2018年6月12日火曜日

2018年6月 第1週

6月1日
上半期終了そして今日から新しい会社。
旅行の余韻まだまだ残っているけど、
切り替えて仕事に邁進すべし。
今の家から初めての通勤電車は
サラリーマンだらけで久々の感じ。
白、黒、灰色の塊がゆさゆさと揺れ動いている。
前のときは時間が遅かったのと渋谷ということもあり、
サラリーマンから学生まで色んな人がいた。
紆余曲折あったけど、
このモノトーンの塊の一部に結局なるのかと思うと
それはそれで切なく自由は尊いなと思う。
会社につくとオリエンテーション続き、
いきなり会議に参加したりで、
あっとういう間に1日目が終わった。
今回の仕事は前々職と同じ業務内容なので
頭の片隅においてあった断片的な知識を取戻しながら、
仕事に慣れていかねばならない。
朝早い分、退勤も早いし以前より通勤時間が短いので
帰ってからの時間が長い。
昨日に引き続き、旅行中の録画を消化したり
Youtubeを消化したりした。

6月2日
起床してKanye Westのyeを聞く。



色々言動に問題はあるけれど、
少なくともサウンド面ではやっぱり別格にかっこいい。
歌詞は少しずつ楽しみたいな。
この解説もアルバムの理解につながるでしょう→リンク
レンタカーを借りて家具のもろもろを買いに行く。
最初は人生で初めてのIKEA。
ホットドッグで腹ごしらえして
小物関連を中心に色々と買い込む。
せっかく車を借りているので、
そのままニトリで買おうと考えていた
台所のラックを買いに行く。
しかし、店頭に在庫はなく取り寄せになるという。
それであればネットで買うわ!となるわけで、
わざと在庫減らしてEコマースにシフトしているのかな。
アプリでバーコードスキャンして商品登録できるし。
車で行ける外食と考えて久々にくら寿司へ。
念のためアプリで予約していったけど
時間が時間ということもありガラガラ。
(ただ品川店だけ15時時点で21時半しか空いていなかった)
100円で美味しい寿司食える日本最高。
ハライチのラジオで、
びっくらポンをギャンブルになぞらえたコーナーがあり、
それを思い出したりしていた。コーナー終わっちゃったけど。
さらにコーナンに立ち寄り壁面本棚用の板を見たり、
植物を見たりして1日で結構な量を買い込んで帰宅。
早速買ってきたものを組み立て/設置して便利になった。

6月3日
午前中にCracks Brothersのアルバム、
Hotel LynxのミックスCDが届いた。
Hotel Lynxはいつもの調子でグッドミュージック。
良い音楽がきっちりパッケージされていて、
どんなシチュエーションにも合いそう。
なんといっても僕の上半期ベストである、
Cracks Brothersのアルバムが最高すぎる。





MVカットされたD'Angeloを大胆に
サンプリングした曲も本当に素晴らしいのだけど、
一番好きなのは「Nation's Link」という曲。
クレジットを見るとほとんどの曲を
Febbがプロデュースしていて、
あぁもう新しい曲は聞けないのかと思うと悲しい。
午後は蒲田を散策。
御茶ノ水で働いていた頃によく行っていた
日の屋カレーがあって懐かしさあいまって
カツカレーを食べた。
Uber Eatsも導入しているらしいので、
これから大変お世話になる予感がする。
蒲田は駅中の高級っぽい感じと
駅前の商店街のド下町が混在していて、
カオティックな街で大阪に似ていて結構落ち着く。
商店街でリーズナブルな生鮮系を買って、
家で料理をして美味しくいただいた。
八百屋で買ったそら豆が1房に1粒しか入っていない、
詐欺そら豆で憤慨した。
ちなみにそら豆はグリルで焼いて
塩とレモンでいただくととても美味しいよ。

6月4日
システム諸々の導入ガイダンスを受ける。
色んなことが前時代過ぎて頭がクラクラした。
進んでいるところはとことん進んでいるけど、
進んでいないところはとことん進んでいない。
ITまわりこれでよく仕事回っているなーと思った。
期の途中でシステム差し替えになるらしいけど、
まだ半年くらいあるので慣れる必要があり面倒。。。
(IEしか使えないのもマジ辛い)
13の理由を見続けていよいよ佳境に突入。
かなりシビアな内容になってきていて、
全面的にレイプの話にフォーカスし、
加害者と被害者の立場を
リアリスティックに描写しているので、
見るのがキツい人もいると思う。
(#Metooと連動しているのかなと思う)
昨年読んだミズーリとかなり近い内容なので、
これが現実とマッチしていることが重要で知っておくべき。
単なるフィクションの世界ではないし他人事ではない。
ただ他の青春ドラマ群と並列にされると、
かなり異次元なドラマになっていることは確かなので、
評判が悪いというのも分かるかも。
若者というよりも、もっと広い層にリーチできると
確信しているからLAであれだけ広告打っていたのかも。
次のシーズンも絶対に見る。

6月5日
電車が遅れてギリギリに出社。
先輩方は朝早いので恐縮。
サラリーマンだらけの駅のホームで
1金色とピンク色の髪の色の女性がいて、
その色の対比に朝からハッとさせられた。
黙々と仕事をしながら、
少しずつ前々職の勘を取り戻しつつある。
ただ音楽聞けないのが思ったより辛い。
どんどん聞いていない新譜がたまっていく。
夜は映画を見るため久々に有楽町へ。
交通会館下のいつも並んでいる
ラーメン屋で晩ごはんを食べた。
映画まで時間があったので、
ミッドタウン日比谷でも見てみるかと思って、
そちらに歩いていると
見覚えのある腕のタトゥーが目に入る。
視線を上げてみると菊池成孔がそこに!
声かけようかと悩んだけど同伴者がいたので遠慮した。
シャンテで「レディバード」鑑賞。



グレタ・ガーウィグ監督最新作の青春映画。
リンクレイターのBoyhoodと通じる
青春の1ページの切り取り方が素晴らしいし多いに笑った。
大学入学直前の希望に満ち溢れた彼女の姿はとても眩しく、
もうこんな希望に満ちた世界を見ることはないのかと思うと
切ない気持ちにもなった。
一番刺さったのは家族との関係。
母親といがみ合うさまは、
とてもリアルで見覚えがあった。
この作品が好きなところは
主人公レディバードがとにかくずっともがいているところ。
自分の名前、家族、友人、進学、恋。
それぞれに対して、まっすぐにアプローチできる、
これぞ青春なんだなと思わされた。
役者陣も皆素晴らしく、
特に主人公の親友の女性版ジョナ・ヒルな立ち回りが最高。
あと、「君の名前で僕を呼んで」で好演していた、
エリオ役のティモシー・シャラメも出演。
とんでもないイケメンで良い役者なので
この先大ブレイクする予感がする。グサヴィエ・ドラン的な。
有楽町からの帰り、高架下の酒の自販機があるところで
いつもタバコを吸って帰るのだけど、
そこが以前にも増して酒盛りスポットと化していて、
皆が道にべたっと座って酒を酌み交わしている姿が
なんか良いなと思えた夜だった。

6月6日
今日も電車が遅れて時間ギリギリで出勤。
一番年下なのに一番遅く出勤している。
夜は赤坂で高級焼肉をワインとともにいただく。
たくさんの肉を安く食べるというより、
少量の美味しい肉を食べる年齢になったのだなと毎回思う。

6月7日
久々に仕事で大阪。
前まで東京駅から移動することが多かったけど、
今日は品川駅からの移動。
朝早いということもあるのだけど
東京駅に比べると味気ない。
コーヒーと朝ご飯だけゲトって乗車。
日記をざーっと書いて、あとは寝ていた。
BGMはKamaal Williamsのニューアルバム。
Yussef Kamaalがかなり好きだったので、
今回も間違いない内容。グルーブの渦。
ちなみにA$AP ROCKYの新譜も聞いてたけど、
ピンと来ていない派。



荷物が重いから新大阪のロッカーに預けて
JRで目的地に向かうものの、
新快速で目的地を通り過ぎていた。不覚。
1時間ほどメールチェックして昼食食べて、
午後はぶっとおしで打ち合わせ。
前々職で取った杵柄で乗り切れると思いつつも、
やっぱ勉強しないとダメなんだなと痛感した。
しかも大学時代に忌避してた部分だから、
面倒くさいけどやるしかない。
後輩と飲みに行く約束していたけど、
会社の人に誘われるがまま飲みに行くことに。
断りたい気持ちやまやまだけど、
村社会でそれはNGだから黙って従った。
けど結局行けばそこには色んな人がいて、
社会学におけるエスノグラフィーに近い感覚で
飲み会自体は楽しめた。結構飲んだので帰って即寝。

6月8日
今日も大阪で仕事。
実家から駅まで歩いて大阪の電車で
会社に向かうのはとても新鮮。
今日は1日中ぶっとおしで会議。
今の日本の空気ってこういうことなんだな、
と比較的若かった人と仕事していた
前職とのギャップを肌で感じた。
(良い意味でも悪い意味でも)
夜はそのまま懇親会で中華料理。
転職を繰り返した人間のみが味わう、
一生後輩という立場を今日も堪能した。
こうなるのは分かっていたので
大阪の先輩と軽く飲み直し。
その道中でSoundcloudにアップロードされた
jjjとKid Fresinoの曲を聞いて軽く涙ぐんだ。



先輩の店で良いレコードも買えたし
諸々近況の話できてよかった。
ちなみに買ったのはNúria Graham
「Does It Ring A Bell?」
履歴に基づくレコメンド機能も良いけれど、
やっぱり人にオススメしてもらうのが好きだし、
セレンディピティ大事にしたい今日この頃。
この日もベロベロだったので帰って即寝。

6月9日
早く目覚めたので大事に取っておいた、
13の理由の最終話を鑑賞。
この流れで一体どういう終わり方するのか、
とても楽しみにしていたのだけど、
なるほどー!と言わざるを得ない終わり方だった。
要するに、このドラマでは今の若者たちが直面している、
社会問題(というか犯罪)と真正面から
ぶつかっていくのだなという気概を見た。
確かに冗長な展開は見ていて飽きてくるけど、
この気概はどうしたって買わざるを得ない。
次のシーズンも絶対見る!
昼から電車でおばあちゃんの家へ。
駅で待ち合わせて駅近のデパート、スーパーで
夜ご飯のために買い出し。
おじいさん、おばあさんだらけで物価鬼高い。
家に着いてからはダラダラしながら、
おばあちゃんの話を聞く。
超バリバリ元気だった人が
突然痴呆になった話が色々衝撃な展開で、
世の中は複雑で家族の形は様々なことを思い知った。

6月10日
起床して新幹線で帰宅。
駅は修学旅行の学生でいっぱい。
ぼーっと歩いていたら人だかりができていて、
そこにいたのはリリーフランキー。
万引き家族のキャンペーンかな?
まだ見ていないし他にも見れてない映画が
かなりあって時間作らな。。
スタバでコーヒー買って
待合室でぼーっとしてたら、
今度はプロレスラーのオカダカズチカが。
新幹線に結構乗っているけれど、
こんなに芸能人に会うことは初めてだった。
新幹線は昨日の事件の影響もあり、
車内では警察官が巡回していた。
ポイント特典でグリーンだったので超快適な車内生活。
「サイコキネシス」をNetflixで鑑賞。



別に何が新しい訳でもないけど
人情系+サイコキネシスという組み合わせの妙。
世捨て人の父親が能力を手に入れて滅私奉公する、
その姿にはグッとこざるを得ない。
とくに目線を使った演出がよくて、
少しベタすぎるきらいもあったけど、
言葉で語らない映画の美学がそこにあった。
この監督はゾンビ映画の新感染を手がけたヨン・サンホ。
韓国はハードでリアルな映画が多い中で、
こういったSFの類も強くなってきたら無敵。
移動中は溜まった新譜聞きまくり。







とくにJorja Smithのアルバムは、
これまでの曲からもっとダンサブルなものが
多いかと思っていたけど、
思ったよりオーセンティックなR&Bで意外だった。
Kids See Ghostsはいわずもがな。
Kid Cudiはアルバムずっと聞いていると
しんどいけどfeatで入ってくるとちょうどいい。
あと先輩に教えてもらったSnail Mailが
ガールズインディーロック最高峰な内容で
これまた素晴らしかった。
帰ってきてタモリ倶楽部見てたら、
無印のインスタントカレー特集。
超美味しそうだったので
土砂降りの中ファミマ行ったけど売ってなかった。
でもカレーはあきらめられず、
他のインスタントカレーを買って食べたら、
それはそれで美味しかった。

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