2019年10月7日月曜日

2019年10月 第1週

10月1日
今日から下半期。心機一転頑張りたい。
とはいえ帰って日記を書いていたことしか記憶にない。

10月2日
行きの電車で悪党の唄を読了。


悪党の詩
悪党の詩
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D.O
彩図社 (2019-09-30)
売り上げランキング: 232

ラッパーD.Oの自伝ということで
以前から楽しみにしていた。
彼が世の中に出て行く過程を
ある程度見ていた人間としては、
あまりにもスリリングでオモシロ過ぎた。
初めて東京に出てきたとき、
最初に住んだ街が大泉学園で、
そこがD.Oの地元だったことを後で知って、
東京郊外だったけど密かに誇りに思っていた。
当たり前だけど僕たちが知っているのは
彼が作り出したD.Oというイメージ。
つまり日本人の中で誰よりもラッパー然として、
キャラクターを徹底的に作り込んでいると思うんだけど、
その真意だったり人間D.Oの側面を知ることができる。
今や標準語になった「ディスる」も
彼が世の中に持ち込んだ言葉で当時のリンカーンの裏話もあり、
知らないことだらけで興味深かった。
(練馬じゃないbay4kがメインにいた理由など)
この本で初めて知った雷時代の地獄のような話も刺激的。
Libraが特異なのかと思ってたけど、
似たようなことはどこでも起こっているのか、
という暗澹たる気持ちになる一方で、
逆境でこそ輝けるのがHIPHOPという言葉が胸に響いた。
漢の自伝よりはダーティワークに関する記述は少ない分、
刺激度は少し低いけれど、今後のD.Oの動きは、
この本を読んでるか読んでないかで理解度はかなり変わりそう。
そのあとアマチュアラジオ vol.11も聞き終えた。



R指定をゲストに迎えてのトラボルタカスタム振り返る会。
Rの異常な愛情を読んだタイミングだったのでバッチリ。
トラボルタカスタムの作り方、
ひいては梅田サイファーにおける曲の作り方を知れてオモシロかったし、
クルーの中でこれだけ互いのリリックを理解していて、
どこが良いか褒め合えるのは健全な関係だなと思う。
終盤は「テレビドラマの中に後ろ姿見つけられなかった仲間たち」
といった雰囲気がビシビシ出てて最高だった。

10月3日
-Ugh,those feels /Snoh Aalegraで通勤。
前のアルバムから聞いていたけど、
改めてキャリアをwikiで見ると同い年で結構苦労人。
ここ数年で一気に跳ねてきたタイミングで、
しっとりした内容なのがいい感じ。
Drakeにサンプリングされて、
それがフックアップになるっていう、
Drakeの規模の大きさを象徴するようなエピソードで好き。



10月から新体制になり、仕事の内容が
バッコリ変わって色々勉強しながら、
日々のタスクこなしつつという感じで
かなりストレスがかかっている。
その中で何も知らんくせに、
こっちの仕事にいっちょ噛みしてくる、
その人にイライラしてすぐキレてしまう。
20くらい年上なんだけど。
自分の仕事が手空いてて手伝ってくれるならまだしも。
アンガーコントロール、本当に考えなきゃなのか。
帰ってご飯食べてからprime videoでDistanceを見た。



是枝監督の映画デビュー作品でprimeに最近追加された模様。
オウム事件を下敷きにした加害者の家族の物語。
手持ちカメラと台本なのか即興なのか分からない、
役者同士の会話によって不安定な世界を描いていた。
あんまり知らない人同士が少しずつ距離感を詰めていく、
そのときの白々しさの空気が真空パックされていた。
特に終盤が本当に圧巻だった。
遭難してから結局全員で東京の新宿まで戻ってきて、
そこで解散するんだけど、
今や超有名な役者陣が新宿の街に溶け込んで消える。
さらに各登場人物が日常生活に戻ってからの
ロングショットの美しさよ…
こんな場所よく見つけてきたなーと思うかっこよさ。
犯罪の加害者の家族は加害者ではなく「普通」の人間でしかないし、
家族が止めとけば助かったのに、という問い詰めに対して、
実際には止められないよねというメッセージにも思えた。
来週から新作「真実」が公開されるようなので、
見にいくか〜という気持ちになった。

10月4日
誕生日。奥さんからプレゼントに、
Bluetooth ヘッドホンをもらった。SENNHEISER!!


この高級感よ…超感謝。
Yacht Rock 2/Alchemist を聞きながら出社。



1曲目からしてISSUGIとScratchniceによる、
名盤UrbanBowl Mixcityのイントロと同じネタ使い!
サンプリングソースは泥臭いし、
呼んできているラッパーも男!って感じなのに、
なんだかstylishな仕上がりになっているのが
Alchemistっぽいなーと思う。
タイトル通りリリックは海関連の曲多めだった。
仕事中に聞いたのはShurkn Papのアルバム。



サウンドのバリエーションの豊富さが最高。
HIPHOPというより音楽が好きなんだなーと思った。
KANDYTOWNと共鳴するのも分かる。
ポッドキャストでも話したけど、
HIPHOPだけではなく色んなジャンルからインスパイア受けて、
それらを落とし込んでるのが好きなところ。
あと四つ打ちチューンに
トラップのフローはめるの流行るかもと思った。
歌フロウが多いのでそこは好み別れるけど、
クオリティは圧倒的に高い。
兼務していた部署の兼務が外れたので、
その壮行会で飲み会だった。
何度参加しても会社の飲み会には慣れない。
これをオモシロいと思って皆参加しているのか。
おしゃべりなおじさんがいると相槌しとけば、
なんとなく時間が過ぎていくし、
興味ない話でも興味あるふり、
インタビュアーになったつもりになればやり過ごせる。
今回は送られる側だったから、お金払っていないけど、
これで4−5000円払わなあかんとか理不尽過ぎる。


10月5日
昨日の酒が残った感じで午前中は何となく過ぎていった。
午後ウエディングフォト用のドレス合わせで表参道まで。
男性側は特にすることなく、ぼーっとしていた。
その後、神楽坂で焼肉。
久々に来たけど、すべてが程よい空気で落ち着くわー
といった感じで良かった。焼肉も品のある味だった。
その後、通りがかった東京サワースタンドというお店で
フレッシュなフルーツサワーを飲んで〆



10月6日
朝起きて録画していた時効警察SPをアイロンかけながら見た。
この空気感、懐かし〜という気持ちと
そこに吉岡里帆が何の違和感もなくジョインして、
さらにユルい空気が加わってオモシロくなっていた。
公式ガイド本も持っているくらい好きなドラマシリーズで、
他のドラマと何が違うんかなーと思って見ると、
時効警察の空気なるものを皆で作り出そうとするところかなと。
部署内ではカメラも引きのショットが多く、
演劇を見ているような感じで、
その空気を視聴者と共有できるのがオモシロい。
どのキャラクターも好きだけど、
今回の十文字のトバし具合は最高最高だった。
来週から本編始まるし癒されたい限り。。。



午後、再び奥さんのドレス合わせに付き合って奥沢へ。
初めて降りたけど高級住宅街らしかった。
帰りにONIBUS COFFEEにいってコーヒー飲んでchill.
ひっきりなしにお客さんが来ていて、
自分の街に美味しいコーヒースタンドあれば
QOLめちゃくちゃ上がるだろうなと思う。
お昼遅かったから全然お腹空かなくて、
お酒飲んでダラダラと過ごしていた。
あぁ行きたくない仕事!

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