2013年6月16日日曜日

まほろ駅前多田便利軒



正月ロードショーの録画を消化。
夜中に流し見で見てたら、どんどん引き込まれて
深夜になり、翌日の仕事に支障きたしました…つまり、良かった!
多田という男(瑛太)がいて、彼は駅前で便利屋を営んでいる。
そこへ行天という同級生の男(松田龍平)が転がりこんできて
奇妙な共同生活が始まり…という物語。

バディムービーなんですが、この2人の相性がイイ!
2人ともやさぐれてるけど、そのやさぐれ方が全然違う。
多田は精一杯生きてる上で、世の中にfitできない。
行天は真逆。フーテンで、世の中に期待もしていなければ
他人の目線も気にしない。
この2人の歪さが物語が進むにつれて、徐々に歯車が噛み合う感じ。
女性がほとんど出てこない、漢同士独特の距離感。
変に綺麗ごと並べないから、めちゃくちゃ好感を持ちました。
小学生がpusherっていう設定もナイス!
んで、その小学生も小学生なりにやさぐれていると。
そこから、親子の関係にフォーカスしていって
2人の親としての側面に物語がシフトしていく。
ここで、一気に話が加速していって、2人の立場が逆転する。
そのシーンの切なさたるや。。。
多田の独白もさることながら、行天がかける言葉の尊さ。
最近、松田龍平が出てるドラマとか映画よく見ます。
どれも演じてるキャラ違うけど、それぞれの世界観に
ピシーッとハメてくる。大好きな俳優の一人です。
もう少し、映画の尺を縮めても良かったとは思うけど
多田の抱える業を表現するには、物理的に長いことで
より一層際立ったのかもしれない。
日本の映画も面白いのは面白い。
ドラマverも見ないとな〜

※2013/11/12 追記
原作を読了。この2人をキャスティングした監督と
演じた瑛太氏&松田龍平氏にあらためてマキシマムリスペクト!

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