2019年3月25日月曜日

2019年3月 第4週

3月18日
どこで拾ったかも思い出せない
Tyoshinのインタビューを読んで、
こんな世界があるのかーと思いながら、
TYOSiNがpushしていたFamily Pet聞いてみると、
今年出たCould Have Been という曲に
心を撃ち抜かれてしまった。



高校の頃は周りの友達の影響もあって、
日本語ラップ好きロックキッズだったから、
このサウンド、いわゆるエモラップ(?) は
心をズバッと射抜かれたような気持ち。
そもそも自分のモードとしても、
明るい曲というよりも厭世観や悲しみを感じる曲に
惹かれているところもあり、
その需要にばっちり答えてくれている。
ギターロック調のサウンドにトラップマナーの
ビートをぶつけて歌い上げているものは
ロックなのか、ヒップホップなのか。
初めてジャンル分けって無意味なんかもと感じた。
インタビューにもあったとおり、
YoutubeやSoundcloudに山のように
曲がアップロードされているのだけど、
特にYoutubeは日本のアニメのループだったり、
EditしたものがMVのよう流れていて、
そのチョイスもまたオモシロかったりする。
というように文化的背景がとても複雑な音楽に
久々に出会えて楽しくなった。
これから色々ディグリたい気持ち。

3月19日
Spider-Man: Into the Spider-Verseを
T・ジョイ品川でIMAX3D鑑賞。



Tジョイのチケットシステムがシャットダウンしたらしく
チケットは手書きだし席は自由席になっていた。
こんなクラッシュどのぐらいの頻度で起こっているんだろう。
係りの人がとても大変そうだった。
ユナイテッドシネマのときは
3Dグラスはレンタルだったんだけど
ここではしょぼいグラスを購入させられてテン下げ。
見に行くとき忘れないようにしなければならないの超面倒。
それはともかくかなりオモシロかった。
最近見たアニメーションではぶっちぎり。
様々なディメンジョンのスパイダーマンが集結して、
皆で敵と戦おうとする中で未熟なスパイダーマンが
成長していくというお話。
見たことないフレッシュなCGによる映像表現と共に
かなり速いテンポで進んでいくのが楽しい。
IMAX3Dで見てこその映像体験なのは間違いない。
テンポが速い展開なのは脚本を
Phil Lordが担当しているからなのかな?
(LEGO Movie/21 Jump Streetもそうだったし)
スパイダーマンはNYのヒーローであることを
意識させてくれるHIPHOP演出の数々が
本作を特別なものにしているし、
現代のスパイダーマンにアップデートされていると思う。
一部ご都合主義的なところもあり、
終盤いろんなことがうまく行き過ぎでは?
とか思ったりしつつも、
テーマについては本当に心の底から
頷くしかなかったのでオールOK。
不可能を可能にするのは自分のことを信じるしかない、
という至極当たり前のことに胸を打たれながら帰宅。

3月20日
Behind The CurveをNETFLIXで鑑賞。



地球平面説を信じる人々のドキュメンタリーってことで
オモシロそーと思ったらやっぱりオモシロかった。
どのようにして陰謀論が信じられているのか、
信じている人はどんな人なのかを丁寧に描いている。
地球は平面だ!という陰謀論は誰も傷つけない部類なので、
序盤は笑いながら見ていたんだけど、
これと同じロジックで対象が変わったときに
恐ろしい事態を招くんだなーと気づいてからは
一種のホラードキュメンタリーに見えてきた。
とんでも話だとスルーしていると、それが増殖し、
科学全体が軽視されて学問が崩壊するという仮定を
大学教授の人が話していたのが印象的だった。
YoutubeやPodcastで情報発信する中心人物の1人が
陰謀論的な根も葉も無い噂(たとえばCIAのスパイだとか)に
自分が実際に晒されると
「そんな訳ないじゃない!」と断言するけど、
自分の平面説だけはそれとは一線を画すと
信じきっているシーンがハイライト。
90分くらいでサクッと見れて、
世界を広げられる良い機会だと思う。

3月21日
朝起きてウォーキング兼ねてカフェで朝ごはん。
ランニングするかと思い立ち、はや1ヶ月強経って
全く何もしていない自分の行動力のなさに驚いている。
暖かくなってきたら走れるだろうか。
一旦家に帰ってきてから今度は池上本門寺まで散歩。
天気が良くて暖かいのかなり気持ち良い。
ちょっと遠いけど歩いていける距離で
大きなお寺あるのええなーと一瞬思ったけど、
年に1、2回しか来ないだろうな。
映画見ようか、ドラマ見ようかと悩むものの、
見たいものも特になく。。という
最近よくあるフェーズに陥ったので、
TV Timeというアプリでドラマdig。
自分の見たドラマを登録してレコメンドしてくれるから、
NETFLIXとPrimeビデオの両方のデータから
レコメンドが生成されて便利。
その結果Primeで見始めたThe Night Of



HBO製作ということもありめちゃくちゃオモシロイ。
簡単にいえば冤罪クライムサスペンスなんだけど、
法廷ものと刑務所ものが合体しているから、
オモシロさが2倍2倍いや5倍5倍な感じ。
(刑務所はライカーズ!しびれるぜ!)
あとキャラクターが立っているのも良くて、
何と言っても流しの弁護人が好き。
1話1時間強×8話でどこまでたどり着くのか謎だけど、
完結することを切に願っている。

3月22日
朝から仕事で霞ヶ関。
早く着いたのでブラブラ歩いていたら
裁判所の前で特定の裁判官や検察官を糾弾する、
大きな看板が設置されていて日本の闇を見た。
仕事をつつがなく終えて上司とランチ。
4月からの仕事の話とか、
そもそもどういう姿勢で仕事するのかという話をした。
とにかく縄張り意識が強い人が多くて、
仕事を属人化させて、その人以外対応できないようにして、
自分の価値を担保するという論法が理解できない。
誰でもできることは民主化してしまって、
次のステップへという前進する志向性が皆無なんだな
ということを周りの状況を聞きながら思った。
前にもPodcastで話したけど年齢なのか、
あくまでのその人個人の問題なのか。
4月から環境が一気に変わるので
ポジティブな方向に向かって欲しいと願っている。

3月23日
こないだ買ったヴィナル文學選書、
北新宿2055 / 漢 a.k.a GAMI 読了。
ヒップホップ・ドリームがかなりオモシロかったので、
小説はどうなんだろう?という感じで読み始めたら、
近未来SFといった内容で興味深かった。平山夢明っぽい。
遵法意識な世の中に対するカウンターとして、
Hoodの掟に従って生きることはどういうことなのか?
ある種の陰謀論さえ呼び起こすHIPHOPの
アンダーグラウンドな側面を物語に落とし込んでいるのが
漢にしか書くことができない小説だなと感じた。
夜に久しぶりにPodcast収録。
シチュエーションによって安定しないことが多すぎて
今回も始めるまでに結構時間かかってしまった。
これまで駄話中心でお届けしていたけど、
企画っぽい内容でお届けする予定。
あんまり編集しなくて良い感じなので
週明け早々にリリースしたい。
先日見始めたThe Night Ofをビンジウォッチングで見終えた。
しっかり完結しながら何とも言えない終わり方して、
これはなかなかの傑作だった。
NETFLIXのAmerican Crime Storyに近い感じ。
冤罪で捕まっていることを観客側は見ている中で、
でも状況証拠は主人公が犯人であることを示していて、
主人公の刑務所での振る舞いも物議を醸し出す。
どんどんライカーズ刑務所に染まっていく過程が地獄。
物語のバロメーターとしての弁護士の肌の荒れ具合だったり、
ショット1つ1つこだわってんなーという見せ方が好きだった。
終盤にかけて法廷サスペンスの濃度が
グイグイ高まっていてどうなるのか?と思わせてから、
あーそういうエンディング!と思いつつ、
放り出されてしまった気持ちになった。
「嘘の匂い」というフレーズが、
この物語の全てを象徴している気がした。

3月24日
誘われるがままに東京ドームで野球観戦。
ドームの近くにおしゃれエリアみたいなのできてて、
美味しいホットドッグとか洒落たコーヒーとか
タコベルもできてたりグルメ充実してて楽しい。
ビール飲みながらダラダラ野球見て帰宅。
帰ってからはひたすらにTERRACE HOUSEを見続けていた。

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