2018年3月20日火曜日

2018年3月 第3週

3月12日
森友問題が想像を超える展開になっていて絶句した。
問題発覚当初、ゼロ回答を続けたのち、
やっとのことで提出された文章が
「改ざん」されたものだったなんて。
しかも「改ざん」のレベルがほぼ別物というくらい。
さらにそれが決済済みの書類なのだから信じられない。
これを「書き換え」と呼んで何とか誤魔化して
乗り切ろうとする神経も信じられない。
辞めること=責任取るとは普段あまり思わないほうだけど、
これで辞めないなら何やってもOKでしょ。
事後調査が第三者ではなく、
改ざんに手を染めた当事者が進めるのも信じられない。
改ざん不可、保存期間延長と情報開示の透明化について、
確実に立法して二度と起こらないように仕組み化して欲しい。
仕事中はPUNPEE「Modern Times」の
オーディオコメンタリーを聞いていた。


シングルでいかにバイラルヒット作れるか、
というトレンドの中でアルバムで作ることの意味、
ストーリーテラーとしてのPUNPEEの才能がよく分かった。
印象的なのは、MDを友達に配るような感覚で、
音楽が広まっていって欲しいという話。
今の時代はそれがプレイリストなのだろうな。
帰宅後、料理しながら粋な夜電波を聞いた。フリースタイル。
オープニングでかかっていたニューソウル超かっこよかった。
日記を書きながらNW9、報道ステーションと
立て続けに見るものの食い足りず。
色々と怒りの気持ちを書いたものの、
今どんなエンターティメントよりも
オモシロいと思ってしまう矛盾を抱えている。
政権がこれまで散々揶揄し続けた
朝日新聞からのカウンターが想像以上の破壊力なのだから。
スポットライトみたいに5年後くらいに映画化されて欲しい。
そんな胆力ないし需要がないか。

3月13日
仕事の丸投げが多くて憂鬱。
とりあえずボール投げとけ的なぼんやりした仕事。
帰りに喫煙所で煙草を吸っていたら、
ヤンキーが2人乗りしながら
尾崎豊の「I Love You」を歌いながら
目の前を通り過ぎていった。

3月14日
気温ぐんぐんグイグイ上昇。
出かけのタイミングで上着なしと判断して
外でたらコート着ないだけで、
体が身軽になり春の訪れを感じた。
朝の準備中、通勤中にSession22の森友学園特集を聞いた。
過去の国会答弁、籠池さんのインタビューを交えた、
論点整理と虚偽の横行っぷりがよくわかった。
何が問題かわからない人は、
これ聞くだけで流れが分かると思うのでおすすめ。
政治に興味持っていない人が多いから、
こんな舐めたことやられてることに気づいてほしい。
すべてが明らかになるまで興味を持ち続ける姿勢が
何よりも大切だと本当に思っているので。
今日はホワイトデー。貰った分のお返しをする。
バレンタインとホワイトデーの文化を
同調圧力に思ってしまうぐらいにひねくれている。
それなりのものをもらうと、
それなりのお返しをせねばならなくて、
インフレ化しているような気がするのだ。
仕事中はJamma Deeのミックス。
cosmopolyphonic radioのゲストミックスで存在を知った。
(Joyce WriceのRemixもナイスな仕事!)



R&Bからハウス系への移行がめちゃスムーズでかっこいい。
とくにRunawayのハウスリミックスが超イケてた。
帰ってご飯食べながらFDを見る。惰性の塊だった。
初代のときよりもチャレンジャーの技量に
番組のオモシロさが依存しすぎていると思う。
口直しといわんばかりに
BES & ISSUGI「Boombap」のPVを見た。
あまりにもかっこよすぎて3回繰り返して見た。



なんとなくミックス作りスタート。半分くらい完成。
DOMMUNEのアーカイブを見ながら就寝。

3月15日
仕事中に聞いたLeftoの新譜ミックスが超よかった。



新譜のアンテナばきばきの状態だったので結構回復できた。
とくに好きだったのはPhonte
Foreign ExchangeとかThe Rootsを含めた客演仕事で
名前をよく見かけたのだけど久々のソロ作が調子いい。



家に帰ってからNETFLIXで「ラブ」を見た。
いよいよ後半にさしかかっているんだけど、
ファイナルシーズンはやや失速気味か。。
サイドストーリの構成比が高すぎたかもで、
肝心のメインの2人の物語がやや希薄。
とか言いながらも最後まで見るんだけど。
ドラマ見るの飽きたので、
2017年好きだったアルバム系のミックスを
取り急ぎ完成させてみた。
相変わらずBPMの奴隷なので自由に作りたいところ。
バウンスしながら就寝。

3月16日
昨日作ったミックスを聞きながら出社。
ええやないか、ええやないか。(自己評価過大)
しっくりくるタイトルが思いつかないため寝かせる。
金曜日は新譜の日。この2枚が好きだった。





仕事を定時ダッシュして5lackのワンマン@リキッドルーム
1月にJoey BadA$$の前座のときに初めてライブを見て
「適当」とは程遠いしっかりした
パフォーマンスだったことも記憶に新しいのだけど、
今回のライブはさらに素晴らしくて感動した。。。
新旧のヒットを織り交ぜつつ、ゲストもてんこ盛りで
キャリアを振り返るようなライブ構成。
大きく分けて2部構成になっていて、
すべてというわけではないけど
前半は東京にまつわる曲が多く、
後半は福岡に向かう飛行機の
搭乗アナウンスから始まるという仕掛け。
(後半のスタンドマイクを使った
パフォーマンスがかっこよかった。)
5Oとしてのリリースがあったばかりなんだけど、
そこからの曲は「もういい」のみ。
ただこの曲の鳴り方が本当にハンパなくて、
OLIVE OILぶっちきりかよ!と。
さらにこの曲の5lackのビートへのアプローチも
このビートをこんな風にラップできるのか!
と改めてライブで見て感動した。
ゲスト陣も豪華で、Rudeboy Face、
ISSUGIを迎えてのSICKTEAM、
JJJ with Kid Fresino、
GAPPERを迎えてのPSG、KOJOE。
Rudeboy Faceはまさかの1曲目で度肝抜かれた。
この曲はBudamonkトラックに
Rudeboy Faceを招くという
5lackのプロデューサーとしての
審美眼がよく分かる曲だと思う。めっちゃ好き。
ISSUGIとのSICKTEAMは超タイトなステージング。
ぶれずに自分の好きなもの信じるものだけ、
突き詰めてきた男たちの生き様が出てた。
JJJとの「HPN」ではKid Fresinoがステージに登場した。
直接言及するわけではなかったけれど、
誰に捧ぐ曲なのか考えればどうしたって目頭が熱くなる。
ISSUGIとのSICKTEAMは超タイトなステージング。
ぶれずに自分の好きなもの信じるものだけ、
突き詰めてきた男たちの生き様が出てた。
PSGはPUNPEE「Straight outta bullet 」からの、
「愛してます」でぶち上がり。
昔の曲を生で聞けたこともとても嬉しくて、
当時大学の仲間と聞きまくってたことを思い出した。
5lackの曲をまとめてライブで聞くと、
メロディセンスが本当に素晴らしいなーと改めて思う。
ワンループで派手な要素がなかったとしても、
メロディとフロウで魅力が増している曲が多い。
次のアルバムはいつ出るのか分からないけど楽しみ。
帰りにライブに来ていた松田龍平とエンカウントして、
その神々しいオーラに圧倒されてから帰った。

3月17日
誘われるがままにビクターロックフェスへ。
近年のビクターの躍進が凄まじいものがあって、
今回のフェスも豪華なので参加した。
着いてすぐに見たのは、
never young beach、Yogee New Waves。
2ステージ制で交互に見に行くスタイルなんだけど、
朝イチに似たような系統のバンドを
続けて見させるビクターに悪意を感じる。
結論、Yogeeのほうが好きだわーと思った。
リファレンスにしている音楽の違いなのかな?
誰か音楽理論的に解説して欲しい。
次はSoil & Pimp Sessions
元晴が抜けてから初めてのライブ。
どんな感じなのかなーと思っていたけど
相変わらずの勢いを持ったデスなジャズで最&高。
タブゾンビのTp片手吹きは何度見ても上がらざるを得ない!
ぼくりり参加の「罠」Rhymester参加の
「ジャズィ・カンヴァセーション」を
立て続けに披露していたけど、
やっぱりぼくりりは好きになれないし、
Rhymesterのキングオブステージっぷりが圧巻だった。
そのRhymesterは最新アルバムの曲が多い構成の中、
DJ JIN 2枚使い→KUFUの展開が生で聞けてよかった。
(Mummy-Dバースは「廻し蹴り」仕様)
この日の目当てのひとつだった
KICK THE CAN CREWは
30代おじさん嬉ション案件で
往年のヒットシングルのつるべ打ち。
13,14歳で好きになったアーティストを
約15年越しに見るという感動。
(「TORIIIIIICO!」「イツナロウバ」とか
まさか過ぎて笑った。)
当時は歌詞の意味をそこまで理解してなかった分、
sayonara sayonaraがとても真っ当で
ポジティブなことを歌ってて良かった。
フェスの醍醐味は知らないアーティストに
出会えることだと思っているのだけど、
そういう意味で一番の出会いだったのは雨のパレード。
80’sオマージュビンビンの曲があって相当アガッたし、
ストイックなドラムとシンセの素敵なマリアージュ。
ただサビがもろにJなノリなので残念な気持ちになる。
そのJと80’sの混ぜ方が抜群なのがレキシ。
ライブ中に稲穂を振るという文化があるらしく、
会場で稲穂を持った人が大量にいて異様な光景だった。
アドリブ地獄とそれに呼応するバンドのレスポンスが
とにかく抜群でふざけているけど、
曲めっちゃいいというギャップが最高すぎた。
大好きな世襲制の曲「KATOKU」も聞けて感動。
最後はGRAPEVINE。
新しいアルバムは好みな曲が多くて楽しみにしていた。
ベテランの貫禄が凄まじく超かっこよかった。
気をてらうことなく自力の強さがビシビシ伝わってくる。
ギターディストーション系のサウンドは
普段そんなに進んで聞かないのだけど、
ライブ踏まえて改めてアルバム聞けば印象が違うのだろうな。
やり続けている強みをここでも改めて感じた。
だらだらと書いてきたけど、
この日一番驚いたのはオレンジレンジ。
僕らの世代にとってはミクスチャーヒップホップの
懐メロになっていると思うんだけど、
ロックバンドへとシフトし、
完全に世代入れ替えに成功していた。
こういうの見るとタコツボ化が進んでいることを実感する。
実際、オレンジレンジクラスタの若い子のグループが
キックの懐メロだらけのライブから途中離脱したのが印象的。
事件は現場で起きているし、
それを体感することが大事だなと思った。

3月18日
昨日の疲労が全く抜けないので近くのスーパー銭湯へ。
入浴→サウナ→生ビールという
最高のコースでリラックスできた。
帰ってから友達にレコメンドされた
NETFLIXの「クィアアイ」の1話を見る。



昔からあるリアリティショーで
NETFLIXでメンバーを新たにリブートしたらしい。
メンバーとしてゲイ5人をに迎えて、
「イケてない」男性を「イケてる」男性に生まれ変わらせる。
これがあまりにも素晴らしすぎて…めちゃめちゃ感動した。
5人はファッション、インテリア、料理など、
それぞれがプロフェッショナルな領域を持ち、
男性を改造していくというもの。
この番組のオモシロいところは外見だけではなくて、
その人が今の状態に至る経緯、背景をふまえて
内面から入れ替えていこうとするところが興味深いし、
卑屈ネガティブの塊の僕にとっては
身につまされること山の如し。
もうすぐ4月だし新たなスタートに向けて、
ステイポジティブで3月を乗り切りたい!

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