2018年4月10日火曜日

2018年4月 第1週

4月1日
朝早く起きてファミリーセールへ。
最終日でシケシケだったけど麻のコートだけ買った。
いつもどおり同ビル内の美味しいカレーを食べて
適当にお台場散歩。
お台場は街も空も広いから結構落ち着く。
帰宅するとオーディオインターフェースが届いていて、
設定するものの悪戦苦闘。。。
最終フリーソフト入れて解決したけど、
普通に詐欺レベルだと思うよ!モニター周り!
と怒りながら音楽再生したら、
想像以上に良い音が鳴って感動して帳消し。
デジタル音源はHDMI接続でTV経由で鳴らしていたのだけど、
インターフェース経由の音が全く段違いで驚いた。
技術は進歩していることを痛感したし、
もっと早く買い換えておけばよかった。

4月2日
新年度スタート。新たな気持ちでと思いつつも、
昨年度からの残渣の仕事がまだまだあり、
全然フレッシュな気持ちになることもなく仕事。
引き継ぎ云々が本当に面倒。
憂鬱な仕事を吹き飛ばすのは音楽!
ということでmixcloud聞き漁る。この2つが好きだった。



Ronny Jordanというギタリストを追悼したミックス。
名前をぼんやり聞いたことがあったけど、
曲を聞いて「あー知ってる」と思う曲がいくつかあった。
HIPHOP的なブレイクビーツとギターの
心地よいサウンドの最適解のような音なので、
春の今の感じとちょうどあって最高に気持ちいい。



こちらはLalah Hathawy がインタビューでゲスト出演。
全然ノーチェックだったんだけど、
去年リリースの「Honestly」っていう曲が超好き。
帰りの電車ではWeekndの新譜を聞く。
デビュー当時のアンビエント直系の頃は
かなりフォローしていたんだけど、
最近はあまりチェックできてないしピンときていない。
そして今回のEPもピンときていない。
ちなみに最近のお気に入りはWoogie。



韓国のh1ghr musicからリリースされていて、
韓国のR&Bのかっこよさにシビレまくりだし、
映画のようなPVもめちゃかっこいい。



先輩からお願いされたCCDをリッピング。
Windowsだと弾かれるらしいけど、
MacはCCD関係なく余裕で読み込んだ。
日本ではPCを作っているメーカーと
音楽を供給するメーカーが同じだから、
今でもアウトにしているのだろうか。
リッピングする行為はもはや前時代的かもしれないが、
俺たちパイレーツは決してやめない。

4月3日
東京ポッド許可局「TVBros論」
タコツボ化していく社会とそれに対する需要の話で、
とてもオモシロかった。
最近アップされた「シェイプ・オブ・ウォーター」の
菊地成孔の論評とも近い話で、
要するに広く浅く抑えているよりも
1つの専門性(オタク性)が評価される社会になっていると。
色んなものを雑多に食べている立場なので、
本当に好きなものを追求したいよなと思う。
まー簡単にやめられない訳だけど。
帰りの電車で横田創「埋葬」読了。


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「落としもの」めちゃ好きだったので過去作を読んでみた。
少年犯罪に巻き込まれた家族の話で、
最後まで読むとミステリなんだけど
半ば哲学のような問答と現実が入り混じっていて、
読んでいる途中の感覚はふわーっとしている。
自分と他人の感覚の違い、
そもそも何が自分と他人を区別しているのか、
とくに好きだったのはPAのシーン。
学生のころ、深夜バスの休憩で降りたときの
PAの雰囲気を思い出したし、
ここに登場する姉妹の描写がかっこよかった。
著作が少ないのだけど過去の作品は全部読みたい。
帰ってから粋な夜電波を聞きながらポキを作る。
マグロとアボガドを混ぜるだけで、
こんなに美味いのかよと毎回驚く。
夜電波はフリースタイルの通常運転。
Little Simzやっぱいいなーと改めて思った。
そのあと、アフター6ジャンクションをラジオクラウドで聞く。
タマフル終了と共にどうなるのか未知だった訳だけど
サタデーナイトラボが毎日あるような感じで、
全部追いきれない気がする。
久禮 亮太のスリップ特集が超オモシロかったので
本を読んでみようと思う。
毎日ゴリゴリIDPOSデータ触っている身からすると
身につまされるような話だった。
明日の朝、少し寝坊できるのでAbleton Live勉強。
録音できるようになった。
ただOSアップロードでPCの動作がカクカクする。
メモリ増強すればいいんだ!と思いついて、
色々ググりながら方法を模索したら簡単にできると判明。
そして、最初に買ったMacbookのメモリを
足せばいいやとふと思いついてMacbookバラして
メモリを取り出していざ付けようと思ったら
規格が合わなかった。
深夜1時にiMacが床にゴロンと置かれていて、
その姿があまりにも切なくてシュールだった。

4月4日
朝から打ち合わせ。
汗ばむぐらいの陽気で働く気が失せる。
戻って仕事しながらNTSの韓国&日本の
ヒップホップミックスを聞いた。


「It G Ma」は当然入っていたんだけど、
こういう視点なのかーとフレッシュだった。
さらにLeftoのWWFMミックスも聞いた。


まだ途中までなんだけど、
1曲目のKamaal Williams(Henry Wu)の曲が超かっこよい
Yussef Kamaalのアルバムも好きだったので、
今度出るアルバムもどんな感じなのか楽しみ。
ちなみにChildren Of Zeusとのセッションが
とにかく最高最高!view数少なすぎ!



帰路で最寄り駅に着くと駅前のサイゼリヤから
中学生が20人くらい出てきた。
何かの打ち上げなのだろうか。
春休みのお楽しみ会なのだろうか。
女子と男子がお互いを牽制しあっている様が微笑ましく
彼らにとって、このサイゼリヤの夜は刺激的なのだろう。
その高揚感に当てられて春を感じた。

4月5日
アフター6ジャンクションとSssion22の
デイリーで更新されるラジオをラジオクラウドで
朝にマックスで消化する。超忙しい。
今日も朝から打ち合わせ。
あまりに話が長過ぎて途中記憶が飛んでる。
戻ってからも打ち合わせの連続で疲弊。
さらに退職することで諸々面倒なことが起こり、
あーこの感じか、とまた思い出す。手のひらくるーん。
帰りに道玄坂でどっかで見たことあるなと思ったら
大阪のときの先輩だった。偶然会うの東京っぽい。
帰ってからは油淋鶏を作りながら、
アルコ&ピースのラジオを聞く。
最近聞き始めたのだけど、
お笑い芸人のラジオッ!て感じでオモシロい。
とくに今週はボイパのコーナーで、
笑い過ぎて死ぬかと思った。笑うの大事。
1日の終わりにこの曲でぶち上がって寝た。



4月6日
金曜日は新譜の日。
シカゴの新しい才能Sabaを聞きながら出社。


かっこいい音楽さえあれば、
あとは何でもよくなる、と菊地成孔がラジオで
よく言っているけど、いつもその通りだなと思う。
意地汚い大人の側面を今日も見た。
そう来るなら、こちらもそれ相応の態度を取る。
そこそこ遅い時間まで残業して新宿へ。
「ペンタゴン・ペーパーズ」を新宿ピカデリーで鑑賞。



森友問題との親和性があまりにも高くて、
権力は自分勝手にふるまうのに対して、
ストッパーになるのはメディアであり、
ひいてはそのメディアを指示する国民なのである。
という至極まっとうな話でオモシロかった。
メディアが権力の不誠実さを追い詰めていくところが
もちろん最もオモシロい部分なんだけど、
新聞という紙媒体への愛の溢れ方が特にアガった。
(活版印刷で新聞を印刷することの大変さよ!)
あとトム ・ハンクスとメリル・ストリープが
レストランで会うシーンにおいて、
皆が紙の新聞を読んでいる光景が異様に見えてしまう。
そのくらい皆がスマホを見ている光景が
当たり前になって久しいのだなとも思った。
海外ドラマ好きにとっては、
ブレイキング・バッド、ベターコールソウルで、
悪徳弁護士を演じたボブ・オデンカークが
大活躍しているのが最高最高だった。
公衆電話のくだりとか
「ソウルグッドマンまんまやん!」
と思ってニコニコしてしまった。
アメリカだと政治スキャンダルを題材にした
作品は結構多いんだけど日本は少ない。
森友の件がここからどこまでリーチするか
分からないけど、いつか骨太な監督に映画化して欲しい。
中目黒solfaにLeftoがDJで出演してたり、
渋谷ではINNITが開催されていたけど、
あまりに疲労困憊だったので帰宅。
アマゾンで発注していたMacのメモリが
届いていたので早速装着。これで12GB。
めちゃくちゃサクサクになったので嬉しい。
満足感とともに就寝。

4月7日
10時ごろに目がさめる。
メルカリで1品ずつ売ろうかと思ったけど、
面倒過ぎてこのままだと一生売れないと思い、
売ろうと思っていた本をざっとかき集めて
ブックオフで売った。
そのまま近くの超絶人気パン屋でパンを買い、
地元のロースターでコーヒー豆を買ったりした。
道中のBGMはTom Misch「Geography」
最高に気持ちよすぎる春にばっちりなグッドミュージック。



7inch Treeを見ながら優雅にブランチ。
ISSGUIとKOJOEの掛け合いラップかっこよかった。



続けてTVerで「宮本から君へ」を見る。
初回からめちゃくちゃ最高。
ディストラクション・ベイビーズ」の
真利子哲也が監督・脚本担当。
昔、原作を友人に借りて読んでいるのだけど、
数年前で記憶にないので新鮮に見れている。
1話のような合コンの設定はなかった気がする。
タバコのセクシーさは真利子監督の手腕。
ドラマ終わってから再読したい。
少なくとも原作はサラリーマンの人には全員オススメ。
飲み会前に新宿ピカデリーで「ワンダーストラック」鑑賞。



トッド・ヘインズ監督最新作で、
前作の「キャロル」が好きだったので楽しみにしていた。
センス・オブ・ワンダーの塊で童心に帰ることができるし、
トッド・ヘインズの造形の素晴らしさよ!
さらに分断していた2つの物語が、
思いもよらない形でエンディングに向かっていく、
構成の巧みさも見事で1本の映画で2度美味しい感覚がある。
1つは1977年の物語で、ある少年が主人公。
母を亡くしたのち、ある事故をきっかけに耳が聞こえなくなる。
彼がミネソタからNYまで姿を見たことがない
父親を探しに行くという話。
1977年NYという舞台設定がたまらなくて、
街中、歩いている人が恐ろしいほどかっこいい。
80'sリバイバルもまだまだあるけど、
70’s後期のかっこよさを再認識した。
作り込みが物語を強靭にしていた。
もう一方の物語は50年前の1927年。
こちらも耳の聞こえない女の子が主人公で、
父親との生活に嫌気がさし母親、兄貴を探し、
NYを訪れるという話。
モノクロのサイレント映画のような作りになっていて、
耳の聞こえない設定と呼応している。
どちらの物語も音楽が素晴らしく、
前者は作品全体を通底する
デビッド・ボウイ「Space Oddity」を筆頭に
当時のファンキーなサウンドで統一しているのに対して、
後者はクラシック系の音楽で
サイレント映画をぐいぐい前に進めていく。
様々な要素が対照的に配置されているものが
混じり合う映画的カタルシスは映画館で体感すべし。
飲み会まで時間があったので、
歌舞伎町の手前にあるドトールで
コーヒー飲んで時間つぶしてたら、
真横でマルチの勉強会やってて、
iPhoneいじるふりしながら聞き耳を立てる。
情報商材系のマルチのようで、
先輩が後輩に売り方を教える講座を開いていた。
先輩からの「とりあえずLINE40人な」
という弩級のパンチライン。
この後輩は学生のようで、
「お金よりも大切なものは無いのかい?」
とジジイみたいに問いかけたくなる。。
粋な夜電波ではよく聞くマルチの話が、
実際に存在するのだなぁと興味深かった。
そのあとは大学の後輩たちと飲み会。
一番年上というパターンはほとんどないので、
自分がいかにおじさん化しているか、痛いほど思い知る。
(とくにiPhoneへの音楽の同期)
1件目でサムギョプサルを美味しくいただき、
2件目はいつものようにSpincoasterへ。
その日入っていた店員さんがヘッズだったのか、
こちらで日本のラップの話をしていたら、
欲しいツボを押してくれるような選曲で最高だった。
他にも皆のおすすめの曲を知れたりしてよかった。
終電でマジギリギリの帰宅。

4月8日
比較的早めに起床して神宮球場へ。
連れ添いで野球を見に行く。
球場の中をうろついていたら、
まさかの伊賀大介と遭遇!
メルマ旬報でよく野球見に来てるの知ってたけど、
まさか本人に会うとは思わず興奮。
声かけようかなと思うものの、
チキンになってしまい声かけれず。。
「出会いに照れるな」精神を発揮すればよかったと後悔。
野球にそこまで興味なくても
球場で野球を見るという行為は楽しい。
老いも若きも1球の行方に一喜一憂している姿を
見るのが好きだ。(お酒を飲みながら)
東京近郊でいえばハマスタがベストで、
あそこのオリジナルクラフトビールはマジで最高最高。
16時ぐらいに終わったので、
江古田にあるパン屋で早めの晩御飯。
美味しいパン、ワインと焼き野菜で満足。
そのまま家に帰ってアメトーークとか
Tverで孤独のグルメを適当に見て寝た。

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