2019年5月20日月曜日

2019年5月 第3週

5月13日
Legacy!Legacy!/Jamila Woodsを聞きながら出勤。



Chance The Rapperを筆頭とした、
近年のシカゴのgood music 代表格のシンガー。
サウンド的にはジャンルレスな感じで、
彼女の声が乗ることでまとまっている。
要するに、
“I am not your typical girl
Throw away that picture in your head”
曲名が人物名になっているのもオモシロい。
Bettyで始まって最後の曲は同じ曲のハウスリミックス。
そこにシカゴハウスへの思いを込めているらしい。
あと興味深かったのがBaldwinという曲を作る際に
他人の立場から共感や暴力のメカニズムを理解するため、
MCバトルを見ていたという話→リンク
日本でそんな発想している人はいない気がする。
歌詞の内容がポリティカルな要素が強いので、
その辺も楽しみたいけど時間がない。
ニムロッド/上田岳之を行きの電車で読了。


第160回芥川賞受賞 ニムロッド
上田 岳弘
講談社
売り上げランキング: 4,125



芥川賞受賞作品で長らく積読していた1冊、やっと読了。
これまでに比べて落ち着いた大人モードの作品となっていた。
どういうことかと言えば、
SFそのものではなく文学の中のSFという構造にして、
それはあくまで象徴的にしか扱わない。
ゆえに今までのような世界観を期待すると、
少し肩透かしをくらったような気持ちになった。
ただビットコインと「ダメな飛行機」を主軸に据えて、
世の中における「価値」とは何ぞや?を
考えさせてくれるという意味ではオモシロかった。
ほとんど感情が見えないソリッドな文章ゆえに、
そこで見える最後の遠隔な三角関係がグッときた。
F1の本と漫画をジュンク堂で購入。
帰り道に大きな本屋があるのは本当に人生が豊かになると
いつも立ち寄るたびに思う。

5月14日
Green Balloon/Tank and the Bangasで出社。



Robert Glasper,Zeytovenが並列にある珍しいアルバム。
ジャケットがまずビビッドで好きだし、
トラップ〜ジャズまで今のトレンドを総ざらいした上で、
上手くまとまっているから末長く聞けるやーつ。

5月15日
早く帰ろうとしたんだけど、
ひどい電車遅延が発生していて全く帰れそうにない状況だった。
だから飲みに行くことにして丸ビルの鹿児島料理屋で飲んだ。
ご飯美味しいしクラフト焼酎なるものがあり、
それも美味しかった。
ただ完全に丸ビル価格だったので、
これだったら蒲田で飲んだ方がCPは高いなと思う。
ショバ代なのは重々理解しているのだけれども。
帰宅後Terrace Houseの新シーズンの初回をNETFLIXで鑑賞。



初回は雰囲気確認で、
その初見の印象からどれだけかい離していくのか?
そこが見どころなんだけど初回から香ばしそうなメンツで何より。
初めてリアルタイムで見るので毎週楽しみ。
見終わってからPodcastを配信した。
Endgameを完全ネタバレで話せたのが楽しかった。
それぞれのEndgame観ひいてはMARVEL論になるのがオモシロい。
今回からチャプター機能を導入しているので、
Apple PodcastやOvercastで聞いている人は
好きなトピックだけ聞くことも可能です。
どうぞよろしくお願いいたします→リンク

5月16日
今日は黒のチノパンで出社してみた。
会社内でビジネスカジュアルが定義されていて、
チノパンはOKとなっていることを知ったから。
会社外の人と会う仕事ではないから
全くスーツである必要性ない。
ビジネスカジュアルを定義している書類の中に、
お互いが不快にならないように、ということが書いてあって、
不快かどうかは人によるし
女性はTシャツで出社しているのに男性はダメ。
シャツはズボンにインしてください。
って何なんと思ってしまう。
口だけのダイバーシティはそこかしこに溢れている。
(とはいえ、とても快適に1日過ごすことができて良かった。)
通勤時はYou Can't Steal My Joy/Ezra Collective



leftoのmixで知ってから好きな新世代ジャズバンド。
Soil好きな人はマストでしょう。
FeatにLoyle Carner/Jorja Smithという
ロンドン勢を迎えているのも間違いなくて
素晴らしい内容だった。
ハード/メロウのバランスもいい感じで
読書のBGMにぴったりだった。
ロンドンのジャズは今誰を聞いてもかっこいい気がする。
会社帰りに髪を切りに美容院へ行った。
いつも土日に行っていたけど
平日の夜遅くまでやっていることを知り、
初めて会社帰りに行くとガラガラで良い。
別に指名はしていないんだけど、
切ってくれた人がこちらを認識していて怖かった。
見てる側だと思ったら実は見られてたみたいな。
友人もPodcastを始めていて、
更新されているかな思って覗いてみたら、
怒涛のように更新されていて、
主にフリースタイルダンジョンについてだった。
なんとなく惰性で見ている側からすると、
こんなビビッドに見ているのか!という驚きがかなりあった。
僕が勝手にダレているだけで
韻にフォーカスしてバトルを分析しているのはオモシロかった。
2人で話しているんだけど本当に好きな感じが伝わってくるのも良い。
最新回がR指定vs般若についてで、
見れてなかったので見てみると1つの歴史だった。
このバトルがテレビで記録されたことが凄い。
こんなに人気になるまでは
現場の限られた人しか見れなかったんだから。
その後は別の友人に教えてもらった、
Prime VideoのF1ドキュメンタリーを見終えた。



2017年シーズンイン直前のMclarenの密着動画。
MclarenがHondaのエンジンを採用したんだけど、
エンジンが上手く機能せず最悪なことになった。
その経緯を描いたドキュメンタリー
Maclarenとしては何の過失もありまへんねん、
全部エンジンのせいですねん。という言い訳があるものの、
今読んでいる本で知った通り、エンジンだけではなく
あくまで総合力がないとF1では勝てない。
結局Hondaは契約解除されるものの、
2019年今年はRedbullにエンジンを提供して、
ここまで良い結果を残している。
人のせいにするのは簡単だけど自分が本当にやり切れているのか?
と自問自答せざるを得ない。
ネガティブな内容だから見終わってから少し憂鬱になった。

5月17日
帰り道に聞いたIgor/Tyler The Creator良き。



前作が個人的には彼の最高沸点だったんだけど、
今回は前作とは別ベクトルでかっこいい。
Kanye Westが参加していて、その影響をかなり感じる。
つまりヒップホップから解脱しつつ、
その影響下にある新しい音楽みたいな印象を受けた。
(1曲目のドラムの鳴りでもう最高最高な訳だけど)
あとアルバムタイトルがIgorで
大学のとき使っていたソフトウェアと同じで
そこでも謎な親近感を持った。人の名前なのかな?
あとは方々で言われている通りヤマタツの
fragileのサンプリング?というかカバーも良かった。
家に帰ってから、水は海に向かって流れる/田島列島を読了。



水は海に向かって流れる(1) (週刊少年マガジンコミックス)
講談社 (2019-05-09)
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方々で話題の作品でやっと読めた。
(ネットで一部読める→リンク
前作の「子供はわかってあげない」から続く、
独特のテーマと空気感。日常なんだけど日常ではない。
他人同士が1つ屋根の下で暮らす中で、
1つの事件を軸として人間関係が転がっていくのがオモシロいし、
なんでもないシーンのセリフにグッとくる。
まだ1巻なので、これからどんな展開になるのか楽しみ。

5月18日
朝起きて昨日録画したDoctor Strangeを鑑賞。



何十年ぶりかにロードショー録画して見た。
とてもユニークなキャラクターで
思ってたよりはオモシロかった。
時間と空間をいじくりまくっちゃおうという発想は
映画そのものであり相性がいい。
とくにミラーディメンジョンのシーンは
映画館で見たらとんでもない迫力やったろなーと思ったり。
MARVEL映画のAvengersシリーズ以外だと
比較的スケール大きめでDCっぽさもある。
天才外科医が職業柄一番大事な手を失うという
強烈な挫折からのカムバック物語でグッとくる。
清濁併せ吞むというダークパワー?の設定も好きだった。
何よりも最高なのはラストボスとの戦いで、
勝てないけど永遠に負け続けてやるからな!
という完全ミーム案件なのが最高。
これを見た上でAvengers考えると、
天才同士の苦悩という点で
トニーと思いを通わせるのは納得できた。
夕方から高校の友人の
結婚式は何回出席しても楽しめない。
別に祝いたい気持ちがないわけではなく、
このバビロンシステムに何度出席しても納得できなくて、
祝い事だから、という建前のもとで何でもありな感じというか。
未だにこんなことでガタガタ言っているのが
大人になれていないと言われれば、それまでなんだけど。
とても豪華な式で久々の友人も多くて
深酒してなんだかんだ楽しんだ。

5月19日
二日酔いで全然起きれず。
DJ Khalidが新しいアルバムの曲のビデオを
しこたまYoutubeにアップロードしているのを見ながら、
だらだらと日記を書いている。
Rest In Power Nipseyなグッとくるものから、
バカかよ!最高かよ!なJLo案件まで。





DAZNをクレジットカードの枚数分×ヶ月で見れることを知り、
その結果見れるようになってF1を解説付きダイジェストで見た。
やっぱり解説付きで見ないと醍醐味を味わえないことを実感。
来週のモナコGPはリアルタイムで見てみたい。

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