2019年7月22日月曜日

2019年7月 第3週

7月15日
海の日なのに寒いし雨降ってるし。
とくに予定もないので、植本一子のZINEを一気読み。
今回もめちゃくちゃに最高に「生活」の話だった。
日記をつけるコツについて言及しているところがあって、
一日の中で余白を設けることが大切らしい。
逆につけなければ1日がさーっと流れていくことが書かれていて、
まさしくその通りと思いながらも
日記を書く余裕が生まれない自分の日々の生活を見つめ直したい。
フェミニズムについて考えているくだりが興味深くて、
性差におけるどっちもどっち論について、
逡巡するのは僕にも経験がある。
ただ日々を生きていくだけでも、いかに豊かなのか、
手作りなZINEだからこそ伝わってくるものがあった。
ダラダラdayなので幸福都市をNETFLIXで鑑賞。



ブラックミラーっぽさありつつ、
台湾の映画でよく感じる湿っぽさが
存分に発揮されていた。
ある男の人生におけるある一場面を
遡りながら描いていくんだけど、
どれも「正しくない」ことばかり。
そういった瞬間こそが人生なのでは?
という問いが突きつけられているように感じた。
見所は中盤の一夜の恋物語のシーンで、
お互いの辛さが夜に昇華されていく様子がグッときた。
先に愛した人も面白かったし、
台湾のNETFLIX映画はこれからも追いかけて行きたい。

7月16日
FNCYのJ-Waveでの特別番組をradikoで聞いた。
アルバムはちょうどいい温度感で
本当に素晴らしかったし、
この番組もとてもオモシロかった。
それぞれの持つ独特の空気があって、
ゆるい時間がだらっと流れていく感じ。
レギュラーで番組やって欲しい。
とくに3人が番組用に提供したミックスがよかった。
最近はとにかく未知の新譜をひたすら聞きまくる生活で、
立ち止まってback to basicするような時間が
全然取れていないので、この感じのミックスは
逆にフレッシュだし、あんたも好きねぇ!な感じの
FNCYの面々の選曲が最高だった。
音楽に対して「偏愛」があるかないか、
ミュージシャンにとって大事なことだと思うし、
それは曲に滲み出てきてリスナーに伝わる。
HIPHOPはインスタントな音楽なので、
だれでも簡単に始められる点ではいいのだけど、
この年齢になってくるとインスタント系も
食傷気味になってきているので、
FNCYみたいな地に足ついたラッパー、
もしくはコレクティブの音楽が聞きたい。
(インスタントもたまに食べたいのあるけど)
夜は前回フラれた、でんでリベンジ飲酒。
焼き物のクオリティの異常な高さと
レモンサワー/バイスサワーで完全にキマって
いい感じに酔っぱらって帰宅後、即就寝。

7月17日
帰宅後、RIZIN Confessions最新回を視聴。



今回の大会は日本人同士の戦いが
過去最高にアツい組み合わせになっており、
それぞれが団体の威信をかけた戦いが
繰り広げられるので超楽しみにしている。
バンタム級四天王で誰が一番強いのか?
それぞれが各団体のチャンピオンで、
威信を賭けた戦いになるのがめっちゃ興奮する。
この総当たりの結果、一番強かった人が
堀口への挑戦権を得ることになると思うので、
もうどうなっちゃうの!という楽しみしかない。
ポッドキャストをアップロード。
ボリュームを稼ぐとSN比の都合上、
ホワイトノイズ乗ってくるけど
今回はそのまま出してます。
悪口聞きたくないと思われる人もいるかもしれませんが、
これが俺らの今のモードって感じなので、
聞いてみてください。クソダサいものはクソダサい。
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7月18日
仕事終わりに寿司屋へ。
以前に友人に教えてもらった圧倒的CPで、
めちゃくちゃ美味しい寿司屋。
四半期に1回ペースで来たいくらい。
前回泥酔したので注意していたんだけど、
今回もかなり酔っ払ってしまった。。
やっぱ日本酒がダメなのかもしれない。
隣の人はあがり飲んでいたから次はあがりにしよかな。

7月19日
行きの電車で三体読了。

三体
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劉 慈欣
早川書房
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中華SFで今目下話題の1冊、超絶怒涛の読書体験だった。
脳みそぐわんぐわんする感じ。とてもオモシロかった。
今年はSFを積極的に読もうと決めていた中で、
これを読めたことはその方針に拍車がかかりそう。
設定のぶっとび具合がとにかく最高だから
ここであんまりネタバレはしにくいんだけど、
主人公は科学者で地球外生命体とコンタクトする話。
SFなんだけどその要素だけに閉じないというか、
謎解き、社会派な要素もふんだんに盛り込まれ、
組み合わせの妙が炸裂しまくっているので、
それとそれ?!みたいな感動がたくさんあった。
終盤にかけて文明論という大きな話になって、
自分がもし同じ立場なら、どういった選択をするだろう、
という考えが起こるところも興味深いし、
読み終わった人同士が話し合って盛り上がるポイントだと思う。
あと2作もこの世界に浸ることができるなんて、
まだ死ねない理由の1つになるくらい僕は好きだった。
帰宅後、The Edge of DemocracyをNETFLIXで鑑賞。



現在ブラジルで極右政党が政権を握っているんだけど、
それに至るまでのブラジルの政治に関するドキュメンタリー
間接民主主義と直接民主主義について考えさせられる内容で、
とても興味深く見ることができた。
ボトムアップで景気が良くなることを
すでに現実社会で実現しているのがブラジル。
労働階級の人が政権につけば当たり前だけど、
労働者のために政治を行うし、
もともとお金持ちの政治家は決して国民の方を見ない。
その点では今の日本は完全に真逆の方向に進んでいる。
労働者や貧しい国民のために働けば働くほど、
establishmentはよく思わなくて、
ほとんど難癖に近い形で疑惑を被せて政権から退陣させられる。
国民が「大統領弾劾させるのは良くない!」と思うものの、
それを決めるのは自分たちが選んだ議員で、
彼らは自分たちの立場や利益を最大限に優先して動く。
それが国民にとって良くない結果に結びつこうとも。
じゃあ直接民主主義がいいのか?となると、
後半に出てくる極右政権はポピュリズムの塊で、
それに扇動された国民たちが国を排他的な方向に進めてしまう。
どっちもメリット、デメリットがあるわけだけど、
ブラジルの人たちは政治にコミットする姿勢が強いんだなと
左右問わずデモの勢いを見ていると思った。
選挙に行く、行かないの話もあるけど、
「未来は自分の手の中にある」という教育が必要な気がする。
自分で考えないと家畜と同じだからな、と言っておく。
そんなこともやもや考えてたら、
Queer eye S4が配信開始されていて、
1,2話と見てやっぱりself loveって大切だよなと心底思って就寝。



7月20日
平日受け取れなかったプライムセールで買ったものたちが
午前中に一斉に届いてホクホク。
今回は完全ワイヤレスイヤホン、バーミキサー、
テフロン加工のフライパンという
実用性を重視したラインナップ。
完全ワイヤレスイヤホンを早速使ってみたら、
ワイヤーがないということの偉大さに感動した。
ただ音質の満足であったり電子レンジのマイクロ波との干渉が
かなり露骨で、その辺りはまだ厳しい感じだった。
とはいえ、通勤で使えたらそれで十分って感じなので、
まーいいかなと。beats xとの使い分けをしたい。
Toy Story 4をTOHOシネマズ川崎で鑑賞。



製作開始がされたという話を聞いたときには、
まだやるんか〜と思っていたけど、
実際に出来上がった作品は圧倒的な完成度で超オモシロかった。
とにかくbe yourselfで自己肯定して自分の人生を生きろ!
というメッセージをピクサー、ディズニーの総力を結集して、
ぶつけてきていた。
誰かの庇護の下、それは会社だったり親だったり、
そこで生きていて人生楽しいか?
無限の彼方に行きたくないか?
どこまでも大人向けなメッセージでありながら、
見えている映像はシンプルな冒険/仲間/恋愛の物語となっている。
泣けたのはアンティークショップの女の子の人形。
自分が足りていないものを必死に何とか埋めたとしても、
思った通りにならない現実があるというくだりは辛かった…
WoodyもBuzzも当然活躍するんだけど、
Bo Peepが大活躍することが
何よりも今のポリコレディズニーの強さだと思う。
こういった映画を繰り返し見ることで、
世の中の価値観が変わっていくことはあると思うので、
徳の高いことをしているなと最近よく思う。
過去作好きな人からすると、
子どもに愛されてなんぼという価値観に反する部分もあるから、
納得いかないかもしれないけど、
もっとフレキシブルにいないと
今の世の中では生きていけないです、ということなのかも。
そんなメッセージを受け取って
ジーンと感動して劇場を出て携帯つけたら、
まったく同じような構図の宮本、亮の記者会見があって、
時代の空気が変わっていくんだなーと感じた。
言いたいことは自分で言うんだと。
そのあと、川崎の美味しいクラフトビールを飲んで、
蒲田で中華を軽くしばいて帰宅。
AbemaTVで会見をディレイで見ていたら、いつのまにか寝ていた。

7月21日
バーミキサーをはじめて使ってみた。
作りたかったのはRoi Choiのカルビ
The Chef Showで何回も紹介されていて、
特殊な材料もなくごちゃ混ぜにした液に
カルビをつけておいて焼くだけというシンプルなもの。
バーミキサーを実際使ってみたら、
その使いやすさに感動…
飛び散ったりするんかなと思ってたけど、
全然そんなことなくて瞬時に液状になっていた。
後片付けも据え置き型のミキサーに比べて簡単やし、
場所も取らなくてとても便利。
スムージーとか作ろかなーほんで走ったりしよかなー
そうやって健康マンになろかなーと、
こんな不健康塊人間でも思えた。
日記をだーっとまとめて書いたあと投票所へ。
なぜかクラシック音楽流れていて謎だった。
SNS上では投票に行った人が可視化されているけど、
実際の投票率をみると6割いくかいかないかとかだから、
僕が見ている世界は狭い世界なんだよな、
という当たり前のことをいつも感じている。
選挙に行きましょうというのは大前提として、
どこに入れるかが一番大事なわけで、
その話にならないのが政治が
根付かない理由なのかもしれない。
(僕もここで書いていないわけだし)
Queer eye S4をだらだら見たりしつつ、
夕方になってから初めてマッサージに行ってみた。
最近の肩こりのエグさが尋常じゃなかったので、
少しでも改善するなら、、、という気持ちで。
行ったところは韓国マッサージだったんだけど、
「こんな凝り方してる人は久々に見た」
と言われるくらいヒドい状態だったらしい。
営業トークで皆に言っているのかもしれないけど。
マッサージのスキルもさることながら、
トークスキルがハンパなかった。
美容院で話しかけられると話す気がなくなるような、
しょうもない話しかされないけど、
マッサージのおばさんの話は無限に尽きない。
ストレッチや運動することの重要性や、
あの店はやめとけ的なローカルトーク含めて、
めちゃくちゃオモシロかった。
術後は肩が信じられないくらい軽くなったんだけど、
全然取りきれてないから、すぐ来いよと言われて、
その辺の雑な営業トークも好きだった。
帰宅してからRoi Choiレシピのカルビを
Brunoで焼いて食べたら超美味しかった。
玉ねぎの効果で肉が柔らかくなるし、
オレンジジュースの酸味と糖分が
焼くといい感じに作用してて良かった。
BBQでジップロックで持ち込んだら、
その人の株は爆上がりするのでは?と思う。
選挙速報を見ながら自分の票が
死に票にならなくて良かったと思いつつも、
投票率の低さが信じられなかった。
これまで以上にミュージシャンを筆頭に
著名な人がさいさん投票をSNS上で促していたけど、
実態は変わらないという現実が選挙の結果以上にくらった。
2人に1人も切ってしまうだなんて、、、
この選挙結果を受けて、また勝手に色々進められるのか、
という絶望を抱えながら眠りについた。

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