエイションに取り組んでいた話は、外野の声に耳を貸さず自分の取り組みたいことに向き合う重要さを物語っていた。
アメリカ大統領選をSNSでどんな感じかなーと思って見てみたら、明確なデマがいとも簡単に作られて、それが広まって行く過程を見てしまった。悪性のエンターテイメントという言葉がぴったりで「正しくなさ」を無限に追いかけてしまってバッド入った。とにかく気持ちが悪いのは日本のネトウヨがトランプを応援しているところ。「The
Social Dilemma」を思い出す。分断が加速していくのは間違いない。
Show Me The Money S9 EP3を見た。(英語字幕を作ってくれている人達マジでBig
up!)ずっとオモシロいのだけども今週はSWINGSのくだりで涙した。よくラッパーが金や名声よりもリスペクトを大事にしている話があるけど、それはなぜなのか?が端的に分かる話だし、Giri
Boyの涙がその思いをさらに加速させていた。2人のこと全然知らなかったけど、こういうドラマがあると何倍も楽しめる。と同時にcompetitionなのでスキルフルなラッパーがたくさん出ていて、それを聞いているのも楽しい。このフォーマットは日本で行っても絶対に受けるので誰か早く輸入してほしい。
10月26日 ポッドキャストをアップロード。コンテンツ系エピソードでラップスタア誕生とバチェロレッテについてなんやかんや話しています。特にバチェロレッテは驚天動地の考察なのでぜひ聞いて欲しい。この日記がアップロードされている頃にはもう結果が出ているけど是非。 Apple podcast/ Spotify/ Shownotes
月曜日恒例のプール!と思って行ったらまさかの最終月曜休みだった。帰ってきてNETFLIXで「The
Social
Dilemma」を鑑賞。個人情報とSNSの関係性に関して警告するドキュメンタリーで興味深かった。知識として頭では分かっているけど使うことをなかなかやめることができないSNSの中毒性の部分と搾取された個人データの使い道、それによる社会の分断などテクノロジーがもたらした負の側面をパッケージングしたような内容。以前に読んだ「デジタル・ミニマリスト」と似たような話が多かったけど映像で見るとさらにショッキングさは増した。想像が及ばなかったなと思ったのは子どもの美醜認識の変化。スマホのアプリで変形した顔(目が大きい、シャープな輪郭)の写真を撮り続けているので、それと自分の実際の顔が乖離して辛い思いをしてしまう。もちろんたくさんのメリットがあるから人はインターネットテクノロジーに依存しているのだけど、こういう負の側面を理解しておくことに損はない。
ZORNの新しいMVがリリースされてfeat
がBOSS!そしてこのタイミングでアルバムがいきなりリリースされることも同時発表。KREVA,
MACCHO, BOSS, AKLO, NORIKIYO,
ANARCHYが参加していて全曲BLって2000年代および2010年代前半のヘッズが夢想しては「ないない〜」と笑われるようなメンツな訳でそれを実現したZORNの凄さはもう。。。売れ線に走ることなく自分のスタイルを崩さずに貫いているところがかっこいい。「One
Mic」がリリースされたときに「Rep」とか含めてめっちゃNAS寄せなの気になるなぁという話をしていて「Memory
Laneとかありそう」って言ってたら本当に収録されてて驚いた。タイトルが「新小岩」なのは「NY
State Of Mind」
に寄せてると思うので、あきらかにオマージュなんだろうな。友人が言っていた「このアルバムに般若がいないのはちょっと…」と聞いて確かにかわいそう。どんな気持ちで見ているのだろうか。日が変わってAmazonで即オーダーした。
10月28日
韓国のヒップホップのリアリティショウであるShow Me The
MoneyのSeason9を友人に勧められたのでゴニョゴニョしたら英語字幕つきのが出て来たので見てみたらめちゃくちゃオモシロかった。ラップスタア誕生が好きな人は間違いなくハマるやつ。あんまりキャラとか重視されてなくてスキルと歌っている内容を中心に評価されているのが特徴。韓国では日本の何倍もヒップホップが市民権を得ている環境でアイドルラッパーとして売れている人や一線で活躍していた人たちも貪欲にSMTMの称号を追い求めているところに驚いた。あとMOMENT
の客演で知ったJUSTHISがproducer側に出ているのだけどこんなシビアな人なのか…という発見も。英語使いやsinging
rapが審査員に露骨に嫌がられているのも興味深くてヒップホップ原理主義で意外だった。(それは比較的メロウなproducerであるGroovy
roomでも同様)始まったばかりなので追っていきたい。
「ゲティ家の身代金」をNETFLIXで。リドリー・スコット監督作品。リドリー作品でSF系じゃないの久しぶりに見た気がする。実際の誘拐事件をもとにしたサスペンス。Cash
Rules Everything Around
Meで強烈だった。ここまで嫌味なキャラクターもなかなか見ない。しかもそれが誘拐犯ではなくて誘拐された側にいるというオモシロさ。あとグロ映画を超える超絶グロシーンがあって、ドラマ上は全然必須ではないのに異常なこだわりを見せていて耐性あるほうだけど「ひぃぃぃ」と言ってしまった。
Go To
Eatを使って外食。海鮮系イタリアンで牡蠣やカルパッチョなど。美味しかったけどグイグイと追加オーダー確認してくる系の店員で面倒だなと思った。ワインをぐびぐび飲んでしまい思った以上の会計だったけど割引が効いて助かった。これも税金かと思うと大丈夫か?と思ってしまうものの使わないと損するシステムなのでまた行きたい。帰ってFormula
1を見るものの途中で寝落ちしてしまった。
The Wire S3を見終えた。前シーズンで一旦ドラッグ戦争から距離を置いていたものの、今回はゴリゴリの泥沼でめちゃくちゃオモシロかった。劇中でも当然ヒップホップはかかるのだけども、そこでかかっている曲だけに限らずヒップホップ全体に対する解像度がグイグイ上がってくる。なぜあれだけドラッグがトピックになり得るのか?少なくともその理由の断片をこのドラマから感じることができたし、特にこのS3はドラッグ戦争ドラマとしてはかなりのマスターピースだと思う。これがフッドのリアル。
10月13日 朝から「箱男」を読了。安部公房を読みまくっている時期でその一環。めちゃくちゃブッとんでいて正直後半は理解が追いつかないところがあった。その混乱こみの読書体験かとは思う。ただいつかさらなる先の理解にたどり着きそうな気もしているので年を取ってから再読したい1冊になった。こういうハードル高い読書を乗り越えて大人になっていく感じがある。 The Wire
S2を見終える。隙間時間で見まくっているので速攻で見終えた。労働とは?みたいなテーマで組合が出てきて悲哀に満ちた労働者たちが致し方なくポーランドマフィアと手を組んでしまうくだりに世の理を見た。左遷された人たちがアッセンブルして再び生きがいである捜査に戻ってイキイキしている姿にアガった。次のシーズンは再びボルティモアのストリートに戻るようなのでヒップホップのバイブスを堪能出来るのを楽しみにしている。