2019年8月13日火曜日

2019年8月 第2週

8月5日
Bleu/Dave B.を聞きながら出社。



Apple musicからのレコメンドで知った、

シアトルのラッパー。
歌交えながら系の今どきなスタイルで、
Chanceとか好きな人にはオススメかな?
でもChanceほどはPopではなくて、
Dopeさがいい感じにあるので結構好き。
最近は他人の暇つぶしに付き合う仕事というか、
他人の間接工数を埋め合わせるための
仕事が多くて結構辟易としている。
もっと手間を減らせるはずなのに、
上から振り下ろされるとどうしようもないという。
こうやって愚痴ばっかり溜まっていくの
本当に良くないけど思わないと
日々を過ごせないんだから仕方がない。
そのため、がっつり残業で疲労困憊。
帰ってから写真付きで日記を書いた。
デジカメで写真を撮る生活は、
怠惰な日常の変化として今のところ楽しいので、
続けてみようと思う。
もうPCやMacでこのブログを見ている人もいないだろうし、
別にiPhoneでいいと思うのだけど、
写真を撮って生活ログを残すというのを頑張りたい。

8月6日

朝からdublab.jpの橋本徹のmixを聞きながら出社。 



夏仕様に仕上がってて最&高。

全然知らんスーパーメロウ連発だった中で、
ぶっちぎりでかっこよかったWalkie Talkie/Brijean



Toro Y Moiでパーカッション担当してるらしい女性で、

Doug Stuartとのタッグで作ったEP
今年の夏のEPやな〜と思いながら体に沁みまくっている。
これとThe O’My’s、Raveenaが今年の夏マストなやーつ。





帰宅後、NHKの半グレに関するドキュメンタリーを見た。

めちゃくちゃ大胆なドキュメンタリー
ドキュメンタリーに関する本を今読んでいるところで、
NHKのドキュメンタリーの歴史において、
これまた1つエポックメイキングな回になっている気がする。
大阪の半グレが顔出しで出演しているのを筆頭に
色んなタイプの不良以上暴力団未満の
危険な香りがプンプンする人が出演していてオモシロかった。
スポンサーのいないNHKだからこそできる、
デッドボールギリギリの内角攻めという感じ。
暴力団を法律で徹底的に規制した結果、
半グレと呼ばれる集団が同時多発的に発生し、
それらは暴力団のように組織化されていないから
摘発が難しいらしい。
勝手に乱暴なイメージを抱いていたけど、
マルチとかに近い感じで
とにかく金を儲けることにフォーカスしている。
前半で紹介された風俗斡旋業者のシーンでは、
会社の新卒研修で使われそうな資料が登場していて、
より割り切ってビジネスライクなのがヤバい感じだった。
NHKでいえばノーナレというドキュメントシリーズの
川崎サウスサイドラップもオモシロかった。
ここ十年のあいだに川崎はヒップホップの聖地と化している中で、
より若い世代がどうやって生活しながらラップしているかに
フォーカスした作品でかなり見応えがあった。
FUNIというラッパーがメンターとなっていて、
彼の所属するMewtant Homosapienceのアルバムが好きだったので、
彼の生々しい生活の側面が描き出されているのも興味深かった。
番組の最後で流れたYonayonaという曲が心に刺さって
しばらく頭から離れなかった…



少しずつ見進めていた牯嶺街少年殺人事件を見終えた。




光と闇、生と死、マジで映画だった。

鬱屈した思春期が1つの出会いで少しはマシになるかと思いきや、
人生はそんなに甘くないんやでな話。
もっと若いときに見ていたら違った感想を持っていたと思う。
NETFLIXで簡単に見れるだなんて本当にありがとう
という気持ちしかない一方で、
これは映画館で見ないと魅力の半分くらいしか
味わえていない気もする。
光の色気とでも言えばいいのか、
真っ暗な環境で見てこそ味わえるビジュアルの魅力があった。
あとは時間の問題。4時間という時間を確保して、
家の中で集中するのは相当大変で、
僕は少しずつブツ切りにして見終えた。
ゆえに感動がその分ブツ切りになっている気がしてしょうがない。
東京では毎年どこかで上映しているから、
絶対にいつか映画館で見たい。

8月7日

久しぶりの出張。しかも初めての岐阜。
いつもどおり品川からライドオンして名古屋まで。
せっかく名古屋に寄るならということで、
あいちトリエンナーレのうち、
目下話題沸騰中の愛知県立美術館での展示を見に行った。





















平日の朝ということもあって、ゆったり楽しめたし

何よりも展示がどれもめちゃくちゃかっこよくて超満足した。
現代美術中心で国内から海外まで
様々なアーティストの作品がかなりの分量あって、
あれで1600円は東京では考えられない値段設定だと思う。
話題の展示はすべて非公開となり見れなくなっていたのだけど、
あれだけレンジの広い現代美術を大量に展示していて、
多様性の塊の中で特定のものだけ非公開になるのは
やっぱり解せないなーと思う。
Session22で荻上チキさんも言っていたとおりで、
作品の是非について議論するのは自由だけど、
展示するかどうかを公権力側から文句言うのは違うよなーと。
あと番組で言っていた話で従軍慰安婦問題のブラックボックス性と、
従軍慰安婦を肯定すると自分たちが否定されるという思い込みの話は
まさしくその通りだなーと思った。
今回の展示で一番グッときたのは、街中に落ちている吸い殻とかガムから
DNAを分取して、その情報から顔を3D印刷で作り出すというもの。



めっちゃSFやけど映画とかドラマでその設定見たことないなーと思って、

想像よりも現実が上回ってくるところに興奮した。
シンプルに現代美術展として最高って感じなので行くといいと思う。
展示をゆっくり見ていたら、お昼食べる時間なくなって慌てて移動して、
午後から打ち合わせ。議事録係で疲れた。
新幹線に飛び乗って帰京して、いつもの仲間と飲酒。
他愛もない話をしていたら、あっという間に時間がすぎた。
話の流れでNORIKIYOのワンマンライブに行くことになった。

8月8日

それでもドキュメンタリーは嘘をつく/森達也を読了。


それでもドキュメンタリーは嘘をつく (角川文庫)
森 達也
KADOKAWA (2008-09-21)
売り上げランキング: 154,859

Primeセールで半額になっていて、

前から読みたかったので読んだ。
この本はドキュメンタリーを見る上での
バイブル扱いされているだけあって、
読み応え十分だし、ドキュメンタリーを見る解像度が
さらにレベル上がった気がする。
日本におけるドキュメンタリーの歴史をおさらいしながら、
自身の出自、とくにA/A2のbehind the scenesが
とにかくオモシロかった。
ドキュメンタリーが好きで、
AもA2も見ていない人は一刻も早く見た方がいいと思う。
この2作は自分の考え方がグラグラさせられまくる作品なので。
今の時代こそ響くパンチラインを引用しておく。

第三者だからこそ、気軽に憎悪を発動する。要するに主語がない。

だから述語は、新たな標的を求めながら暴走する。
それが今の日本の社会だ。

8月9日

昼休みにとんでもないボムを友人からもらって興奮した。
周りの声に惑わされず自分の好きなものと
真摯に向き合うみたいな話をしていて、
まさしくその通りやなーと尊敬の念しかなかった。
帰り間際に営業の人から飲み会に誘われて、
いつもなら間違いないく断っているけれど、
明日から9連休という開放感のもと、飲みに行ってみた。
ほとんど営業の人かつ同年代かそれよりも若いくらいだったので、
楽しく飲めたし、知らないことも知れて楽しかった。
(普段は周りに若者1人もいないから)
結構飲みあげてしまってヘロヘロで帰宅、即睡眠。

8月10日

起きてから、昨日買うつもりだった進撃の巨人最新刊が
どうしても読みたくなって近くのコンビニに行ってみたら、
普通に売っていた。本当に最高だなコンビニ。


進撃の巨人(29) (週刊少年マガジンコミックス)
講談社 (2019-08-09)
売り上げランキング: 1

今回は結構伏線が貼られているのと、

後半アクション多めで読み応えあった。
最近の韓国との関係の冷え込み方を踏まえて、
進撃の巨人を読むと思うこと山の如しで、
民族、国家同士のいがみ合いはいつの時代も存在していて、
それぞれがそれぞれの言い分を持っていることを
理解するのに教科書みたいな漫画になっている。
この辺の話も含めてポッドキャスト収録したのちに、
Skype飲みもして諸々話した。
家で飲むと酔いがグイグイくるから、
いつの間にか寝てしまっていた。

8月11日

昼前に起きて区役所へ。婚姻届を提出して入籍した。
ということで結婚することにあいなりました。
直近連絡取ってても言っていなかったんですが、
聞かれていないのに自分から言うのもアレだな、
という、いつもの自意識のやつです。気にしないでください。
本当に紙を出すだけだったので、
手続きとしては何の実感もなかった。
SNSとか結婚式のVTRでよく見る、
婚姻届を2人で持って写真を撮るのとか、
あの手続きのどのタイミングで撮るのだろうか?
そのまま注文していた結婚指輪を取りに浅草まで行って
帰りにあんみつを食べた。



JRで乗り換えのときに
屋上でビアガーデンやってることを知り、
1杯だけということでビールを飲みに行った。
もっとわいわいしているかと思いきや、
信じられないくらい静かで、
ショートムービーの上映が行われていた。
都会にぽっかりできた穴みたいな空間だった。



帰宅後ゴッドタンの腐り芸人を見て爆笑したのち、

全裸監督をビンジウォッチングしてから就寝。

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