2013年6月8日土曜日

素敵な人生の終わり方



安定のジャド・アパトー作品。
おもしろかったです。コメディとしては超長いけど。
あと邦題は絶対間違っていると思う。
(原題はFUNNY PEOPLE)

アダム・サンドラーが余命幾ばくのコメディアン役。
彼は家族、友人もいない孤独な中、
セス・ローゲン演じる若手コメディアンに付き人兼作家を任せる。
仕事、生活をともにする中で、2人の間に友情が芽生えていく話。
いわゆる難病ものです。日本でも人気の高いジャンルではあるけど
アメリカの難病×コメディが僕は好きです。
同じくセスローゲンが出ていた「50/50」はかなり好きなので
まだ見てない人は、そっちを先に見てほしいす。
この2作の共通点として、難病が克服されてしまうところです。
亡くなってしまうところを終盤にもってきて
泣かしにかかってくるのが多いと思うんです。
本作は長い尺を使って、病気前後を描いています。
だからといって周りが露骨に変化する様子を描いてもいない…
それよりも本人が一旦死ぬかもしれないという
経験を経たあとの振る舞い方がおもしろいんですね。
生死に関わる映画の場合、いつも頭をかすめるのが
人生のプライオリティは果たしてこれで正しいのだろうか?ということ。
まさに、彼もその点で葛藤する訳です。
金、名誉、女、手に入らないものはないと思っていたけれど
死ぬかもしれないとなった瞬間に、これまで見えなかったものが見えてくると…

正直この辺の話はオマケ程度で、終始アメリカンコメディ感びんびん。
アメリカのTVとか映画についてある程度知ってないと
分からないギャグも盛りだくさんだった思います。
HIPHOPファン的にはRZAとEMINEMが
カメオ出演してるのがアガリましたね〜
とくにEMINEMが有名であることの苦労話するのがオモシロかった。

ポテチばりばり食いながら、コーラ飲んでゲラゲラする映画です。

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