2019年7月9日火曜日

2019年7月 第1週

7月1日
Youtubeのハイライトで昨日のF1のレースを反芻。
あのオーバーテイクは何度見てもアドレナリンが出る。
今回のレースの味が濃いから、
次のレースとかどうなるのか不安になる。
そのくらいオモシロかったなーと思いつつ朝の準備。
Lucid/Raveenaを聞きながら出勤。



南の島に行ったときに聞きたくなるような
極メロウなアルバムだった。
月曜日という仕事初日に聞いているけれど、
本当に仕事に行きたくなくなった。
どこかに出かけてベンチに座り、ぼーっとしながら聞きたい。
ここまで徹底して全体をレイドバックさせている、
アルバムはなかなか聞いたことがない気がする。
仕事中にはCASE STUDY 01/Daniel Caesarを聞いた。
歯ざわりのよいポップス方向に比較的振れていて、
この方向で良かったのか…と思ってしまう。



The Weekndの成功が念頭にあるのか、
それこそD’Angelo的な本格派路線に
進んで欲しかったのが個人的な希望だった…
余裕で1stアルバムの方が好きだ。
同時期に出てきたH.E.Rはどう見ていて、
彼女がどの方向性で次の作品を作るのかも
これで楽しみになった。全然本作と関係ないけど。

7月2日
通勤のお供はTwilight/Lady Alma



Mark De Clive Lowe がフルプロデュースした。
Broken beatsとハウスミュージック
Diva歌い上げ系ハウスとか何億光年ぶりに聞いたかな?
今聞くと新鮮だった。高揚するビートばかりで楽しい。
打ち込みとバンドのあいだの絶妙なバランスをとった、
Mark De Clive Loweのビートは常に新鮮に聞こえてよい。
仕事中に聞いたBADMIND/Donavonが
むちゃくちゃかっこよかった。



ブルックリン出身の23歳。
今月はこれを一番聞いているかもしれない。
特にMVにもなっているBadがかなり良い。



The InternetのSydのソロ作に近いフィーリング。
有名なんかと思いきや全然聞かれてないことに驚いた。
僕はApple Musicの今週の君へのオススメ、
みたいなので上がってきて知ったけれど、
こんな風に過小評価なアーティストって山ほどいるんやろな。
そういうアーティストはなかなか人力で見つけるの難しいから、
やっぱ機械学習によるレコメンドも捨てたもんではないのか。
仕事終わりにTOHOシネマズ有楽町で、
Spiderman Far From HomeをTCXで鑑賞。



Avengers後のMCU第一弾ということで楽しみにしていた。
アオハルかよ!と突っ込みたくなるようなストーリーで、
壮大なエンドゲームから身近なヒーローへの回帰という意味で
興味深く見ることができた。
ただ僕が最高最高と乗り切れなかったのは
敵の能力の設定にある。
ネタバレになるから書かないけれど、
テクノロジー的に色々無理があるかな、、、という気持ち。
それ以外のストーリーは甘酸とコメディの要素の
素晴らしいコンビネーションで何度も笑ったしキュンキュンもした。
(30過ぎのおじさんが言うセリフではない)
テーマとしては広義の意味でフェイクニュースとなっていて、
トランプがエンタメにもたらした
インパクトについて考えざるを得ない構成になっていた。
社会が荒めば荒むほどエンタメが充実するという
菊池成孔氏の主張が当てはまっているなー
というのを日に日に感じる。
日本ではなかなかそれが実現しないのがもどかしい。。。
(鬼太郎が攻めてるのはSNSで見かけた→リンク)
Back to basicなアメコミ映画なので、
見て得したな〜と思える、そんな映画だと思う。

7月3日
True detective S3が始まったらしく、
GOTラストシーズンを見ようと契約したStar channelで、
見れるので見始めた。



E1のつかみが抜群…迷宮入り事件の真相を探るという話で
どう転んでもオモロイやろという展開。
今ノリに乗っているMahershala Aliが
1980年/1990年/2015年で時間軸3つを演じ分けていて
見所がたくさんあって楽しい。
迷宮入り事件ものだと最後まで解決しないで
結末を放置するというパターンもあるけど、
この伏線が全部回収される喜びはいかほどよ!
と思うくらいに設定がオモシロいので是非回収して欲しい。
S1が信じられないくらいオモシロかったから、
それを上回るエンディングを期待している。
テラスハウスも毎週欠かさず見ており、
東京編っぽさが徐々に出てきてよい。
仕事に対してどういうポジションを取るのか?
自分の考え方を提示して人の考えを改めようとする、
ありがた迷惑展開が散見された。
前回の東京編は最初からそれがフルスロットルで、
顕在化しまくりだった訳で
現時点では最初の東京編には到底及ばないんだよなぁ。

7月4日
IQ2を読了。めっちゃオモシロかった。


IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョー イデ
早川書房
売り上げランキング: 19,931

推理小説はほとんど読まないんだけど、
1作目が抜群に面白かったので発売日に
新大阪駅のLibroで購入して色んな積読をすっとばして、
毎日電車で家で読みふけっていた。
ヒップホップ好きにとって西海岸は
2pac, Snoop dog Dr.Dre, Kendrick Lamarを産んだ、
ある種聖地になっている訳だけど、
その街の空気を味わえる小説なのがオモシロい。
しかも主人公はヒップホップが好きではないので、
上記の音楽が直接ガンガン出さずに街を描いていることが新鮮。
作品の中で直接言及されるのはJohn Coltrane/Ascension。渋~
今作からはドッドソンという相棒、
つまりホームズでいうところのワトソンの役目の人物が
本格的に登場してバディものとして魅力がより増している。
今回の敵はルサンチマンの塊であることが
終盤に明らかになるのだけど、その話が切なかった…
アイザイアはどちらかといえばイケイケ系で、
その敵に対してえげつない心の傷をつくるくだりがあり、
悪魔かよ!と思わず言いそうになった。
装丁が超クールなので紙で買うのをオススメ。

7月5日
仕事中に聞いたRevenge Of the Dreamers IIIが
マジでマジで最高だった。



ここ何年かで色んなクルーやコレクティブのアルバム出てる中で、
間違いなく後世に残るクラシックのやつ。無限ループで聞いていた。
Basの2枚目をスルーしていて、それを友達にオススメされて聞いたら、
想像以上にメロウな仕上がりで最高かよとなった。
そのあたりからJ.ColeだけじゃなくてDreamvilleに注目していたら、
今年出たAri Lennoxでブチ上がって本作にたどり着いた感じ。
ヒップホップに閉じていなくて、
きっちり音楽をやっているのがかっこいいと思う。
(つまりトラップ一辺倒ではないってことなんだけど)
ゲストも豪華でBuddy,DaBaby, Smoke Purp, Smino,T.I
Vince Staples, Ty Dolla $ignなどなど。
とくに1993のBuddyの回しっぷりには笑った。
聞いていて誰か分かんないけど、かっけーな!
というラッパーがたくさん入っているので、
このアルバムからdigしていくのも楽しそう。
帰りに丸善本店で好きな作家の本を買って
ホクホクした気持ちで家路に着いた。

7月6日
胃がずっと痛いので近くの病院へ。内科。
ほとんどおじいさんとおばあさん。
横のおばあさん2人組が土地の転がし方を話していた。
今の世の中はこんなものなんだろう。
おじいさんの先生で問診されるものの原因が分からなかった。
「君、ストレスたまらなさそうな顔してるもんな」
と笑いながら言われたのがハイライト。
病院を出たら通りが縁日仕様になっていて
何事かと思いつつ隣の豆腐屋で豆腐を買おうとすると
「晴れて良かったですね」とお店のおばさんに話しかけられた。
何かあるんですか?と聞くと七夕祭りが開かれるらしく
街の生活って感じだった。
そこで豆腐と豆腐ドーナツを買って帰宅。
家にいるときはそこまでダメな感じではなく、
少し胃が痛いかなくらいだったので外出してみたものの、
劇的に体調が悪くなってすぐに家に帰った。
家に帰ってきて座っていると何てことなくなったけど
原因が分からないし薬で回復するのか謎で少し怖い。
ご飯食べた後、Toy Story 3がTVでやってたので見た。



途中から話の内容を思い出したんだけど、
最初にクマのロッソがバズたちを赤ちゃんクラスにぶち込んで、
我慢しろというくだりは負の連鎖というか、
自分も経験したからお前らも味わえ的なニュアンスがあって、
どこの世界にもある文化なのかなと思ったりした。穿り過ぎ?
とはいえ赤ちゃんがバズたちをめちゃくちゃに
遊ぶシーン何回見ても笑ってしまう。
視点を変えれば世界は全く異なることの世界で一番分かりやすい例え。
4作目は初めて劇場で見ることになりそうだ。

7月7日
引き続き胃が痛い。
True Detectiveは配信されている分を全部見たので、
大事にしていたStranger Things S3の扉を開いた。



バリくそオモシロいからこのままだと
ビンジウォッチングしてしまうと
危惧して少しずつ見ることにした。
まだまだ序盤だから何とも言えないんだけど、
皆が完全にMall boyzと化していてTohjiへの追い風の吹き方よ!
知ってる答えなぞるだけだとしてもパロって何かやって欲しいな。
年に何回かくる読書欲が発動していて胃も痛いしひたすら本を読んでいた。

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