2018年6月25日月曜日

2018年6月 第3週

6月18日
朝、家を出る直前に地震速報が出て、
また福島かなーとか思ってたら
大阪北部でしかも震度6弱で驚く。
実家に連絡したらテレビが倒れたくらいで、
そこまで被害はなかったようだった。
地震とは一生付き合い続けなければならない
国に生きているなと大きな地震が
起こるたびに思うし「想定外」という言葉は
もう聞きたくないなーと思う。
そして、このレベルの地震が起きても
会社に行かなければならないと思ってしまう
社畜根性はどうやれば拭いされるのだろう。
仕事を終えて粋な夜電波を聞きながら帰宅。
SPウィークでタブーを破っていくwith古谷有美アナ。
基本フリートークで合間にかかかった
J .Lamotta すずめ「Conscious Tree」が
かなりかっこよかった。



もろにいつかのエリカ様なニュアンスはあるのだけど、
エリカ様の活動があまり活発でもないので、
こういうの聞けるとうれしい。
(無類のDillaフリークらしい→リンク)
まだまだあるよ知らない音楽。
クイアアイのシーズン2が始まったので1話目を見る。



ここでも何度か紹介しているとおり、
超弩級のポジティブバイブス番組で、
最近なんだかなーと思っている人は
自己啓発本読むよりこれ見るのがオススメ。
自分の人生を主体的に生きようという気持ちになるから。
アメリカの社会問題も遠慮なくぶっこんでくるのだけど、
1話目はシーズン1でも取り上げたキリスト教。
このエピソードではキリスト教とLGBTという
さらに深く切り込んで描いているのがオモシロい。
キリスト教はLGBTを受け入れない、
というコモンセンスを皆が共有している社会を
変えていくには本当に1人1人の意識を変えるしかない
ということがよく分かる話で興味深かった。
文字で書くと野暮に見えるけど、
その野暮さ=ベタを乗り越えないと
明るい未来はやってこないよね。

6月19日
通勤のBGMはKanye West ミーツ Nasの「Nasir」



自身のアルバム含めて計4枚立て続けにリリースした中では、
そこまで。。。な内容だったかな。
個人的には「ye」と「DAYTONA」がぶっちぎりで好き。
Kanye West本人の言動がいけすかない中で、
Nasが最近のシビアな状況を歌うというのは解せない
という意見もよく分かるのだけど、
そのギャプにオモシロさを僕は感じている。
今日も今日とてセミナーを受けたあと、
前々職の上司と飲むために両国へ。
その道中で聴き始めた
The Carters「Everything is Love」が圧巻。



PVをルーブル美術館で撮影するという
想像の斜め45度どころではなく
90度くらいの鋭角さと楽曲の恐ろしいクオリティ。
現行シーンを意識したイケイケな「APE SHIT」
2人が得意とするホーン使いが印象的な「Boss」、
いなたいサンプリングの「LOVEHAPPY」など
バラエティ豊富なトラック群は
アルバムとして繰り返し聴いても飽きない。
ラッパーが歌うようにラップするのに対抗するかのごとく、
ビヨンセがラップするように歌う、
否、ラップしているのがとにかくめちゃくちゃかっこよい。
両国駅で降りて時間つぶしで散策してたら、
古着屋を見かけて入ってみたら激安だったのでシャツを買った。
この日行った両国のお店はもともと浅草橋にあったんだけど
最近両国に移転したそうで、いつもどおり美味しかった。
中国人の人が従業員で働いている目の前で、
「中国の人が自分の好きな店に来て欲しくない」
と言えるのはどういう思考回路なのか謎だった。
ワールドカップを見ていない非国民としての
空気を電車で共有しながら帰宅。

6月20日
早々に仕事を終えてTOHOシネマズ日比谷へ。
ミッドタウン日比谷へ行ったのが初めてだったので
色々散策したのだけど結局何があるのか、
よく分からないままだったし
回遊性を上げるための導線が移動しにくかった。
それはともかくプレミアムスクリーンで
「万引き家族」鑑賞。



数々の評判を目にしていたけど、
これは…!な仕上がり。超オモシロかった。
是枝監督のまさに集大成で、
今まで彼が撮ってきた映画の要素が
テーマ的にも映像的にも詰まっていて見応えがあった。
この内容で日本で大ヒットすることの意味は
めちゃくちゃ大きいなと思う。
それは今の政権が提示する家族観に対する
カウンターに間違いなくなっているから。
(監督は否定するだろうけど)
しかも安易なエンディングを持ってこないあたりも、
この物語は他人事ではなく地続きにあるのだ、
という監督の意気込みを感じた。
撮影、あの家のロケーション、細野晴臣の音楽、
どれも素晴らしいのだけど、
今回はそれにオンで乗っかってくる、
役者陣の力がめちゃくちゃデカいと思う。
とにかく安藤サクラ無双が過ぎる。
縁側、風呂といった家でのシーン、
取り調べ、刑務所、海でのシーン、
どれを取ってもスクリーンの中を支配する力が
あまりに強力過ぎて神々しくさえあった。
(その横にいる樹木希林との強烈コンビネーション)
これだけ見てもよいのだけど、
「誰も知らない」「そして父になる」を
合わせて見るとなお深い味わいになりそう。
是枝監督自身のノベライズ版もあるみたいなので
本も読んでみたいと思う。

6月21日
スパンクハッピーのインタビュー
菊地成孔と小田朋美による文章
webにアップされていたので読んだ。
久々に成孔文体に触れたわーという感覚と、
今の時代のスパンクハッピーはとても楽しみになった。
第一弾シングルの「夏の天才」は
スクラッチがいいアクセントになっていて、
とても好きな曲なのでアルバムが楽しみ。
夜はエセ青椒肉絲を作り、ご飯を食べながら
プライムビデオにある「バチェラー」シーズン2を見た。
もう5話くらい見たのだけど、
金と見た目で人のことを好きになれて、
それを見られて大丈夫という根性すげーなと思うし、
ギョッとするような事態が起こりまくるのが見ていてオモシロい。
仕込みかよというくらいツッコミたくなる要素が多く、
リアリティショーはツッコミ社会の現代と
すこぶる相性がよいなーと思った。
シーズン1は見るかどうか考え中。

6月22日
午後から缶詰でセミナー。
場所が王子だったのでKOHHを聞いていた。
古びないなーと思うし「結局地元」が響いた。
前の会社の先輩を会場で見かけたけど、
なんとなく声をかけることができず。
飲み会まで時間があったのでスタバで時間をつぶす。
駅前のテラス席に座り、
華金に浮かれるサラリーマンを
夕焼け越しに見ながら、ぼーっとしていた。
会社の飲み会は営業の人との飲み会で、
ほとんどプロパー社員かつ皆若く、
かつほとんど知り合いがいない状況で
このノリにはついていけねーと思い、
ワインを飲みまくって何とか乗り切る。
そのあと2次会にカラオケに行くという地獄が
待ち受けていて、しれっと帰宅した。
大学時代に自分が避けていた人たちが
やっぱり社会のマジョリティーで、
今まで気づいていなかったけど、
周りに恵まれていたのかもしれないと思った。
ゲイの人のことを平気で「ホモ」と言っている
場面を見てしまって自分が気にしすぎなのか、
日本の社会ってこういうものなのか、
こないだの中国人の件を含めて分からなくなった。
帰宅して洗濯物を取り込みクイアアイを
1話だけみてそのまま寝てしまった。

6月23日
昨日の酔いも残る中、宅配便で起こされる。
バルミューダ様が我が家に到着。
パンを切らしていたので近くのスーパーで
パンをゲットして早速焼いて食べてみたら、
とても美味しかった。安いパンと思えないくらい。
日本の技術は偉大ですねと言いたくなる。
続いて洗濯機も届いて新生活感。
午後はCommon「Be」を久々にレコードで聞きながら、
日記を書いていた。最初に買ったレコードで
とても思い入れがあるし、
Kanyeのサウンドプロダクションはこの頃が一番好きだ。
「宮本から君へ」11話を見る。
すっかりサラリーマンエレジーな展開が
ここ数週続いていて、仕事って大変だし、
いろんな人が関わって世の中が成立しているな
という至極当たり前のことを実感した。
そっからひたすらクイアアイを消化して
シーズン2全部見終わってしまった。。悲しい。。
部屋を整理整頓することから始めよう。
(未だに本のダンボールを1つも開封していない)
朝買ったマグロのかまを炙って食して、
夜はTOHOシネマズ川崎で「デッドプール2」



めちゃくちゃ自由で最高に楽しかった。
冒頭から飛ばしまくりで、
大事な人物を亡くしてしまう脚本への
デッドプールの恨みつらみを
007のアバンタイトルオマージュで見せてくるなんて!
ギャグとバイオレンスが
そこかしこに埋め込まれていて展開も超早いけど
かなり見やすく整理されていると感じた。
最高に笑ったのは足ちぎられたあとに、
チームを結成するシーン。超くだらなさすぎた。
テーマは私的復讐の是非で、
ヒーローが抱える問題として
繰り返し取り上げられているもの。
真面目な展開からの落差が最高にオモシロかった。
(インド人タクシードライバーのwannabeな狂気)
監督がアトミックブロンドのデヴィッド・リーチだけど
そこまでアクション新次元感覚はなかった。
ただ、音楽とアクションの素敵なマリアージュは
さすがの手腕を発揮していた。

6月24日
起床して久々にmixcloudを開いて、
dublabの橋本徹のミックスを聞く。



今回も知らない新譜大量発見で目から鱗。
どこから情報仕入れているのかと毎回思う。
Tiny Desk ConcertのJorja Smithのも
アコースティックな感じで素晴らしかった。



午後からは自転車で家の周辺を徘徊。
美味しいパン屋や安いスーパーが見つかって、
ローカルな東京といった趣の街並でナイス。
ネットでこの書き起こしに遭遇して、
「うわぁ」という気持ちになった。
ターンテーブリストは当然リスペクトするけど、
こんなこと言われちゃうと
音楽好きじゃないんだろうなと思ってしまう。
でも「みんなちがって、みんないい」
ご飯食べながら池の水抜く番組を
なんとなく見ていたのだけど、
外来種を池から軒並み駆除していく姿を見ていて、
レイシズムってこの感覚なんだろうなとふと思った。
掃除して綺麗になって気持ち良いという感覚で
人気なのかなと今まで考えていたけど、
「浄化」作業に快感を覚えているのかもね。
多様性と秩序の関係性は常に難しいけど、
考えるの放棄して秩序だけを追い求める稚拙さは
生き物だけにして欲しい。
深夜にサッカーの中継を見た。
いきなり先制されてやっぱ厳しいのかと思ってたら、
あっというまに同点となり前半終了。
後半始まってすぐに点を取られたところで
もうダメだろと思って寝ようとして
ベッドで携帯見てたら同点になって
再びTVの前に戻って観戦し試合終了。
結局ドローで終わった。どうなるのでしょう日本。

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