2019年3月2日土曜日

2019年2月 第4週

2月18日
FLEXで10時出社しようと思うものの、
昨日のミスを引きずったため、
いつもどおりの時間に目が覚めた。
一体私は何をやっているんだろうか?
という気持ちが胸のうちに去来して辛み。
逆位相ぶつけることにより、
ボーカルデータを分離する手法が
成功することを祈るばかり。
Herium/HOMESHAKEを聞きながらゆるりと出勤。



bedroom popsと呼ばれるタイプの楽曲だと思うけど、
むちゃくちゃ良い。Like Mariahがお気に入り。
帰宅後、逆位相にトライするものの
そもそもボリュームが違う、音質も異なるものなので、
相殺できないっぽい。。となると手動で音声を分けていくしかない。
素材でミスすると本当に大変ということを知ったので、
今後はしっかりテストして挑みたい。

2月19日
午後、劇的に体調が悪くなり
あれ?これはいよいよなやつ?インフルのエンザ?
というレベルで倦怠感が全身を襲ってきたので、
早退して家の近くの病院へ行った。
そこで熱を測ると何年かぶりに38℃を超えていて引く。
「あーまたこのタイプの患者きたか」的な医者の診察を終えたのち、
ノロウイルスだと告げられた。人生で2回目。これめっちゃしんどいやつ。
とりあえず帰りに最低限の栄養素的なものを
ゲットして命からがら帰宅。死んだように眠った。

2月20日
起きて熱を測ると37.4℃。会社を休んだ。
本とか動画とか見放題で最高!と思いつつも、
身体がついていかずほとんど寝ていた。
その合間合間にprimeでLORENAを見終えた。



Jordan PeeleがExective producerを務めたドキュメンタリー。
DVを受けた奥さんが旦那のぺ○スを切ったという事件の裁判を
今改めて振り返ってみるという作品でオモシロかった。
ただ思ったよりも普通なドキュメンタリーというか、
かなり淡々としていてPeeleがコミットしたのは
一体どこなんだろうか?と思ったりした。
メディアによる印象操作や政治的で多くの人に影響がある
トピックだとしても、ゴシップのほうが優先されるのは
いつの時代も変わらない人間の性であることを痛感した。
またDVを含めた女性の性被害を立証する難しさも
付きまとっていて問題としては共有されているが、
具体的にどうすればいいのか?
この事件のあと、DVに警察が介入するようになった、
という一定の成果はあるものの、
今の時代になっても本質的には打破されない部分がある訳で
作り手はその部分を訴えたくて作ったのかもしれないなと思った。
熱も下がり体力がかなり回復しているようなので、
快方に向かっていることを願いながら就寝。

2月21日
起床して熱を測って平熱だったので出社。
ご飯は食べれそうにないのでNO弁当、
ゆえに手ぶらで通勤してみたらめっちゃ快適。。。
こんなに違うのかと思うくらい肩が楽だった。
冬のあいだはコートのポケットに
Kindle/iPhoneX/財布/鍵/セキュリティカード
をぶち込めば何とかなるから考えたいな。
そう思うくらいにノーストレスだった。
手ぶらの耳元はFigure Chord/Neetz



トラックメーカー兼ラッパー、KANDYTOWNの勢い衰えず。
1曲目のNotionが完璧すぎて他の曲はイマイチ。
ソロアルバムだけどトラックメーカーということもあって、
客演が多いんだけどNotion以外は空振り感。
むしろ唯一のno Feat.のAwakeningが次点で好きだった。
こないだ出たLocal Service収録のProveもめっちゃ好きだったし、
トラックメーカーとしての才能は明らかで、
次の展開が楽しみ。KANDYTOWNの2ndかな。
出社してみると意外にしんどくて、
一通り残っているタスクをすべて消化して早退した。
帰宅後、即寝したら体調が大きく挽回して治った手ごたえあり。
夜はPodcast収録。しっかりテストして録音できていることを確認。
話すの1~2年ぶりだったので結構話がスイングしてよかった。

2月22日
朝起きて完全回復を感じる朝。
大事を取って朝食はヨーグルトのみにしておく。
今日も手ぶらで出社。めちゃめちゃ快適、
騙されたと思ってトライしてみて欲しい。
お昼にはうどんを食べてみたけど
大丈夫そうだったので良かった。
結局結局やっぱりやっぱり最後は最後は健康。
While We Wait/Kehlaniで帰路。



事前の触れ込みではmixtapeらしいが、
ストリーミング時代のmixtapeとは?と問いかけたくなる。
聞いてみると、そういう問いは
どうでもいいくらい内容素晴らしき。
前のアルバムよりも断然本作の方が好み。
music soulchildをゲストに呼んだり、
Impeachマナーなヘビーなドラム、
Sabrina Caludioに引き続き6LACKもナイス客演。
トレンドの90'sマナー取り入れつつ
updateされたR&Bで最高最高。

2月23日
髪の毛がかなり伸びてきたので朝イチで美容院へ。
シャンプー中「お流し残しはございませんでしょうか?」
と問いかけられて「いえ、見えないので分からないのですが」
と言いそうになるものの「大丈夫です」と答えた。
さっぱりした頭で最近オープンしたうどん屋へ行ってみた。
店長が独特で単価の高いおすすめのメニューを連呼していた。
麺は柔らかい系で出汁がとても美味しくて体に染み渡った。
そのまま少しブラブラしていたら
焙煎所併設のコーヒー豆屋があり豆を買った。
帰って飲んでみると美味しかったので少し遠いけど通いたい。
久々にbookoffにも寄って「火星の人」をサルベージしたり
本屋で上田岳弘の芥川賞受賞作品を買って帰宅。
帰ってからはひたすら音声を切って貼って削除してを繰り返していた。

2月24日
早起きして東京駅にある東京ステーションギャラリーにて、
「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」鑑賞。
フィンランドの建築家兼デザイナーの人で、
公共空間への貢献、洗練された部品の使用で
生み出すシンプルな家具など、
フィンランドへの憧憬が一層高まる展示になっていた。
音声ガイドがQRコードを読ませて
自分のスマホで聞けるタイプのやつだったので
試しに聞いてみたら壁面の説明内容を
読ませただけのものでがっかりした。
(声の感じ、Amazon Pollyだったように思う)
帰りにイタリアンで美味しいハンバーグランチをいただいて一旦帰宅。
お弁当の仕込を行った後、Ryohuのワンマンライブのため渋谷へ。
オープニングアクトで登場したのはKEIJU。
最近出たEPがめっちゃ好きだったので、このタイミングで嬉しい。
EPからはget paid/tachiを披露。
盛り上がる曲でもないからライブ大変そうだったけど、
生で聞くとより一層エモーショナルな気持ちに。
当たり前のようにマイクにオートチューンかかってたけど、
Lonely Nightsでtofubeatsが提案してなければ
もっと硬派なMCになっていた可能性もある訳で、
そんなことを考えながら皆が歌うLonely Nightsはグッときた。
Ryohuのライブはバンド編成と勝手に思い込んでいたのだけど、
今回は1MC+1DJスタイルで少し拍子抜け。
とはいえ今回はmixtapeのリリパであり、
ライブ自体の完成度でいえば
Ryohuの音楽的センスが発露しまくっていた、
前回のバンド編成の方が高かったとは思う。
基本は過去曲のHIPHOPよりなリアレンジが多いので、
この編成でもありかと見ながら思い直した。
とにかく出し惜しみなくfeatを呼んできての
HIPHOP濃度高めなライブが楽しい。
あとKANDYTOWNの面々がソロで活躍したことによって、
キャラ立ちしたことでライブがとても華やかに見えた。
今回のライブを通じてAll In One EP、Blurは
相当思い入れのあるアルバムだわと
思い知ったので次のアルバム/EP聞きたい。

2月25日
Higher Brothersで始まる月曜日。Pay day.



88risingメンツに加えてKOHHも参加しているし
アジア系ぶち上げって感じでBlue Mondayにはちょうどよい。
中国語と英語のちゃんぽんでラップしている訳だけど
スムースでかっこいいフロウになっている。
無理くり英語という訳ではなく両方の言語を使えるから
音楽にフィットする方を選んでるのかな。
このレベルの英語がぼんやり聞き取れるぐらいだと
まだまだ勉強足りないんだろな。
会社に着くと新たに注文したディスプレイが届いていた。
ASUS/23インチ。高さ調整がついていないのが致命的だけど、
今までのラップトップと15インチのモニターの
デュアルディスプレイ環境に比べると格段に仕事しやすくなった。
Productivtyの向上。もっと前にお願いしておけば良かった。

2月26日
スタバでコーヒーを買って出社するという
OLみたいなことしてみた。よき朝。
行きの電車でハーモニー/伊藤計劃読了。

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
早川書房 (2012-08-01)
売り上げランキング: 5,351

年末のSaleで買い貯めていたやつ、2冊目。
虐殺器官よりもこっちの方が断然好みだった。
監視社会と健康を結びつけたディストピアを描き出し、
そのディストピアに対してアンビバレントな気持ちを抱く主人公が
突如起こる集団自殺の謎を解き明かしていく物語。
全体の構造としてはSFミステリーで謎解きのカタルシスもあり、
楽しいんだけど個人的にはテクノロジーと
人間の倫理観のせめぎ合いの描写がとても好きだった。
本作が書かれたのは2008年だけど、
今のテクノロジーと人間の関係性は
予期されていたのかよと思わされるようなラインが多くて、
2019年に読んでもとても新鮮な気持ちで読めた。
タイトルのとおりで「調和」といえば響きがいいけど
同調圧力と言うことも可能であり、
それを実現するのは監視社会な訳で
テクノロジーの発展/効率化が必ずしも人間にとって
良いことでもないことがよく分かる小説だった。
1984年について作中でも言及していて、
それのupdateを試みようとしているのではないか?と思えたし、
実際、それに成功しているようにも思えた。
はみ出すことを許さない社会の気持ち悪さに
違和感を抱えているのであれば読む価値は多分にある。
仕事を終えてThe Internetのライブへ。
渋谷だと思っていたらStudio Coastで信じられないくらい
遠回りして時間ギリギリに到着。超満員だった。
Hive Mindリリースツアーなのでアルバム曲多め。
冒頭からダンスチューンのつるべ打ちで
最高かよ!な瞬間の連続だった。
Sydのあのユルいんだけどかっこいい、
独特の立ち振る舞いがめちゃくちゃ魅力的。
Studio Coastの音響の問題なのか、
ベースとドラムのボリュームがとても大きくて、
ボーカル/ギター/キーボードが聞こえにくくなっていて、
これなら去年のO-Eastのほうが良かったかもと思ったりした。
そもそもSydの消え入りそうな声は
聞き取りにくいといえばそれまでだけど、
この感じのバンドサウンドで歌い上げない、
という選択を取っているのがThe Internetたるゆえんだと思う。
使いそびれたドリチケでビールを飲みながら余韻に浸り帰宅。

2月27日
人身事故の影響で電車が止まっている情報を
家出る前に聞いたので自宅待機で音声編集。とりあえず終わった。
9時半ごろにようやく電車が動き出したので、そこから出社。
FL1P/Sik-Kを聞きながら。



思ったよりも当たり障りがないというか、
シンプルにgood musicではあるものの何かもの足りない感じ。
AKIRAみたいなジャケットはかっこよくて好きだけど。
帰りに寿司でも食べて帰ろうかとなり、いつもの回転寿司へ。
圧倒的CPの良さ、他の街にあるお店ほど並ばない、
この2点だけで十分行く価値ある。
帰ってからPodcastをアップロードした。
ここにも書いていたとおり録音ミスで大変だったのだけど、
結果的に公開まで至ることができてよかった。
後半の漫画のくだりが特におすすめ。

2月28日
I Love You/deadbundyを聞きながら出社。



往年のグッドソウルをカバーしたEPで
Dramatics/In The Rainのカバーが
今日の天気とマッチしていて雨でも良き気分。
午後から久々にずっと会議で疲れて帰宅。
NETFLIXで麻薬王を鑑賞。



覚せい剤 a.k.a ヒロポンを韓国で作って、
売りまくった麻薬王をソン・ガンホ主演で
ってなったら見るしかない。
ヒロポンを正面から描いた映画を見たのは初めてで
メキシコ麻薬戦争ばっかり見ていたけど、
身近なドラッグ戦争がありましたね
といった感じでオモシロかった。
前半はコミカルな展開で進んでいくんだけど
徐々にシリアスモードに突入していく、
分かりやすい典型的な栄枯盛衰物語。
ソン・ガンホはコミカル/シリアス、
両方とも抜群にイケてる人間なので
物語との相性はバッチリだった。
あとペ・ドゥナを久々に見れたのも良かった。
最近家でばっかり映画を見ているので、
アカデミー作品が出そろってきた3月は
映画館にたくさん行きたい気持ち。

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