2019年4月22日月曜日

2019年4月 第3週

4月15日
会社の帰りに買った進撃の巨人最新刊を読了。

進撃の巨人(28) (講談社コミックス)
諫山 創
講談社 (2019-04-09)
売り上げランキング: 82


ちょっと前まで完全に止まっていたけど
続きを読み始めたら劇的展開の連続で
目が離せなくなってしまい最近は最新刊を買っている。
今回も思わず声が出てしまいそうな、
強烈最悪展開からの大逆転がありぶち上がった。
なぜ人が憎しみ合い、戦争が巻き起こるのか?
というテーマをかなり深堀りしている漫画で、
それこそGame Of Thronesにも負けないコンテンツだと思う。

4月16日
Ventura/Anderson Paak.で出勤。



ご機嫌ミュージック連発で春の陽気にぴったり。
Oxnardから間髪入れずにアルバムぶっこんできていて、
たくさん作った曲をテイストごとに
それぞれまとめたって感じなのかな。
先行シングルのKing James(Lebron Jamesに捧ぐ曲)も好きだし、
FeaturingもSmokey Robinson/Nate Dogといった
まさかなメンツもあったりで飽きない。
一番好きだったのはBrandyを迎えてのJet Black。
前にライブ見たときはOxnardもリリースされていなかったので、
早くライブを見たいなーと思う。アレンジ凝ってるだろうし。
急に打ち合わせに呼ばれて途中から参加したら、
地獄絵図が展開されていて、喧々諤々といえば
聞こえがいいが自分の主張をただ繰り返し、
人の意見に耳を貸さない人たちの集団がそこにいた。
強烈なデジャブ感があるなと思ったら、
1社目のときに遭遇したシチュエーションと全く同じ光景だった。

4月17日
死の棘/島尾敏雄をついに読了。

死の棘 (新潮文庫)
死の棘 (新潮文庫)
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島尾 敏雄
新潮社
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結局1ヶ月近く読んでいたことになり、
内容も内容なので相当しんどかった。
浮気をした旦那のことを狂ったように
疑いまくる奥さんと子供2人の生活を旦那がつづった私小説。
当然浮気した旦那が悪いんだけど、
執拗に浮気の過去を掘り起こして繰り返し問い詰める。
その様子がひたすら描かれていて、
ちょっと退屈だなぁと思ったら
ダイナミックな展開が用意されている。緊張と弛緩。
男側の視点で書かれており、浮気した自分の過去について
開き直っているようにも見えるけど、
何度も蒸し返されたら辛いのも分かる。
去年か一昨年に奥さん側の視点の本がリリースされて、
かなり話題になっていたので、そちらも読みたい。
ただいかんせんボリュームが多くて、
こういったクラシック系の本を
時間かけて読むよりも新しい本をたくさん読みたい欲が
今は強くてこの欲求がどこかで臨界点を迎えて、
温故知新モードにならないかなと思ったりする。

4月18日
会社内に集中ゾーンみたいなのがあって、
それを初めて使ったらめちゃくちゃ良かった。
音楽聞きながら仕事できるし、
BOXみたいになっていて集中力が全然違う。
その時に聞いていたのは
HOMECOMING: THE LIVE ALBUM/Beyonce



昨年のCoachellaでのパフォーマンスが
NETFLIXで配信されると同時に
音源も配信されていたので先に聞いてみたら、
本当に最高すぎて超ぶち上がり。
単純なバンドアレンジではなく、
アカペラや打ち込みの音との親和性を極限まで高め、
曲から曲への展開も練りに練られていて、
ライブとしての完成度が異常。
マーチングバンドでライブするの考えたの天才で、
リズム隊の豊かさがとにかく際立つ。
ここまでのshowを作り上げるのに、
どれだけのエネルギーをかけていたのか。
さらにボートラでBefore I Let Goという
世界で一番好きな曲のMazeのカバーまで入っていて、
もう言うことないというか、ただただ最&高。
これ映像で見れるのが死ぬほど楽しみ。
完全にリフレッシュして戻ったら、
とんでもなく大きなトラブルに巻き込まれていた。
どうなるんだろうか。明日9時から会議。f*ck.

4月19日
久々に通勤ラッシュど真ん中で出社したら、
想像したとおりに地獄で本当に朝からテン下げ。
さらにダウナーな打ち合わせも午前/午後にあり、
来週は夜詰まっているから残業できないため、
先回りして仕事していたら遅くなった。
帰り道に聞いていた
Not Waving, But Drowning/Loyle Carnerが
めちゃくちゃ良くて、とくにSamphaとの
Desoleil (Brilliant Corners)が流れてきたとき、
人気の少ない高層ビルが立ち並ぶ夜の街と
びたーっとハマって少し泣きそうになった。



疲労困憊で帰宅したのち、
Homecoming: A Film By BeyonceをNETFLIXで鑑賞。



音源の時点で超かっこよかったけど、
映像が加わって最高の上の上にまで到達していた。
疲れも完全に吹き飛んだ。
音楽ライブドキュメンタリーでいえば、
夫であるJAY-ZのFade To Blackが
個人的な最高沸点だった。
だがしかし今回はそれが更新された。
人種(black)、性別(woman)という
ダブルマイノリティな立場を
圧倒的な歌唱力で打破していく姿はまさしく女王。
リハーサル動画もふんだんにインサートされていて、
双子を出産してメンタル的にもフィジカル的にも
ゼロからのスタートにも関わらず
Beyonceは一切の妥協なく、
あのステージを仲間たちと共に作り上げた。
それがよく分かるようなリハの様子や
プライベートの映像がかなり使われていて、
それも興味深かった。
(草しか食わねーからという極端なダイエット)
ライブアルバムから伝わってくる
音楽ギミックも相当楽しめたけど、
映像になるとステージングのギミックも山ほどあって、
頭がパンクするかと思うような情報量だった。
アメリカのエンターテイメントの
最高沸点なのは間違いないので、
1か月だけでもNETFLIX契約して見る価値がある案件。

4月20日
誘われて浅草方面へ。
ペリカンの食パンはとんでもない人気らしく
予約しないと買えなくて
ピックアップする時間も決まっていた。
蔵前方面へ行ってみるとおしゃれな店がたくさんあって楽しい。
SFで見たDandelion Chocolateがあったり
美味しいコーヒー屋があったり。
そのコーヒー屋が田町にも出店していて、
前のオフィスの眼と鼻の先だったらしく惜しいことをした。。
帰り道、寒気をビンビン感じていて、
帰宅後に熱を測ったら微熱が。。
風邪薬飲んで即寝したら全快。
The Handmaid's Tale S1を見終えた。
世の中にあるセクシズムをデフォルメして
SFのFMTで語り直した画期的な作品だった。
女性に対して残酷性をとことん発揮しているのだけど、
どれも過度ではないというか、
世の中には少なからず存在している事象というのが辛い。
つまり遠いSF世界のこととして割り切れない、
現実社会とガッツリシンクロしている。
そういったセクシズムへのカウンターを貫いて
サバイブする話としても滅法オモシロい。
GOT S7とこのシリーズ見るために
Huluの無料期間を使うのはかなりアリな話だと思う。
夜はPodcast収録。今回はワンテーマで語り倒す感じにした。
色んなテーマあったほうがリーチする幅は広がるんだろうけど、
内容としては薄まってしまう。
どちらもメリット/デメリットあるから、
好きなものはこういう感じで濃くやってもいいかなと思えた。

4月21日
昼前に起きるもののダラダラして選挙へ。
実はがっつり公明党地盤ということを最近知った。
組織票で潰されるだろう1票でも、
高い高い税金を払って得た投票権は無駄にできない。
帰りにまだ行ったことがなかったカレー屋へ。
マトンがトマトベースで結構美味しかったし、
とても繁盛している様子でそれが良かった。
カレーとか食べちゃって調子出てきて銭湯にも行った。
完全に仕上がったので、
ビール飲みながらゴロゴロしながら
Guava Islandをprime videoで鑑賞。



Childish Gambino主演映画で、盟友Hiro Muraiが監督。
(Coachellaのパフォーマンスは見逃してしまった…)
良い意味でも悪い意味でも当たり障りのない作品で、
とにかくパーティーは続けなきゃなと思った。
HIPHOPはRebel Musicであり、
民と共にある音楽こそが尊いのだという
至極真っ当な主張が美しい映像で説得力を増していた。
さらに続けてGrass Is GreenerをNETFLIXで鑑賞。



420に合わせて公開された大麻に関するドキュメンタリー
Fab 5 Freddyが水先案内人となりアメリカにおける
大麻の歴史、および合法化された現在の状況について
丁寧に解説してくれていて分かりやすかった。
昔は日本と同じような潔癖反応を示していた中で、
今となっては「ほとんど」の州で合法となってハッピー!
と一筋縄でいかないところが難しい話。
合法ビジネスで儲かっているのは白人の人たちで
もともと売買の中心にいたアフリカ系アメリカンは
合法化の恩恵に預かれないという産業構造としての欠陥が
行政側の許認可制のシステムの問題で発生している。
有色人種に対する搾取はここでも行われていたし、
合法化されていない州では未だに囚人数稼ぎに
大麻所持での摘発が後を絶たず
特定の条件を満たすと十数年の量刑を
くらってしまうこともあるらしい。
一番オモシロかったのは、
仲の悪い100人を部屋に閉じ込めて
大麻の煙をぶち込んだら、
みんな自撮りとかして仲良くなるけど、
仲の悪い4人を部屋に閉じ込めて
アルコールを与えれば死人が出る。
というSnoop dogのコメントだった。
HIPHOPと大麻は切っても切り離せない、
カルチャーと密接に結びついている訳だけど、
日本ではラッパーが大麻撲滅運動のCPキャラを担うという
これまたディストピア案件が発生している。
都合のいいときだけHIPHOP面して名を上げたあとに、
今度は公僕の犬に早変わりって、少なくともHIPHOPなんて
どうでもいいと思ってないと取れない行動だろう。
目先の金に目がくらんでプライドも過去もかなぐり捨てて、
自分を売るような人間にだけはなりたくない。

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