2018年8月27日月曜日

2018年8月 第4週

8月20日
Sofa King Friday聞きながら朝の準備。
今回は興味深い話が多かった。
50cent「21 Questions」は何回も聞いているけど、
さだまさし「関白宣言」と比較するなんて!
アレサ追悼でかけた曲も渋くて、
Slum Village「Selfish」
Kanye Westプロデュース曲で
これの元ネタがアレサの「Call me」という曲。
12インチも持っていたけど知らなかった。



もともと知っている曲でも
知らないこともたくさんあるし、
ヒップホップのオモシロさ炸裂していた回。
Diana Gordon「Pure」を聞きながら通勤。



なんとなくジャケ聞きしてみたのだけど良かった。
どんな人なのかと思って、
pitchforkのレビューを読んだ。
もともとEDMシンガーとしてデビューしていて、
名前を変えて仕切り直したらしい。
というのも彼女は
Beyonce「Lemonade」に収録された
「Sorry」のソングライティングで有名になった人。
とくにこの曲には話題になった以下のラインがあり、
それを書いたのがDiana Gordon。

He better call Becky with the good hair

今回のEPはオーセンティックなR&Bサウンドの上で、
家族への思いを綴っている。
サウンド的にはエコーでブリブリになっている
ベースが好きだった。
昼はセミナーで17時に終わったので、
図書館で本を返却して新しく1冊借りた。
帰宅後、粋な夜電波を聞きながら、
肉団子の甘酢ソース和えを作った。
先週聞き逃してしまったけど、
今週も再びのジャズアティチュード。
柴田元幸が東大の大学院生に
「NEWって書いてあるから新しいね」
と言い放った話がオモシロかった。
JOE ARMON-JONESが最後にかかって、
やっぱ今年これ良いよね〜と改めて思った。
そのままReplicant FMもまとめて聞く。



サマータイムの話はSession22でもチェックしていて、
その中で「サマータイムを五輪のレガシーに!」という
おじさんもいるって聞いて絶望的な気持ちになった。
さすがに立法しないと信じているけど、
これまでのゴリ押しスタイルのしっぺ返しを
こんな形で割を食うのかと思うとそれこそディストピア。
あと散々友人に勧められているけど放置している、
シリコンバレー見たくなってきた。

8月21日
Louis Cole「Time」聞きながら出勤。



とんでもないアルバム、これは。
本人はドラマーなのだけど、
メロディとドラムの組み合わせに既視感がなくて、
とても新鮮に思える曲が多い。
スクエアなビートに対する、
ピアニストのBrad Mehldauのフリーなピアノを
合わせた「Ral Life」、
サビで一気にドラムが弾ける「 Trying Not To Die」など。
Thunder Catも参加しているし、
シンセのメロディ感は「Drunk」と地続きに見える。
最高に好きだったのは「 When You're Ugly」の
以下のライン。ほんとそうだよ。

When you're ugly
There is something you can do
Called fuck the world and be real cool

仕事終わりに横浜スタジアム前の
パブリックビューイングで野球観戦。
野球は好きでもなんでもないけど、
夏の期間中、ハマスタの限定クラフトビールが飲める
ということを知って行ってきた。
IPA、Yuzu ginger、Lagerと飲んだけど、
どれも美味しくて超満足した。
球場横の芝生のある場所で皆が座って
モニターで野球を見ているのだけど、
いろんな人がいて野球のリーチしている客層の幅、
それだけ惹きつけるコンテンツ力すごいなと感じた。
どの局の放送だったかわからないのだけど、
実況のみで解説がいなかった。
さらに実況していたアナウンサーは
監督インタビューに備えるため、
試合途中で「私はここで失礼します」と言って、
最後は球場の音のみになった。それがとてもよかった。
試合はDNAが負けてしまった、
こんな美味しいビール飲ませてくれる球団なのに。
帰りに小腹が空いていたので
セブンイレブンにて野菜取れていないね、
ということでビビンバを買って帰った。

8月22日
今日は日本のラップを中心に怒涛の新譜ラッシュで、
とりあえず帰りにKREVA「存在感」を聞いた。



EPタイトル曲がリードで先に出ていて、
あんまり好きじゃなかったから、
期待していなかったけど、
「健康」という曲がめちゃくちゃ好き。
EP全曲ビートが最高なんだけど、
「結局結局やっぱりやっぱり最後は最後は健康」
ってめちゃくちゃ言いたくなる。
SUSHI BOYS、田我流なアプローチって、
あまりにもメジャーになっているから、
誰もツッコミ入れてなかったけど、
KREVAは前からやっていたよなと思い出した。
ちなみに彼の説教ラップという観点でいえば
後輩とずっと前に話したとき
「OASIS」というアルバムが一番怖いという結論に至った。
帰ってからトマトとバジルとモッツアレラの
冷製パスタを作り美味しくいただいたのち、
英会話テストをwebで受ける。
英会話教室前後に受験してレベルアップ具合を計るらしい。
テキストを読み上げたり、聞いたフレーズを要約したり、
短いストーリーを聞いて改めて自分の口で説明したり。
これがスマホ一台できる時代なのだから驚く。
結果はあんま良くなくて、胸ぐら掴まれて
「てめえの英語レベルは低いんだよ!」
と言われているような気持ちになった。
事前のテストだから、ここからレベルアップすればいい
と思い直して日々の勉強に勤しみたい。
「ウィスコンシン渾身日記」読了。

ウィスコンシン渾身日記
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日記が最近一番オモシロいと去年から思い始めて、
見かけたら積極的に読むようにしている。
本作は豊洲で映画を見る前に時間つぶしで
本屋を寄ったときに見かけてたまたま買った。
英語の勉強をしようとしている自分にとっては
とても支えになるような1冊だった。
旦那の海外赴任についていくことになり、
ウィスコンシンの語学学校で英語を勉強し、
その流れで大学の授業を聴講するようになり、
いろんな人と出会ったことが綴られている。
語学学校には世界各国から生徒がきていて、
簡単にいえばカルチャーショックの話なんだけど、
主語のないカルチャーギャップを聞かされるのは、
ただの豆知識になってしまうのだけど、
誰がどういうことを言った、こういう行動を取った、
この具体的なファクトがオモシロい。
これこそ日記の醍醐味。
なんとなく思いつく「海外あるある」ではあるけど、
やっぱそうなんだと自分の目で確認することって
実は重要だよなと思ったし、
なによりありきたりな日常を読ませる、
文章の力もかなり大きい。
内田樹のゼミ生だったらしく、
最後に内田樹との往復書簡も載っていて、
そこで展開されるエピソードも良い。
なぜ日記を書くのか?
それは自分の立場を少し俯瞰で見るための作業であり、
自分の精神を保つための作業であると彼は書いている。
他にも第二言語を学ぶことは
膨大な世界のアーカイブスにアクセスできる
キーを手に入れることというパンチラインも刺さった。
ちゃんと真面目に勉強しよう。
すぐ怠けてしまうから、そんなときに読み返したい。

8月23日
Kojoe「2nd Childhood」を一日中聞いていた。



前回とは打って変わってメロウな曲が多し、
本人が歌っているパートも多い。
「don't be mad」の冒頭のメロディがとても好きだし、
タイトル曲の80's JAM系サウンドって、
以外に誰もやっていなくてフレッシュに聞こえた。
生まれ変わりがテーマになっているのだけど、
変に安い芝居があるのはちょっと残念だった。
別にそれなくても音楽で十分説得できるのに、
蛇足にしか思えないというか。
仕事を早めに終えてから、
リキッドルームにて小袋成彬×D.A.N.の2マンライブ。
トップを飾ったのは小袋成彬だった。
シンガーのライブでバンドではないときって、
ポン出しのDJを用意することが多いと思うのだけど
完全カラオケでライブがスタートした。
しかもコーラスの声が入ったオケを使っていて、
ラッパーではよくかぶせ入っているオケ使うの見るけど、
シンガーでは珍しいと思う。
しかも全く話すことなくひたすらに曲が流れて、
歌っていく超ストロングスタイルで驚いた。
(結果、この日歌以外で彼の声を聞くことはなかった。)
もっと驚いたことは音源の再現能力というか、
1曲目の「Game」の一声からして、
CDと寸分狂わぬ声が聞こえて心底驚いた。
そして美しいファルセット。
あまりにも隙がなさすぎる、
そして強烈すぎる世界観で盛り上がるというより、
完全に見入ってしまうライブ。
あと思った以上にラップ要素強いアルバムだったんだな
とライブで生身の声を聞いて初めて感じた。
途中からギターとキーボードが入り、
半分バンドになってからは見た目として躍動感が生まれ、
Radiohead「Fake Plastic」のカバーも披露していた。
あと「Lonely One」の宇多田ヒカルパートの出だしを
彼が再現していて貴重なもの見れた。
(1曲だけ信じられないくらいダサい四つ打ちの曲が
あったのだけど、あれはなんだったんだ…)
ちなみに僕が好きなのは
「門出」と「Summer Reminds Me」
D.A.N.のライブは小袋からの抑圧(良い意味)から
解放されるかのような四つ打ちの心地よいグルーブ。
DJ的にシームレスに楽曲が変わっていく、
ドンと落ちてドーン!みたいなのがとても心地よかった。
ベースとドラムのあのストイックな感じは
好きになってしまうなぁ。
(ドラムの着ているTシャツは2Pacだったし)
D.A.N.も淡々とライブを進めていく形だったんだけど、
一度出だしを間違えたところがあって、
人間味が出まくったあの瞬間はとてもいい場面だった。
緊張しきっていた空間が弛緩されたかのような。
最近出たアルバム「Sonatine」の曲がたくさん聞けて満足。
帰りに恵比寿の駅前で蕎麦食って帰った。

8月24日
Budamunk「Movin' Scent」を聞きながら出勤。



Dogearからのリリースの割にラッパーは最小限で、
ビートアルバムに徹していた。
夏の暑い日に聞いていると、
まるで空気が歪んで涼しくなるようなサウンド。
mabanuaとのGreen butter編成も好きだし、
Cro-magnonの金子巧を迎えた曲も好き。
インストアルバムで捗る読書。
今日も午後からセミナー。
こんなにセミナー行っているから
僕から情報商材売りつけられるんじゃないかと
心配している人がいるかもしれないけど、
そんな心配は不要だ。真面目に勉強しているだけだから。
セミナー終わりに勉強しようと思い立ち、
もよりのスタバで英会話の授業の振り返りと宿題をこなす。
ボキャブラリーの向上、話すにはある程度フレーズ単位で
覚えることも必要だなと思った。明日の授業、頑張る。
勉強終わってからもコーヒー残っていたから読書。
結構重めの海外文学に手を出してしまったので、
電車以外の時間も読んでいかないと読み終わらない。
久々にスタバで本を読んだけど、
やっぱり家や電車に比べて圧倒的に集中できた。
読んでいる間はDorian Conceptを聞いていた。



変則的でガチャついているビート大好き。
メロディ、展開のエモさがどうしても抗えない。
帰ってからRIZIN Confession最新エピソード。
扇久保の覚悟をみて泣いた。
そのままNETFLIXで「最後の追跡」鑑賞。



「ボーダー・ライン」「ウインド・リバー」と見てきた、
テイラー・シェリダン脚本の作品でオモシロかった。
テキサスが舞台でもろに銃社会丸出し。
皆が銃をスマホのごとく携帯し、
街中で躊躇なくぶっ放す景気の良さが最高。
強盗を繰り返す兄弟2人が主人公なのだけど、
ヒールとは言い切れない苦いバックボーンがあって、
もどかしい気持ちにもなった。
警察側にジェフ・ブリッジが配役されているのも
いぶし銀な配役でシビれた。
終盤のロケーションを生かした銃撃戦の迫力は
アウトロー以来の山使いで最高だったし、
エンディングのお互いの緊張感よ!
NETFLIX値上げが発表されたけど、
これだけのコンテンツが一定量配信されているのだから、
値上げしても余裕で払わせていただきます。

8月25日
朝から英会話で品川へ。
今日はフィリピンの女性の先生で割と年配の人だった。
もともとフィリピンの大学で長く働いていたらしく、
とても授業慣れしていて分かりやすかった。
褒め文化というか、全然話せてないなーと思っても
「大丈夫!ディスカッションにも全然参加できるよ!」
と言ってくれるけど、根がネガティブだから、
本当かなとどうしても思ってしまう。
とはいえキュートという言葉が似合う女性で、
「ハロハロ大好きなんだけど、
日本人には甘すぎるみたいね〜」
と言っていた。かわいいかよ!
移動中に聞いていたのはVava「ヴァーチャル」



前のアルバムも去年にこっそり借りて
結構聞いていて今回のもかなり好きだった。
前作よりも抜けの良さがあってメロディが好き。
なんといってもハイライトは
「Genzitsu Feelin' On My Mind」
Chance The Rapperを思わせるホーンの使い方は
誰もやってそうでやってなくて、
それがなおかつかっこよく鳴っているのが最高だった。
午後は神保町で前の前の会社の人と勉強会があったので、
久々の神保町とあいなったのでキッチン南海へイン。
ジャンク度マックスで最高のカツカレー。
お腹いっぱいになって、でもまだ時間があったので、
ペーパーバックカフェでアイスコーヒー飲みながら読書。
椅子だけ用意しているスペースがあって読書が捗った。
その後、勉強会にてお勉強。
同じ事象でも立場によって考え方違うなーと感じた。
延長戦の飲み会まで参加した。
結構飲んだけどコーヒー飲みたくなって
乗り換え駅のドトールでコーヒー飲みながら読書アゲイン。
帰ってみると那須川天心と堀口恭司の試合が決まっていた。
大晦日まで待たないのが大胆なマッチメイクだなと思った。
さいたまスーパーアリーナ行っちゃうか!
と思いながら就寝。

8月26日
月末残り5日を残して久々に速度制限に引っかかった。
iPhone10になってぐりぐり見過ぎてしまったと反省。
ソフトバンクを解約してMNPの手続きをするため、
ソフトバンクに電話した。
番号発行するまでにお金の話めっちゃしてきて、
商魂たくましいなーと思った。
とはいえ携帯料金は目先のお金に振り回されずに
長期的ビジョンで考えるべしと思い振り切った。
学芸大学に美味しい限定ラーメンが
あるとのことで食べに行った。
まだ青いみかんを使った
すだちそばのような冷たいラーメンだった。
ただ混んでいて20分近く炎天下の中で立って並ぶのは
苦行でしかなく。並んでまで食べる食べ物って
世の中に一体どれだけあるのだろう。
もちろんラーメンは十分に美味しかったのだけど、
並んでいる間はその味に到達していないから
ただの苦痛でしかない。
だったら、そこそこおいしくて、
さくっと食えるのが僕は好きだ。
あまりにも暑いから近くのドーナツ屋で
アイスコーヒー買ってchillした。
この日は15時からMUROのインストアDJがあるらしく、
ドーナツ屋でMUROのDJ聞けるって
どんな都市の幸なんと思わざるを得ない。
店内のBGMはMUROのミックスCDで心地よかった。
そのあと、ぶらし自由が丘したのちに
よこはま動物園ズーラシアへ行ってきた。
夏の間限定で夜間営業をやっていて、
割と遅くまでたくさんの動物を見た。
駅からバスで20分くらいの郊外にあるので、
敷地面積がとても大きくて、
動物たちもとてもノビノビしている。
サファリエリアが圧巻で広いスペースに
キリンとしまうまとライオンが放し飼いされてて、
ダイナミックに動いていた。
というか、ここの動物園の動物は
サービス精神が全体的に旺盛で
人がいるとわざわざ前までやってきてくれる。
ビジネスをしっかりと分かってらっしゃる。
普段は夕方に閉まっているのに
夜まで働いているのを見て、
サービス残業ご苦労様ですと心の中で唱えておいた。
家に帰ってくるとみやぞんが完走していた。

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